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出会いが間違い

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#恋愛小説

現実的な女。でも・・・東京タワー。

現実的な女。でも・・・東京タワー。

エレベーターを降りると、

あきとさんは、

「ちょっと待ってて。」

と、私をエレベーターホールに残してフロントへ向かった。

きっと、部屋をとっているのだろう。

普通なら、

ーーーどうしよう!一緒に夜を共にする!?泊まる!?

と慌てるはずが、

ーー部屋、空いてんのかな。

ーーあきとさん、明日休み?

ーーいや、待て、私、明日仕事だけど、服どうする?

ーーてか、このホテルめっちゃ高い

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真実とは?

真実とは?

「全然捕まらないですね。タクシー。」

「だね。さっき店で呼んでもらえばよかったね。まぁ、このあたりのこの時間ってこんなもんだよね。きっと。」

「だね。私、タクシー呼ぼうか?」

「いや、歩こう!」

「え?うん、はい・・。どこか目的地はあるの?」

「いや、ない。笑 なんか、久々に会うから、テキパキできない。ごめん。笑」

「あ、いや。こちらこそ。」

「れいちゃん、大人になったね。って、当た

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不意再会

不意再会

「れいちゃん、覚悟できてる?」

「・・・うん」

「じゃあ…、見る?」

「・・・うん。」

「「はっ・・・」」

「れいちゃんーーーーー!!!やったね!やったね!!!!おめでとう!!!!」

そう、今日は、第一志望の難関私立大学の合格発表日。

あれから、本当に死に物狂いで勉強に励み、私は無事合格した。

母が涙を流して喜び、私もホッと力が抜けた。

いろいろあった高校生活だったけど、これでよ

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消したい記憶

消したい記憶

あれから、あきとさんとは、週に1〜2度会っていた。

あきとさんの自宅のときもあれば、

外で食事をしたり、映画を見に行ったり。

私なりに幸せで。どんどん、あきとさんが好きになっていった。

そして、1ヶ月。

毎日続いていたメール。

週に3度はしていた電話。

その日はどちらもこなかった。

ーーー仕事忙しいのかな?

そう思って、邪魔をしないように、私からも特に連絡しなかった。

それから

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初めての手料理

初めての手料理

キッチンへ行くと、

「・・・本当に何もないね。笑」

「でしょ?笑」

あきとさんの冷蔵庫には、

・お酒

・おつまみ系(チーズやハムなど)

・卵

・納豆

・豆腐

・市販の刻みネギ

くらいしかなく・・・。

「どうする?ピザでも頼む?」

「いや、作るよ!お金もったいない!なんか使っちゃダメなのある?」

「ない!お好きに!」

結局私が作ったのは、オムライス。

玉ねぎの代わりに、

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忘れられない夜

忘れられない夜

ーーガチャ。

あきとさんの寝室は、アロマ?お香?の香りがして、

非日常的な感覚になり、自然と、緊張感が増す。

後ろで扉を閉める音が聞こえた。

「ーーーーあきとさん?真っ暗だよ。」

「ごめん、明かりつけるね。」

一気に明るくなり、一瞬視界がぼやける。

「明るすぎ・・・?だね。」

そう言って、リモコンで明かりが薄暗くなった。

ただ立っているのも、なんか違うよな・・・

そう思い、ベッ

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理性が切れて・・・

理性が切れて・・・

翌日。

「れいちゃん、出かけるの?」

「うん!今日、**ちゃんの家に泊まるかも!」

「**ちゃん?あー!あの子ね!分かった!親御さんに、お世話になりますって連絡入れたほうがいいかしら?」

「いやいやいや!そんなの今どき古いよ!やめて!」

「ははー!そうなのね!分かった!また**ちゃん連れてきてね!」

「うん!ありがとう!」

母に罪悪感を覚えながらも、私は○○駅へ向かった。

約束の1

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初めてのメール

初めてのメール

翌日のお昼。

彼から初めてメールが来た。

・・・・

昨日はごめん。

情けないけど、記憶が曖昧な部分もあって。

でも、ひどいことしたんだろうなっていうのはわかってる。

泣いてるれいちゃんの顔を鮮明に思い出す。

本当にごめん。

電話してもきっと出てくれないと思うから。

もう、れいちゃんと会う前にお酒飲まないから。

会いたいです。

・・・

メールを読んでしばらく、考えた。

なぜ

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彼の涙

彼の涙

「れーいちゃん!着いたよ!よーーーこそ我が家へ!」

「ねぇ・・、なんで家なの?外でご飯食べるんじゃないの?」

「んなもん!出前すればいいでしょーー!ねー?さ!上がって〜〜」

「・・あきとさん、私、帰る」

「・・・・・」

「ごめんね。今日のあきとさん、なんか嫌だ。」

思わず、泣いてしまって。

ただ、あきとさんが酔っ払って、いい気分になった頃に私が都合よく配置させられてる気がして。

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彼の理性

彼の理性

「・・・知りたいって言ったらどうなるの?」

あきとさんは、私を抱きしめて、言った。

「でも、理性を保つ。どういうことかは教えない。」

「・・・なんで?私がガキだから?」

「ちがう。お互いに色んなものを失う。俺の理性が保って失わないのであれば、俺は保ち続ける。」

「・・・大人だから?」

「そう。大人だから。・・・もう寝よっか。」

「一緒のベットでは寝ていいの?」

「そうしたいなら、い

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初めてのキス

初めてのキス

30分ほどして、夕飯が部屋に届いた。

「うんまそ!やっぱ和食はいいね〜!」

「温泉では和食ですね!!あきとさん、お酒いいんですか?」

「あ、そっか。泊まるんだもんね。じゃあ焼酎かワインでも飲もうかな。」

「ビールじゃなくていきなり!?」

「大人でしょ。笑 ビールあんまし得意じゃなくて。笑」

「意外〜。どうぞ、飲んでください。」

「じゃ、遠慮なく!れいちゃんは?ノンアルコールで何か頼む

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部屋に露天風呂の意味

部屋に露天風呂の意味

ーーどうしよう。これはお泊り?

ーーそれとも日帰り?

ーーなんか急に緊張してきて話せない。

箱根に到着すると、またコンビニに車を停めて、

あきとさんはタバコを吸いに外へ出た。

しばらくして車へ戻ってくると、

「じゃあ、向かうかー。なんか急に静かじゃない?笑」

「え!いや、別に普通ですよ!!もうあきとさんに任せます!」

「駆け落ちじゃあるまいし。笑 では出発〜」

15分ほど車を走ら

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待ちわびた水曜日

待ちわびた水曜日

水曜日に会う約束をしてから、1日1日がとっても長かった。

私は久々に友人と会って遊んだり、

高校入学〜編入のことを打ち明け、まさに第二の人生を歩もうとしていた。

そして、火曜日。

ーー時間連絡するって言ってたよな・・・こっちからかけない方がいいよな。

時間は流れ、19時。

・・・まさか、忘れられてる?

かけようか、待つか、携帯を握りしめ、落ち着かない様子でいると、

♪〜♪〜♪〜

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ダブルの歓喜

ダブルの歓喜

あれから二週間。

私は高校受験よりも勉強に励んでいた。

高校受験より必死だった。

絶対に這い上がる、と。

そして、夏休みを迎える。

今年もまた暑いらしい。

あー、また玄関前に生きてるか死んでるか分からないセミが転がってて、立ち往生する季節だなー。

周りの友人が夏休みを満喫している頃、

私は全ての誘いを家族旅行と言って断り、

勉強に明け暮れた。

そして、編入試験当日。

3つの公

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