アメリカ株は7ー8月にいったん売却!

アメリカ株はAI関連を中心に上昇を続けている。今後も多少の山谷はあるが中長期的には上昇すると予想されている。
 しかし短期的には2つの下落要素がある。一点目は大統領選である。バイデンかトランプかどちらが勝者となるかは全く予断を許さないが「大統領選の不透明さ」、そして「特にAIを中心としたこれまでの値上がりした利益の確定」から調整局面になるのではないだろうか?6,7月からは利下げが始まると予想されるが利下げによる株価の値上がりは既にかなり織り込んでおりそれほど上がるとは思えない。利下げの影響は今まで上がっていないREITや商品の方に大きく、株価に関しては少ないのではないか?
 二点目は利下げによるドル安円高である。ドルベースの株価は変わらなくても円ベースでは下がってしまう。仮に150円から125円にまで円高が進むと円換算の株価は約16%下落する。
現在アメリカの経済は好調で利下げはないのではないかとの予想もあるが、2Qから3Qにかけては経済は減速するとの予想がある。また、今年は大統領選挙の年であり、さらに現職のバイデン大統領が苦戦と伝えられているのでFRBが発表した利下げ予想から遅れるとは考えにくい。もちろん100%売却ではなく状況を見ながら少しずつ売却する方がいいだろう。
もしも、株価の上昇に関しては自信がある場合はFX等で為替をヘッジしておくことが対策になる。
 また、大統領選後は通常の場合、どちらが勝っても不透明要因がなくなり株価は上昇するようなので出遅れないように買い戻す必要があるようだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?