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料理記録

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海外で自炊したものの記録です。
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和食以外は"油"の塩梅で味の勝敗が決まる

和食以外は"油"の塩梅で味の勝敗が決まる

和食は、油と調味料を融合させて味を完成させる料理が少ない。
煮物・焼物・蒸し物・揚げ物どれを思い浮かべても、油の役割は「焦げつかせない」もしくは「カリッと水分を飛ばす」というものだ。

海外生活を始めた頃は、日本醤油や出汁を見つけられない状況からのスタートだったので必然的に洋食・中華が中心の生活だったのだが、色々と試行錯誤を重ねるうちに和食とそれ以外の料理の考え方の大きな違いに気がついた。

日本

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オートミールを知って便通と朝食準備に劇的な変化が起きた

オートミールを知って便通と朝食準備に劇的な変化が起きた

朝食って日本人口のうちどのくらいの割合の人が食べているものだろう?
私は日本にいた頃は食べない派だった。というか、出勤ギリギリまで寝たい派だった。

料理は好きだけど、自分のために朝起きて作るほどの情熱は持ち合わせていなかった。これから出勤して社会の荒波に揉まれるのだから、できるだけ安らかに寝かせてくれ、と思っていた。

ところがどっこい、うちの夫は毎朝何かしらしっかり食べるタイプなのだ。
日本の

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鶏モモ肉を骨まで使い切る

鶏モモ肉を骨まで使い切る

日本で鶏肉を買うと、ちゃんと「鶏モモ肉」や「鶏ムネ肉」のように部位によってパッキングされ、骨も取り除かれた状態で売られている。
私も生粋の日本人なので、鶏肉というのはそのようにして売られているのが普通だとばかり思っていた。

しかし、モロッコは全然違った。

地元の肉屋では、生きた鶏が店で売られている。
狭いお店の片隅にだいたい3㎡のケースがあり、そこに20羽以上のニワトリがぎゅうぎゅうに詰まって

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酒なしで作った鶏そぼろ

酒なしで作った鶏そぼろ

モロッコは、鶏肉・牛肉・ラム肉は概ね安価に手に入る。
先日は、鶏ひき肉を発見した。

おおお、めっちゃ鶏そぼろが食べたい。
鶏そぼろ、無性に食べたくなるときありますよね?(私だけ?)

私の鶏そぼろの基本レシピは「ごはんのおとも」というレシピ漫画に載っているものを踏襲していた。

ストーリーも優しいくてほっこりするし、何よりレシピが簡単で美味しいのでおすすめ。

ということで、今回は酒がない国モロ

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スパイスカレー奮闘記2(レンズ豆カレー)

スパイスカレー奮闘記2(レンズ豆カレー)

前回のスパイスカレーに挑戦というタイトルだと、レシピ書いてあるんちゃうか?
と、思われた方も多かったように感じたので、第二弾のこの記事からタイトル変更しました。

スパイスカレーの調理奮闘記を書いているゆるい内容です。
美味しく作れるようになって、レシピを記録できるのが最終目標かもしれない。

なんとか自力で極めたい、スパイスから作るカレー。今回はレンズ豆と小麦粉投入してみた。

レンズ豆、日本で

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海外にいても和食はだいたい自炊できる

海外にいても和食はだいたい自炊できる

Airbnbで借りている今の部屋にはちゃんとしたキッチンがある。
毎日外食するのも飽きてきたので、ここに住み始めてからは自炊中心の食生活に切り替えた。

日本らしい調味料といえば醤油しか見つけられていないのだが、味噌汁さえ諦めれば、醤油だけでも和食は成り立つことに気が付いてしまった。

「米と醤油さえ頑張って探せば、他は砂糖と塩さえあれば和食は作れてしまう」ということだ。

例えば、鶏の唐揚げ(小

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スパイスカレーに挑戦

スパイスカレーに挑戦

馴染みの調味料があまりない中で、食べ慣れたごはんを食べるべく試行錯誤を重ねている。

今回はスパイスのみでカレー作りに挑戦してみた。個人的にスパイスから作るカレーの料理難易度は超高いと思っている。

日本でもS&Bカレーの赤缶を買って、レシピ通りにバターチキンカレーとか作っていたが、今はそんな丁寧に時間をかけている気分ではない。
というか、できればカレーは日々の食事のスタメン的存在になって欲しいと

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仕事を辞めたら、食事が1日のメインイベントになった

仕事を辞めたら、食事が1日のメインイベントになった

ニートの状態で海外で過ごしてから約2ヶ月が経った。
会社員時代はまじめに働いていた方だと思うので、起きている時間の半分は仕事をしていた。

その仕事が、いまは無くなった。
仕事がなくなるとなんだか生活自体がシンプルになり、1日で必ずやらなければならないことは食事だけになった。

他のことは生きることに必要ではなくて「やりたかったらやる」程度の感覚。
気が付かないうちに芽生えていた1日を充実させない

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