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つれづれなる日々のこと

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2019年7月の記事一覧

どうやってやり過ごせばいいのか、ちょっと悩んでいること。

どうやってやり過ごせばいいのか、ちょっと悩んでいること。

最近、ちょっとした悩みというか困っていることがある。

それは、うちの近所に「露出魔が出ている」らしい。比喩でもなんでもなくって、「公然わいせつ罪」にあたる本物の露出魔だ。

ことのはじめは、4月だったか5月だったか。

わたしが住んでいる地域の町内会では月に二回、回覧板がやってくる。また、それとは別に、全戸配布されている「町の便り」みたいなものの月に1度ポスト投函されている。(記載されている内容

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SUMMER CUTE GIRL

SUMMER CUTE GIRL

薄いピンク色のTシャツは、たくさん洗濯をしたのか、少しくたびれて見えた。背中には「SUMMER CUTE GIRL」と白い文字でプリントされている。

左手にはまだ開ききっていないたんぽぽの綿毛をしっかりと握りしめて。小さなヒマワリがたくさん咲いたショートパンツをはいたサマーキュートガール。

麦わら帽子をかぶった小さな頭とハートの飾りのついたサンダルをはいた足はキョロキョロぱたぱた、動きまわるの

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おいしく、いとおしく。

「疲れて寝ちゃったみたい」

車の後部座席には、ぐらりと頭をかたむけて眠っている我が子の姿。その横に、汗ばんだ髪をタオルでそっと拭いている妻の姿。

僕はバックミラー越しにチラリと目をやって、その愛おしいふたりの様子にそっと笑みを浮かべた。

「すごくはしゃいでたもんなあ」ついさっきまで、いちご畑を駆けまわって、自分の手のひらよりも大きないちごをもぎ取っていた。
思いっきり口をあけていちごにかぶり

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波を読む力を身につけたい

波を読む力を身につけたい

先日、何気なくテレビをつけたらサーフィンの世界大会が放送されていた。

その日は海の日だったし、この日に合わせて放送しているんだろうなと思い、テレビ画面をぼんやりと見ていた。

わたしはこれまで海の近くに住んできたものの、サーフィンをやってみようと思ったことはない。ちらっとくらいはやってみたい気もあったけれど、とにかく運動神経が悪い。泳ぐのは好きなので、何もサーフィンをやらなくっても良くて、シュノ

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ししとうほどの自己防衛力を身につけたい

ししとうほどの自己防衛力を身につけたい

自宅の庭で、家庭菜園をしている。とはいえ、わたしは何にもしていなくて、夫があれやこれやと世話をしている。

もともと夫の実家では観光農園のようなものをやっていた。おじいさんの代までは兼業農家として芋掘りだとか栗拾いなんかをやっていたらしい。ただ、おじいさんが亡くなられ、夫の父も病気をして体がうまく動かないなどがあって、観光農園としては開店休業状態が続いている。

夫がやりたいならやればいいんじゃな

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事実は小説よりも奇なりっていうけれど。

事実は小説よりも奇なりっていうけれど。

週末、ちょっとだけ帰省した。

父の相続に関して、行政書士さんにお願いしていた遺産分割協議書が出来上がってきたので、その書類に署名捺印をするためだった。

普段の帰省ならば、友人に声をかけたりして少しでも会う時間をつくるのだけれど、今回はとにかくばたばたして、その時間もなかった。

ほんとうに署名捺印するためだけに帰ったようなものだったけれど、母と姉の、元気そうな顔がみられたのは良かった。もっとも

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いってらっしゃいと手をふって

いってらっしゃいと手をふって

「もう、そろそろ行かないと」
ちらりと腕時計に目線を落とし、父はその時がきたことを告げた。
いつも身につけている、お気に入りの腕時計は鈍い光を放っていた。

「まだ早いでしょ。もう少しくらい、時間あるんじゃない?」
わたしたちはそういって、引き止めようとする。
その言葉が、もう届かないところに父がいることも、わかっている。
わかっているけれど、別れがたくて、引き止める言葉をかけてしまった。

せっ

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きみが騒がしくしてくれないと、掃除機もかけられやしない。

きみが騒がしくしてくれないと、掃除機もかけられやしない。

六月の半ばくらいから、一緒に暮らしているネコの調子が悪くてどうにも心配でしかたなかった。

わたし自身、ぐずぐずとした空模様に引っ張られるかのように、すっきりしない体調が続いていたのだけれど、自分のこと以上にとにかくネコが心配だった。

自分自身の体調ならば、「ああ、梅雨の時期は気圧の変動で耳の調子も悪いし、めまいっぽいとか、身体のだるさとか、疲れからくる微熱とかだな。自律神経も乱れてる」と、ある

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あこがれのロシア武術「システマ」について。

あこがれのロシア武術「システマ」について。

「マジでこれやべえやつじゃん」

『システマ』とよばれる武術を初めて知ったのはバラエティ番組「世界の果てまでイッテQ!」だった。

そこでは、芸人のイモトアヤコさんがロシアを訪れたときに「システマ」と呼ばれる武術を体験する映像が流れていた。少し触れただけなのにものすごく痛がる様子を見せ、冒頭に記述したセリフを言っていた。(今調べてみると2015年10月に放送された内容だった)

イモトアヤコさんは

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夫が提唱するクレーンゲーム理論について

夫が提唱するクレーンゲーム理論について

「ようやく……! 発売日が発表されたよ」

先日、夫がやや興奮ぎみにわたしに訴えかけてきた。ファイナルファンタジー7のリメイク作品がようやく発売される運びになったという。

https://www.jp.square-enix.com/ffvii_remake/

夫はファイナルファンタジーが好きで、特に「ファイナルファンタジー7」は最高の作品であると、ことあるごとに褒めたたえていた。

ファイナ

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