晴れた日にはAIが革命が見える。

 現在、アメリカのインフレが収まらずFRBは金利の引き下げを延期し下げ幅も縮小されるのではないかとの予想からアメリカの株式市場は調整局面を迎え心配されている方も多いと思うがこれは全く心配はない。

 まず、アメリカのインフレがなかなか収まらないというのは、アメリカがリーマンショック以降のデフレ体質から脱却したということであり、以前のような0金利で景気のテコ入れをしなければならない状況を脱したということである。また、利下げが無くなった訳ではない。5.5%のFF金利は極めて高い金利であり商業不動産問題や新規住宅建設の低迷、銀行の預金減少、そして国債の利払い増加等の問題が限度に近づいているので利下げは早晩行われるはずである。

 また、AI革命も確実に進んでいる。例えば日本でもデータセンターが集中している千葉県印西市千葉ニュータウン中央に船橋市から直径4.8mで全長10キロの送電トンネルが掘られており今年の6月に完成する。AIは消費電力が飛躍的に増加するのでその電力を賄うためである。
 そしてAIの世界的な進行状況がわかるのがAI用のGPUをほぼ独占的に供給しているエヌビデアの次の決算予想である。
       利益    前年比    1株利益  一株利益*50
24年1月期  297億ドル  581%    11.95    600
25年1月期  588億ドル  198%    23.61    1,180
26年1月期  921億ドル  157%    36.99    1,850

エヌビデアの株価は昨年からスカイロケットのように上昇しているが当然の上昇であり今後とも上がり続けるのが予想される。かつてIPHONEを発売してからのアップルで起こったことが今エヌビデアで起こっているわけである。
 
 そしてAI革命は今後次の4つの段階を踏んでいくと言われている。現在は第一段階の後半のようだ。
1 半導体 
2 クラウド、データセンター、半導体
3 ソフト
4 AIを利用して利益を上げる企業

 つまり、現在エヌビデアで起こっていることがそれぞれの段階で起こるわけである。我々はAIが本格的に採用される未来を眺望しながら、調整局面では確実に安値を拾っていこう。


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