一橋経済研究会

一橋大学出身のエコノミストで社会学者。経済、社会、投資、歴史、飛行機、野球、医療及び一…

一橋経済研究会

一橋大学出身のエコノミストで社会学者。経済、社会、投資、歴史、飛行機、野球、医療及び一橋大学に関するいい話を投稿する。

記事一覧

小泉進次郎 この男危険につき

 以前 水野忠邦が江戸時代で最も危険な男だとnoteに書いたが、現代では小泉進次郎が最も危険な男である。  最も危険な男の定義は「元気のある愚か者」である。これはド…

米株は3月まで上昇、ドル円は反転し150円へ、但し10月は波乱あるかも

1)前回予想の反省  前回予想では米株は7,8月に調整ありと予想しましたが、予想以上に大きな調整でした。これは今までの株価の上昇が大きかったので調整も大きかったと…

少子化の対策は不動産利益の課税強化

1)少子化の原因は不動産価格の値上がり  東京の不動産価格は3-4割値上がりし都内23区内のマンションの平均価格は軽く1億円を円を超えている。一戸建ての価格もそれに…

脳梗塞の原因は心房細動も

 脳梗塞の原因は動脈硬化により血管内のプラークが血栓となって脳内の血管を詰まらせると思っている方は多いだろう。かくいう私もその一人であった。しかし、脳梗塞の原因…

解雇規制の緩和は経団連の甘え

経団連は今回の自民党総裁選に合わせて「解雇規制の緩和」を自民党に依頼し、総裁候補では河野太郎、小泉新次郎が賛同している。しかしこれはいかがなものだろうか? 理由…

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ガン集団検診では早期発見はできない

 医学の進歩によりガンは恐ろしい病気ではなくなった。5年生存率が最も低いすい臓がんであっても、早期発見できれば大きな手術になるが手術を行えば完治する。他のガンも…

日銀にスーパー・マリオはいないのか?

 このスーパー・マリオとは任天堂のゲームソフト「スーパーマリオブラザース」のスーパーマリオではない。嘗て卓抜した金融政策で苦境にあったイタリア経済を再生したイタ…

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小説「平成30年」の予想は正しかったか。

 堺屋太一が書いた平成30年という小説をご存じだろうか、平成9年つまり1997年に20年先の平成30年を予測して書かれた小説で朝日新聞に連載されている。これは小説ではある…

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青木昆陽は解体新書の生みの親

 解体新書は皆さんご承知のことと思うが幕末にオランダ語で書かれたターヘルアナトミアの翻訳書でその後の日本医学の礎になった。 しかし、オランダ語はまだ当時は一般的…

FAB4に異議あり!!

マグニフィセント7も遂に3社が脱落してFAB4になったと言われている。具体的には脱落したのはアップル、アルファベット、テスラででFAB4に残ったのはマイクロソフト、アマ…

後だしジャンケンのアップル

 スマホと言えばアップルのiPHOHEだが、アップルのスマホ参入は先行していたライバルよりも10年以上も遅い。新たなビジネスでブランド力や新しいビジネスモデルで先行企業…

2

晴れた日にはAI革命が見える。

 現在、アメリカのインフレが収まらずFRBは金利の引き下げを延期し下げ幅も縮小されるのではないかとの予想からアメリカの株式市場は調整局面を迎え心配されている方も多…

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水野忠邦 この男危険につき

 ドイツ陸軍参謀本部はモルトケ以来戦術、戦略とも世界の軍事の最高峰と言われているが、ドイツ陸軍参謀本部では組織の中で最も気危険な人物はどのような人物かと言えば「…

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NISAには最強のナスダック100!

 新NISAが始まり2月が経過いましたが、まだ何に投資するか決めかねている方も多いと思います。特に若い方は仕事が忙しくて「新NISAのことなど考えている暇はない」という…

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順天堂物語

 順天堂大学と言えば医大の中でも歴史のある中核大学であるが、その設立は大変ドラマチックである。そして、3人の人物がそのドラマチックな設立にかかわっている。  まず…

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ウォーレン・バフェットの鼻を明かそう!

