ウォーレン・バフェットの鼻を明かそう!

 ウォーレン・バフェットの「今の株式市場はカジノのようだ」、「今は買うべき株がない」との発言を受け株式市場は暴落があるのではないかとの話が出ているがそれは誤りだ。
 まず、「今の株式市場はカジノのようだ」との発言に関してだが、まず
AI以外の株式はほとんど買われていないので全く問題ない。また、AI関連の銘柄に関してもPERを見ると特に割高となっているものはない。例えばエヌビデアだがPERは38倍と割高とはいえない。確かに昨年から約5倍となっているが利益も急増しており、そしてこれからさらに増加することが予想されている。AIは既に幅広く企業に浸透しており、業務の4分の1は自動化されGDPを7%上昇させると予想されている。まさにAI産業革命が起ころうとしている。パソコン、スマホでIT革命を牽引したのアップルの株価は百倍くらいになったと思うが、エヌビディアは第二のアップルなのである。
 確かに株式市場はITバブルのようにバブルを何度も繰り返してきた。間違いなくAIに関しても今後バブルを引き起こすと思われる。しかし、それはPERがさらに上昇をした時点の話で今ではないだろう。

 次に「今は買うべき株がない」だが、ウォーレン・バフェットは原則としてハイテク株を買わない。自分が理解しないものはかわないのである。
ジレットの剃刀やコカコーラのように毎日使ったり飲んだりするもので利益率が高い株を買う。ハイテク株のアップルの株を買ったのも2016年と遅い。これは2016年になってスマホがようやく毎日使うものとしてウォーレン・バフェットに認識されたからではないか?それでもそれからアップルの株価は6倍になっているのだから大したものである。したがって、AI関連銘柄はまだ毎日使うものと認識されていないから買わないのではないだろうか?
 また、ウォーレン・バフェットは優良株を下がった時に買うのであって現在のように株価が堅調な時は買い出動の出番はないのである。

 今回のAI産業革命は息の長い相場になると思われる。その間に何度かバブルも発生するだろう。したがって、我々はAI関連銘柄のPERを良く監視してAIバブルの発生が予測された即売り、下がったところでまた買い戻して大幅に利益を増やしてAI株嫌いのウォーレン・バフェットの鼻を明かしてやろうではないか!

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