うさぴょん

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主に140文字小説と読書感想文を発表してます。 Twitterもやってます。 カクヨムでも作品を発表してます。↓ https://kakuyomu.jp/users/usagiruna   アマゾンアソシエイトも申請中です。

マガジン

  • うさぴょんの140文字小説まとめ

    今までに発表した140文字小説をまとめました。

  • うさぴょんの読書記録

    今までnoteに書いた読書感想文をまとめたものです。楽しんでもらえたら幸いです。

  • うさぴょんのエッセイ

    140文字小説でもない、読書感想文でもないものです。

  • 140文字小説以外の小説のまとめ

    140文字以上の文字数の小説

  • 日本三大奇書を読んでみた

    日本三大奇書を読んだ感想をまとめたもの

記事一覧

140文字小説199「幽霊にもあったよ」

日本中の心霊スポットを歩いたというオカルトマニアにどの心霊スポットが一番怖かったか聞いてみた。 「そうだな。〇〇県にある▲△だな。遊園地の廃墟なんだけど双子の女…

2

引っ越しと個人情報

 東京から長野に引っ越した。  なぜ引っ越す事になったかとか、内見の時に東京から長野までわざわざ来たのにVR内見しかできなかった話とか、引っ越しの準備のあと帯状疱…

7

140文字小説198「勘違い」

2

ふらここってなんで春やねん

 ふらここ、つまりぶらんこは春の季語だ。しかしなぜ、ぶらんこは春の季語なのか腑に落ちない。  トリビア収集家を自称するこのうさぴょんはもちろんブランコは古代中国…

うさぴょん
10日前

140文字小説197「私の若い頃は」

うさぴょん
11日前
3

読書感想文52 吉屋信子著「吉屋信子俳句集」

 少女小説の大家である吉屋信子は生前に高浜虚子、星野立子等に師事して俳句も作っていた。これは、吉屋信子の死後に発売された私家本。動物園に行ったり、お針仕事をした…

うさぴょん
2週間前
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140文字小説166「異世界転生」

うさぴょん
3週間前
3

140文字小説165「ん?」

うさぴょん
4週間前
1

読書感想文51 451℃ レイ・ブラッドベリ著「 華氏451℃」

https://amzn.to/3U8eKiA 本が禁じられた世界で本を焼く昇火士のモンダークは隣家の少女クラリスとの交流を通して、世界のあり方に疑問を持つ。彼の妻、ミルドレッドはテ…

うさぴょん
4週間前
9

140文字小説164「金庫の中身」

うさぴょん
1か月前
4

140文字小説163「ファンはワガママ」

うさぴょん
1か月前
3

140文字小説162「最低のエイプリルフール」

うさぴょん
1か月前
2

今年も来たぞエイプリルフールが

エイプリールフール、それは嘘をついて他人を担ぐ日である。  エイプリルフールの嘘は嘘だということがわかった時に相手を怒らせないぐらいの大げさすぎない嘘が良い。 で…

うさぴょん
1か月前
4

140文字小説161「言葉」

うさぴょん
1か月前
2

読書感想文50 藤島秀憲著 「山崎方代の百首」

私は方代についてあまり良く知らず、旅の歌人であること先の戦争で右目を失明したことが放浪の遠因であるという認識を持っていた。だが今回まとめて方代の生き方を見てみて…

うさぴょん
1か月前
4

140文字小説160「おばけゃ仕事も試験もなんにもない」

うさぴょん
1か月前
3
140文字小説199「幽霊にもあったよ」

140文字小説199「幽霊にもあったよ」

日本中の心霊スポットを歩いたというオカルトマニアにどの心霊スポットが一番怖かったか聞いてみた。
「そうだな。〇〇県にある▲△だな。遊園地の廃墟なんだけど双子の女児の幽霊が出てくるという」「やっぱり幽霊に会いました?」「幽霊も怖かったけど、あそこは…ほら、熊が出るから。傷見る?」

引っ越しと個人情報

引っ越しと個人情報

 東京から長野に引っ越した。
 なぜ引っ越す事になったかとか、内見の時に東京から長野までわざわざ来たのにVR内見しかできなかった話とか、引っ越しの準備のあと帯状疱疹を発症して私一人だけ東京の実家に一週間残っていたこととか、引っ越したばかりなのにシンクが壊れていて、シンクの下の配管を取り替える羽目になりそうだとかそういう記事になりそうな話はたくさんあるのだが、いかんせんうまくまとまらない。 
 引っ

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ふらここってなんで春やねん

ふらここってなんで春やねん

 ふらここ、つまりぶらんこは春の季語だ。しかしなぜ、ぶらんこは春の季語なのか腑に落ちない。
 トリビア収集家を自称するこのうさぴょんはもちろんブランコは古代中国では清明節のあそびであり、若い女性がブランコに乗ると着物の裾から白い足が見えて大変に色っぽい事から艶事を連想させる遊戯であることを知っている。
 現代ではぶらんこは幼児の遊びだ。そして私のようなトリビア収集家か中国文学の専門家でもない限り、

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読書感想文52 吉屋信子著「吉屋信子俳句集」

読書感想文52 吉屋信子著「吉屋信子俳句集」

 少女小説の大家である吉屋信子は生前に高浜虚子、星野立子等に師事して俳句も作っていた。これは、吉屋信子の死後に発売された私家本。動物園に行ったり、お針仕事をしたりと俳句は生活が表れて面白い。また門馬千代子によるあとがきはあとに残されたものの悲しみがひしひしと伝わってくる。
 私は誰かが図書館に寄贈した本を読んだので多分この本は一般に流通してない本なんだと思う。
 アマゾンにも書影が乗っていなかった

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読書感想文51 451℃ レイ・ブラッドベリ著「 華氏451℃」

読書感想文51 451℃ レイ・ブラッドベリ著「 華氏451℃」

https://amzn.to/3U8eKiA

本が禁じられた世界で本を焼く昇火士のモンダークは隣家の少女クラリスとの交流を通して、世界のあり方に疑問を持つ。彼の妻、ミルドレッドはテレビジョン壁に夢中で夫のことさえ眼中にない。モンダークはいつしか妻との出会いを思い出せなくなっていた。本を読むことを忘れ眼の前の人のことではなくテレビジョン壁で見たことを話題にする世間のあり方に疑問を持つようになった

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今年も来たぞエイプリルフールが

今年も来たぞエイプリルフールが

エイプリールフール、それは嘘をついて他人を担ぐ日である。
 エイプリルフールの嘘は嘘だということがわかった時に相手を怒らせないぐらいの大げさすぎない嘘が良い。
できればユーモアがあってふふふとなるような。 のっけからハードルが高い。
 普段から嘘をつき慣れていてないと、どのぐらいの嘘が怒られる嘘なのかわからない。
 だから嘘をつき慣れてない人はせっかく嘘をついたのに嘘だとわかってもらえなくてモジモ

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読書感想文50 藤島秀憲著 「山崎方代の百首」

読書感想文50 藤島秀憲著 「山崎方代の百首」

私は方代についてあまり良く知らず、旅の歌人であること先の戦争で右目を失明したことが放浪の遠因であるという認識を持っていた。だが今回まとめて方代の生き方を見てみてこの人は右目を失明しなかったとしても放浪していたような気がしてきた。
山崎方代の短歌から百首えらんで解説をつける解説本。

一度だけ本当の恋がありまして南天の実が知っております
 
これが一番好き。

一応言っておくが、山崎方代は男である。