 ウォーレン・バフェットの「今の株式市場はカジノのようだ」、「今は買うべき株がない」との発言を受け株式市場は暴落があるのではないかとの話が出ているがそれは誤りだ…

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小泉進次郎 この男危険につき

 以前 水野忠邦が江戸時代で最も危険な男だとnoteに書いたが、現代では小泉進次郎が最も危険な男である。

 最も危険な男の定義は「元気のある愚か者」である。これはドイツ陸軍参謀本部の定義で、「元気のない愚か者」は何もしないので危険ではないが、「元気のある愚か者」は何をしでかすのかわからないので最も危険という訳である。

 進次郎はかつて環境相の時に国際会議で「環境対策は楽しく、元気にそしてセクシ

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米株は3月まで上昇、ドル円は反転し150円へ、但し10月は波乱あるかも

1)前回予想の反省
 前回予想では米株は7,8月に調整ありと予想しましたが、予想以上に大きな調整でした。これは今までの株価の上昇が大きかったので調整も大きかったということでした。また、ドル円に関しても予想通りの下落でした。

2)今後のアメリカ政策金利の予想
 FRBは9月から利下げを開始し、(0.25%*6回=1.5%:最終FF金利=
3.75%)と3月で利下げを終了すると予想しています。

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少子化の対策は不動産利益の課税強化

1)少子化の原因は不動産価格の値上がり
 東京の不動産価格は3-4割値上がりし都内23区内のマンションの平均価格は軽く1億円を円を超えている。一戸建ての価格もそれにつれて同様に上がっている。
 よくそんな金額を払えるなと感心するが、今日夫婦は共働きなので2人で払えば1人は5千万円という訳だがそれにしても厳しい。住宅ローンのほかにも子供の教育費や老後の備えなどお金のかかることばかりである。
 これで

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脳梗塞の原因は心房細動も

 脳梗塞の原因は動脈硬化により血管内のプラークが血栓となって脳内の血管を詰まらせると思っている方は多いだろう。かくいう私もその一人であった。しかし、脳梗塞の原因はそれだけではない。心房細動により発症する
ケースもある。それどころか重症となる脳梗塞の原因は心房細動によるケースの方が多いようである。

 具体的な例をあげるなら、小渕恵三首相、長嶋茂雄巨人軍監督、日本サッカーのオシム監督の脳梗塞の原因は

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解雇規制の緩和は経団連の甘え

経団連は今回の自民党総裁選に合わせて「解雇規制の緩和」を自民党に依頼し、総裁候補では河野太郎、小泉新次郎が賛同している。しかしこれはいかがなものだろうか? 理由は次の通りである。

1)政府日銀はこれまで20年以上超低金利を継続してきた。これは預金者の受け取るべき金利を預金の借り手である企業に渡しているのに等しい。また、低金利による円安で輸入物価の高騰により国民は苦しんでいるわけだが、逆に円安のメ

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ガン集団検診では早期発見はできない

 医学の進歩によりガンは恐ろしい病気ではなくなった。5年生存率が最も低いすい臓がんであっても、早期発見できれば大きな手術になるが手術を行えば完治する。他のガンも同様で早期に発見できれば完治が可能となった。

 したがって、ガンを早期に発見できるか否かが極めて重要になる。
しかし乍ら、現在行われているガン集団検診は対象となるガンが少なく、また、早期発見が可能とは言えない。現在一般的に行われている次の

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日銀にスーパー・マリオはいないのか?

 このスーパー・マリオとは任天堂のゲームソフト「スーパーマリオブラザース」のスーパーマリオではない。嘗て卓抜した金融政策で苦境にあったイタリア経済を再生したイタリア中央銀行のマリオ・ドラギ総裁である。
 彼はその手腕を買われ欧州中央銀行の総裁を務め、さらにはその政治力も認められてイタリア首相をも務めた。そしてその能力の高さから任天堂のスーパーマリオブラザーズになぞらえてスーパーマリオと呼ばれている

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小説「平成30年」の予想は正しかったか。

 堺屋太一が書いた平成30年という小説をご存じだろうか、平成9年つまり1997年に20年先の平成30年を予測して書かれた小説で朝日新聞に連載されている。これは小説ではあるがかなり綿密な経済予想に基づき書かれている。
 昨今為替が円安になり、日本の地位の低下が著しいが小説平成30年にかかれた経済状況と現状を比較してみた。

