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海外で一年間生活し、感じた自分の愚かさと帰国後、日本で感じる孤独と違和感

どうもとある田舎の理系の大学院生です。
私は去年大学院を1年間休学して、10ヶ月間欧米8カ国を訪れて10箇所のボランテイア活動に参加しておりました。

渡航に至った過程や使った手段についてはこちらの記事に記載してます
ぜひご覧ください。

さて今回は、私の渡航前と後の心境の変化を比較しながら見ていきたいと思います。

渡航前の自分について


海外に行きたかった理由 5つ

❶自分と同じジャンルの音楽が好きな友人が欲しかったため

→私のMusicプレイリストの9.5割が洋楽であるためカラオケなどは割と苦労しましたし、都会に出ればそういう人も多いかとは思いますが、僕が住んでいるのは日本の田舎であることもあり、音楽の趣味が合う友人は一人もいなく孤独に感じていました。


LIL BABY

世界の教育システムや物事や人生に対する考え方について知りたかったため
→日本は学歴社会(Credential Society)であり、大学受験において試験が一般的ですが、
アメリカを除く、イギリスやEU、カナダは受験システムが異なります
それが良い悪いではないのですが、その考えの違いやその違いでどのような利点が生まれているのかを知りたかったのです。

例えばEUなんかでは高校卒業後にギャップイヤーを取ることが可能だったりします。日本だと大学受験があるので、大学に一度入ってから一度休学なり、交換留学で海外に行くケースが多いですよね。
しかし、仮に高校生の時に大学に入る前に、世界を一度見てみたいと思った時に日本社会だとそれが不利に働いてしまいますよね。
なるべく同じレールにみんなが乗る方が一番楽だし、安心もできますが、それがみんなにとって最善であるかというとそうではありませんよね。


自分が住むならどこの国が一番適しているのかを知るため

海外で暮らすことに憧れていた私は少なくともこの度で、北米、イギリス、EU、オセアニアを訪れどこが一番自分にとって適した環境なのかを知りたかったのです。

洋服が好きな海外の友達を見つけるため

→大学2年の頃からファッション業界に興味を持ち始め、ヘアー等も含めて、ハイファッションの深掘りをしてきました。もともとこの趣味の友達を見つけることは世界を回っても難しいとは思いますが、私は日本に一人それに精通した友人がおり、世界でもそういう人に会いたいなと簡単に思っていました。

今の自分を変えたい
→私は多少の学歴コンプレックスを抱えていました。(大学受験に落ちたから)そんな自分が少し嫌で視野を広げたいという思いとさらなる人間としての多様性を知りたかったのです。

渡航後の自分について


それではこれらを求めた結果どうなったのかそれぞれ見てきましょう。

❶自分と同じジャンルの音楽が好きな友人が欲しかったため

やっぱり自分はかなり音楽が好き

→結果的に見つけることはできましたが、私が旅をしてきな中では2人だけでした。
ここで気づいたことは、どれだけアメリカの音楽が有名だろうが、
人が聞く音楽のジャンルが全く同じなんてことはないということです。
その母数は、日本よりは圧倒的に多いですが 笑
さらに私はかなりのChris Brownのファンだということもにも気がつきました。向こうでは自分くらい知ってる人がいるだろうと思っていたのですがね、、、笑

世界の教育システムや物事や人生に対する考え方について知りたかったため
→多くのことに気づかされました。 (*この章は長いです 注意)
具体的に着目していたのは学費と大学受験制度です。


学費について
ドイツでは国公立大学の学費が無料であったり、私立であっても日本の国立大学の学費より安いところもあるとか。。。
EU全体では日本に比べて学費が安いことを知りました。

日本では親が学費を払ってくれるケースが多い気がします。
しかし、子供の学費のためにストレスを押し殺して働くことが本当に正しい生き方なのでしょうか。

もし日本の国公立の学費が無料だったら。。。子供は親の負担を考えなくても良いですし、親はお金に余裕が生まれて自分の趣味にお金を投資できますよね。

北欧では学費が大学まで無料であるため企業する親が多いそうです。
お金に縛れる人生が一番もったいないと僕は考えます。


世の中はもっとシンプルでいいのです。
みんなが幸せになれるような世の中に僕は変えていきたいな。。。

さて続いては
大学受験制度について


ここではドイツの友人二人とスイスの友人の話を元に述べてきます。
ドイツの彼ら曰く日本のような試験制度でははく、高校の成績とレジュメの提出だけでいいそうです。さらにスイスも同様だとか
そのため彼らは高校を卒業後ギャップイヤーをとり、カナダに訪れていました。
ドイツの彼らは女の子で19歳、20歳の年齢でしたが、一人でワーホリを利用し、カナダで1年間生活しておりました。さらに、彼らの英語力はかなり流暢だったことにも驚きました。そのうちの一人は車を購入していました。(すごい行動力笑)

私はこのように自由に選択できることがとても羨ましいと感じました。
高校生は学校の成績にのみ集中すれば良いですからプライベートは充実しますよね。

つまり趣味の時間が増えるということです。


音楽だったり、スポーツクラブに入るのもいいですし、ギャップイヤーを取ることを決断して、お金を貯めるためにバイトをするのも良いでしょう。

それと比較して日本はどうでしょうか?
大学受験は高校の成績に左右されることはないため、高校の勉強に加えて大学受験の勉強もしなければいけない。友人と遊ぶ時間どころか自分が何を将来やりたいのか考える時間が取れないまま気づいてら大学に進学している人がほとんどでしょう。
なぜなら趣味に時間を当てられないのですから。
みんなが大学に進学しているから。。。 

この考えが果たして、わざわざ親にお金を払わせることに値するのでしょうか?

