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夢日記

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僕は小さい頃から沢山の夢を見てきました。ここ5,6年では夢を日記として書いています。さすがに個人の名前などは仮名にしますが、とても面白い内容だと思っているので公開していきます。
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【夢日記】水に流されて

【夢日記】水に流されて

 勝田駅の東口を出て少し北上したところに位置するダイソーの前のベンチに僕は腰掛けていた。時刻は18時前後で周りは薄暗く、店の上部に付けられている明るすぎる照明に、蛾や蝿が集っている。コンビニでは見たこともないような飲み物を片手に、同級生のシャーフを待っていた。僕が光で照らされた地面と暗闇の境界を見つめていると、彼女はその足から徐々に光の元に姿を露わにし、ちょうど首元近くまで見えた時、彼女は僕の手を

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【夢日記】エロスの有明

【夢日記】エロスの有明

 エロスはそこにあった。僕はそれをリューヌ、君へ押し付けた。だが、君の笑顔を見た時、僕の中に自我理想が生じたのだ。君に僕のすべてを吸い出される傍ら、もちろんこのエロスも吸い出され、その理想は蓄積されていた。

 でもあの時。そう、ちょうど君が低俗的で、愚かで、冷血で、卑しく、不遜で、傲慢で、醜く、気取り、悲惨であることを知った時、死への階段を下っていたエロスは、一気に駆け上り、その勢いのまま天まで

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【夢日記】銃口の先の透光

【夢日記】銃口の先の透光

 僕は通気口の下に隠れていた。通気口の外は明るく、沢山の人がいるようだった。よく見てみれば、サークルのみんなが何やら話し込んでいる。話している人達みんなを僕は知っていたが、僕は手にしていた拳銃で何人も撃ち殺した。何も感じず、考えず、ただひたすらにトリガーを引いたのだ。だが不思議なことに、彼らは血を出している様子もなく、銃弾が当たるとバタバタと倒れ、気にもせずに話を続けている。僕は何やら寂しい気持ち

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