          小説平成30年では      現状
為替        

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青木昆陽は解体新書の生みの親

 解体新書は皆さんご承知のことと思うが幕末にオランダ語で書かれたターヘルアナトミアの翻訳書でその後の日本医学の礎になった。
しかし、オランダ語はまだ当時は一般的ではなかったうえに医学訳語が日本にはまだなかったので翻訳は大変であった。「眉は目の上の毛髪である」という一文を訳すのに一週間かかり訳せたときには訳者一同が手を取り合って喜んだと言いっている。そんな調子なのでトータル3年半を要することとなった

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FAB4に異議あり!!

マグニフィセント7も遂に3社が脱落してFAB4になったと言われている。具体的には脱落したのはアップル、アルファベット、テスラででFAB4に残ったのはマイクロソフト、アマゾン、エヌビデア、メタということになるがどうもいささか違和感を感じる点がある。
 ここで7社の基本的に体力を確認してみよう。各社の過去10円間の増益率と株価の関係をチェックしてみよう。増益していれば株価は上がって当然得あり、増益して

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後だしジャンケンのアップル

 スマホと言えばアップルのiPHOHEだが、アップルのスマホ参入は先行していたライバルよりも10年以上も遅い。新たなビジネスでブランド力や新しいビジネスモデルで先行企業を弾き出す「後だしジャンケン」はアップルの得意技のようだ。
 大手の企業が新しいビジネスについて他社に先行させ成功するのを見届けたうえで乗りだすのは日本でもある。
 嘗て××電器は他社の成功を見てから乗り出すので「マネ下電器」と言わ

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晴れた日にはAI革命が見える。

 現在、アメリカのインフレが収まらずFRBは金利の引き下げを延期し下げ幅も縮小されるのではないかとの予想からアメリカの株式市場は調整局面を迎え心配されている方も多いと思うがこれは全く心配はない。

 まず、アメリカのインフレがなかなか収まらないというのは、アメリカがリーマンショック以降のデフレ体質から脱却したということであり、以前のような0金利で景気のテコ入れをしなければならない状況を脱したという

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水野忠邦 この男危険につき

 ドイツ陸軍参謀本部はモルトケ以来戦術、戦略とも世界の軍事の最高峰と言われているが、ドイツ陸軍参謀本部では組織の中で最も気危険な人物はどのような人物かと言えば「愚かで活力のある人物」と言われている。「愚かでも活力のない人物」は被害が少ないが活力のあるのは被害甚大であるというわけである。
 江戸時代でいえば、水野忠邦がまさにこれにあたる。水野忠邦の「やる気」は半端ではない。彼はどうしても老中になって

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NISAには最強のナスダック100!

 新NISAが始まり2月が経過いましたが、まだ何に投資するか決めかねている方も多いと思います。特に若い方は仕事が忙しくて「新NISAのことなど考えている暇はない」という方も多いと思います。また、リタイアーされた方も「今までは投資に無縁だったので何に投資すればよいかわからない」という方も多いと思います。そこで何に投資すればよいか一緒に考えていきたいと思います。

1:国内投資か海外投資か?

 基本

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順天堂物語

 順天堂大学と言えば医大の中でも歴史のある中核大学であるが、その設立は大変ドラマチックである。そして、3人の人物がそのドラマチックな設立にかかわっている。
 まず第一は堀田正睦である。堀田と言えば幕末にアメリカ公使のハリスに無理やり日米和親条約を結ばされたふがいない弱気の老中首座と思われているが実は大変開明的な人物であった。蘭学にも造詣が深く天然痘を防ぐために自分の子供に種痘を行っている。そして水

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ウォーレン・バフェットの鼻を明かそう!

 ウォーレン・バフェットの「今の株式市場はカジノのようだ」、「今は買うべき株がない」との発言を受け株式市場は暴落があるのではないかとの話が出ているがそれは誤りだ。
 まず、「今の株式市場はカジノのようだ」との発言に関してだが、まず
AI以外の株式はほとんど買われていないので全く問題ない。また、AI関連の銘柄に関してもPERを見ると特に割高となっているものはない。例えばエヌビデアだがPERは38倍と

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