自分が決断を誤り、あんまり好きじゃなかった分野を選んでしまったら?
親が学費を払っているから卒業するしかない・・・
親は大企業に入ることを望んでいる・・・・

私は日本の教育を反対しているわけではありませんが間違っている部分も多いでしょう。
みんなが幸せになるように突き詰めた時に本当に大学受験という選択に、
学費が有料である選択に

行き着くでしょうか?



自分が住むならどこの国が一番適しているのかを知るため

結論、(*独断と偏見 訪れた季節、場所にもよるでしょう〜〜)

   アメリカ🇺🇸 →ホームレス多すぎる 物価高すぎる 危ない
   カナダ🇨🇦 → 寒すぎる 人は暖かい 物価くそ高い 広大な自然
   イギリス🇬🇧 →綺麗 アート、芸術 いいサロンがある 天気が悪い
   フランス🇫🇷 → パリは汚い  フランス語 物価ちょい高
   スイス🇨🇭 →  めちゃくちゃ綺麗 物価高い 
   ドイツ🇩🇪 →  物価落ち着いている(円安なければ普通)比較的に綺麗
   イタリア🇮🇹 →あったかい 落書きが多い 物価落ちついている
   スペイン🇪🇸 →あったかい 物価落ち着いている 飯うまいかも

EU、イギリスが一番自分に合ってるなと思いました。
比較的平和ですし、物価も安定していますから。
   

洋服が好きな海外の友達を見つけるため

結論 これは成し遂げられませんでした。
私の周りの旅人の多くは農業や牧場で働くことを好む人が多かったので、洋服好きと知り合うには大都会で暮らす必要がありそうですね。。。。笑

今の自分を変えたい

結論から言うとあまりに気にしなくなりました。
自分らしく生きることが一番素敵ですし、ハーバード大学によれば人の知能は1種類ではなく8種類あるそうです。

①論理の知能 Logical-Mathematical Intelligence
②言葉の知能 Linguistic Intelligence
③自然の知能    Naturalistic Intelligence
④音楽の知能 Music Intelligence
⑤運動の知能 Bodily-kinesthetic Intelligence
⑥空間の知能 Special Intelligence 
⑦対人の知能 Interpersonal Intelligence
⑧自己の知能 Interpersonal Intelligence

さらに気付かされたこと 

おそらくこの章が今回で一番ミソかもしれません。

1.気付かされた世界の英語力の高さ


私が出会った旅人の国籍の数が20カ国を超え、人数で言えば40人ほどです。
その多くが非英語圏の方であり、彼らの英語力は凄まじいものでした。
僕は彼らから刺激を受け、完璧ではないですが会話を常に続けることを意識していましたが、1年間で彼らを超えることは到底不可能でした。

中学から少なくとも6年間は英語の勉強に励み、大学進学後も少しは触れてきたつもりでしたが、まーこれをきっかけに英語を学んでいけばいいだけですがね、、笑

しかし、海外ではよくこんな疑問を持っていまいした。

なんで高校の英語の先生は英語の授業なのに受験の対策しかしないのか? なぜ英語を話せない先生は英語の先生?
テキスト上ではできても英語は言語だから話せないと意味がなくないか?
英語を少なくとも6年間も勉強しているのに話せるようにならない。。。。。

→いろんな国の人々に英語の授業について聞いた時、彼ら曰く授業は全て英語で行われ、先生もネイティブだったとか。。。。


なぜ日本はそこまでしないのか?
じゃー日本の教育とはいったんなんだったのだろうか、、、
受験のためだけ?
そう考える日々は少なくはありませんでした。

もっと実践的な社会で役立つことを学びたかったな。。。。。。


2.食に対する考え方の違い

現在EUでは7500万人以上がベジタリアンだそうです。
ベジタリアン、ヴィーガン日本では聞いたことはあっても周りにそれを実施している日本人の方は少ないような気がします。

僕も旅をしていて何人かのベジタリアンやヴィーガンの方にお会いしました。さらにレストランやスーパーでもベジタリアンやヴィーガンのメニューやお肉が販売されていることが当たり前です。

私は彼らに尋ねたことがあります。なぜヴィーガンなのかと
その時の彼らの答えはこのようなものでした。

「健康でいたいから」
「動物が可哀想」
「地球環境のため」

肉が嫌いだからという理由は少なかったです。
また、現在スイスでは20パーセント近くがベジタリアンだそうです。
さらにオーガニックにこだわる人も非常に多く自分自身の健康を考えている印象を受けました。

最後に

この旅を通じて非常に多くの多様性を体感し、刺激を受けた私は帰国した今は非常に退屈に感じています。
なぜなら、日本では多くの人が日本のことしか知らず、海外のことにあまり目を向けていない印象があります。
世界で何が起ころうと自分たちは蚊帳の外であるかのように。。。。

さらに、日本の友人に海外の現状を伝えても、関心を寄せてくれる人はそう多くはありません。

なので、こうして今皆さんにこのような形で自分の気持ちを発信しております。

少し外を出れば、本当に広い世界が広がっており、他の国はもっと他国に関心を向けています。
私は彼らが手を取り合って協力している印象を受けています。
今は日本を変えたい、世界をもっと見たいという人はすぐに海外に行くことを強くお勧めします。

日本の我々が抱える疑問や問題を解消するには、政治家一人の力ではどうにもなりません。


国民の意識から変える必要があり、早くにもそう思えているあなたは今すぐに行動してください。

日本はもう終わったなんて寂しいじゃないですか。

一人でも多くの人が海外を体感し、我々の国に足りていないものは
何かを見つめ直す必要があります。

まだ遅くない

私はこの国にさらなる幸せをもたらしたい。。。

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