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スター・ウォーズ/それは全てを変えた
スター・ウォーズは何度見ても、毎回「この後どうなるんだろう!?」という気持ちで見る。毎回、ドロイドたちの掛け合いが可笑しくて笑い、ルークが二重太陽を眺めるところで悲しくなり、デススターのごみ処理場の壁に押しつぶされそうになる場面で手に汗を握る。
スター・ウォーズが多くのことを変えてしまったことはあまりにも有名だ。ジョージ・ルーカス監督が子どものときに観たSF映画や西部劇、戦争映画が彼の血肉とな
巨大アメーバの惑星/行きはよいよい火星は怖い
※物語の結末に触れています。
火星探索ロケットから生還したライアン博士(ノーラ・ヘイドン)が、現地で起こったことを語る形で全貌が明らかになっていく。赤い惑星は、大型の食人植物や、コウモリ蜘蛛、巨大なアメーバ等の魑魅魍魎が闊歩する地獄だった。
乗組員が地球へ帰還した後、宇宙船の装置に火星の知的生命体から地球人に向けてのメッセージが録音されていたことがわかった。それは「火星は地球を有史より監視し
タイム・トラベラーズ/窓の向こう側
※物語の結末に触れています。
科学者たちは時間を越えるスクリーンの実験中に、偶然100年後の未来への窓をつくってしまい、不本意ながらその世界へ入り込んでしまう。そこは核戦争後の世界であり、荒野に生きるミュータントと高い文明を持った未来人が抗争を繰り広げていた。
ミュータントによって文明人の住処が襲われ、召使として働く奇抜なアンドロイドが次々と壊されていく場面は、どこか滑稽さがあるも、その身体
それは外宇宙からやって来た/蜘蛛を嫌う理由
アリゾナの砂漠に落下した隕石は、地球外生命体の乗る宇宙船だった。地球外生命体の主観ショット(単眼のレンズ)を通して、宇宙人が荒野の人々を襲っていく様子が描かれる。ボディスナッチャーされた人間たちはある目的のために着々と準備を行っていく。
ありふれたSF映画の筋書きのように思えるが、レイ・ブラッドベリ原案のため、ファーストコンタクトものとしては宇宙人の目的にリアリティがあり、地球人と宇宙人との関
金星人地球を征服/これは現実だ!
科学者アンダーソン博士(リー・ヴァン・クリーフ)は、金星人と交信し、いずれ地球外生命体が人類を救うと妄信している。妻クレア(ビヴァリー・ガーランド)は夫が現実と空想の区別がついていないと心底心配している。
博士の手引きにより、金星人は飛行装置を放ち、地球の要人をマインドコントロールしていく。洗脳された人間の他者をヒトと思わないような扱いは、現実の世界でも起こっているようで不気味である。
自分
モグラ人間の叛乱 モール・ピープル/地下の奥
古代から地下に住むシュメール人の末裔たちが、その信仰心から女性を生贄として太陽の光に捧げるシーンがおぞましくグロテスクである。
モール・ピープルの姿形は地下の暗闇で遭遇することを想像すると恐怖を感じる。
叛乱を起こすため、水から上がるモグラ人間たちは、海から上陸するインスマス人を想起させる。