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ひとりぼっちのヒヨドリ その29
前のお話 ➡ ひとりぼっちのヒヨドリ その28
親心?
3月になったら急に春めいて、
庭先に福寿草のツボミが頭を出し、
黄水仙もヒヤシンスも
秋に花が咲く小菊たちも一斉に芽を出して、
チューリップも数本 芽を出した。
ひよちゃんは毎日やって来る。
テリトリー争いなのか、
どっちが追いかけてるのか分からないけど
時々猛スピードでひよちゃんとこの辺りを飛び回ってた
あのヒヨド
ひとりぼっちのヒヨドリ その26
前のお話 ➡ ひとりぼっちのヒヨドリ その25
翌日
朝食の支度を始めると間も無く。
突然窓の外で
ピーーーーッ! ピーーーーッ!
ピーーーーッ! ピーーーーッ!
と、何やら数羽の小鳥たちが大騒ぎしている。
ヒヨドリじゃあ無さそう。
喧嘩?
何か取り合いでも?
(物置の向こうなので解らない)
しばらく眺めていたら、
一羽のハシブトガラスが
何やら白っぽい肉片みたいな
ひとりぼっちのヒヨドリ その21
前のお話 ➡ ひとりぼっちのヒヨドリ その20
(このシリーズは、別ブログで書いた記事を編集したものです)
2日後
猛暑の日の午後
~~~~~~
~~~~~~
突然やって来た猛暑にグッタリして、
自分の部屋でお昼寝。
ちょっとウトウトし始めた時に
ピーーッ! ピーーッ!
と、すぐそばでヒヨドリの大きな声。
ハッ! と目が覚めて
カーテンとガラ
ひとりぼっちのヒヨドリ その20
前のお話 ➡ ひとりぼっちのヒヨドリ その19
シャインマスカットの苗を植えたハズだったのに
翌朝 起きてすぐ、
昨日 キウイと真っ赤なソルダムを刻んで
入れておいたお皿を見に行った。
全然減ってない。(+_+)
ガッカリして家に戻った私に、
夫が言った。
「さっきな、
おれが畑に居たらヒヨドリがブドウの木に止まって
何かつまんで飛んでったぞ」
「あ、今度
ひとりぼっちのヒヨドリ その19
(このシリーズは、別ブログで書いた記事を編集したものです)
前のお話 ➡ ひとりぼっちのヒヨドリ その18
ブルーベリーを食べに来た?
昨日梅雨明け宣言が出されたら、
今日はいきなり真夏日。
ようやく涼風が吹き始めた5時頃、
夫が「ブルーベリー そろそろ採れる頃かな」
と庭に出て行った。
エーッ、
黒いの少ししかないけど―お、
ひよちゃんが食べに来るかもし
ひとりぼっちのヒヨドリ その17
前のお話 ➡ ひとりぼっちのヒヨドリ その16
2日後
夕方私が外出から戻って車から降りた時、
突然頭の上で
ピーーーッ! ピーーーッ! ピーーーッ!
とヒヨドリの声。
見上げると、道端の電線に止まって
こっちを向いて鳴いている。
あ、 ひよちゃん !
間違いない。
あんな小柄なメスヒヨはひよちゃんだ。
「ひよちゃん! どうしたの?
ひとりぼっちのヒヨドリ その16
前のお話 ➡ ひとりぼっちのヒヨドリ その15
前の記事から3~4日後の朝
来た!
ひよちゃんがひとりで。
「無事だったのー?
心配しちゃったよーお」
夫
「昨日も俺が畑でいろいろしてた時に来てたぞ」
「なあんだ、教えてくれたらよかったのに」
「グミの実ちょっと食べてったよ」
「へえー、渋くないのかなあ」
「渋いさ」
「年数が経つと甘くなるのかと思ってたんだ
ひとりぼっちのヒヨドリ その15
前のお話 ➡ ひとりぼっちのヒヨドリ その14
梅雨の真っ盛り。
ひよちゃんがひとりでエサを食べに来るようになって
3日目の朝。
朝食の支度ができて夫に声を掛けたら、
「さっきひよが来てな、
そこの網戸の向こうの縁台に止まって
うちの中のぞくような仕草してたぞ」
と言う。
「エーッ、それでどうしたの?」
「それだけだ。
ちょっとそんな仕草してサーッと向こうに飛
ひとりぼっちのヒヨドリ その14
前のお話 ➡ ひとりぼっちのヒヨドリ その13
翌日も翌々日もママヒヨと2羽で来ていたけれど、
その翌日
ひよちゃんはひとりでやって来た。
刻んだイチゴを3切れだけついばんでから
サーッと近くの古木の枝に移って、
ピーッ、ピーッとふた声鳴いてから
左に、右に、また左にといつもよりゆっくり首を巡らせて、
あきらかに何か(きっとお母さん)を待っている様子だった。
多分30~40秒