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#佐東利穂子
アップデイトダンスNo.101「踊るうた3」勅使川原三郎、佐東利穂子(カラス・アパラタス)
勅使川原三郎さんが踊る「踊るうた2」がとてもよかったので、今回も見に行った。「踊るうた」シリーズでは勅使川原三郎さんと佐東利穂子さんがそれぞれソロで踊るらしい。どの回でどの方が踊るかは(おそらく)公表されておらず、勅使川原さんだといいなあと思いながら行ったのだが、佐東さんが登場。一瞬がっかりしたが、踊り出すと素晴らしくて、佐東さんの回を見られてよかったと思った。
上演後に佐東さんが「歌で踊るとい
ダンス『ランボー詩集 ー地獄の季節からイリュミナシオンへー』勅使川原三郎(東京芸術劇場)
「芸劇dance」シリーズとして上演。
最初から最後まで吸い込まれ、終盤泣きそうになる。
舞台中央に置かれた、開いて縦置きした巨大な本のセット。そこをダンサーが出入りしたり、本が最後はページを繰られ閉じられて神殿や扉のように見えたり。
音楽の急激な変化や照明の切り替えなど、一部の隙もなく観客を引き付ける演出。聖なる調べの歌声から激しい電子的な音へ。舞台セット・美術が変化したくらいのインパクト
勅使川原三郎、佐東利穂子:アップデイトダンスNo.95『月に憑かれたピエロ』シェーンベルク作曲
カラス・アパラタスで上演されたダンス公演。
シェーンベルクの曲『月に憑かれたピエロ』を使用した再演作品。ドイツ語の言葉の部分は、佐東利穂子さんが朗読する日本語訳の音声が入っていたりする。
歪曲した金属片が天井からつり下げられ、照明によって光る月に見えるのも幻想的でよかった。月夜の少し怪しい世界へといざなわれる。ラストも秀逸だ。
公演情報「月に憑かれたピエロ」
「月に憑かれたピエロ」シェーン
アップデイトダンスNo.89「踊るうた2」勅使川原三郎:歌謡曲が響く崇高な極地
KARAS APPARATUS(カラス アパラタス)の自身の舞台で定期的に「アップデイトダンス」を上演するダンサー・振付家の勅使川原三郎さん。
ダンサーの佐東利穂子さん(振付も行う)と作品をつくっていて、「踊るうた2」も勅使川原さんと佐東さんが出演となっていたが、上演日によって、どちらかのソロだったり、デュオだったりしたらしい。
以前「踊るうた」の上演があったらしく、今回はその第2弾。同じ歌も
勅使川原三郎版「羅生門」:笙演奏で勅使河原、佐東利穂子、アレクサンドル・リアブコが善悪と生死を踊るダンス
勅使川原三郎の新作ダンスは、芥川龍之介の短編小説『羅生門』を原作とし、ハンブルク・バレエ団からアレクサンドル・リアブコ、笙演奏の宮田まゆみを迎え、自身も佐東利穂子とともにダンサーとして参加した。約80分。
勅使河原が手掛ける照明が素晴らしく、一瞬の光と闇で空間を切り取り、こちらとあちらの世界を現出させる。笙の生演奏で佐東が踊る場面は幻想的で、すべてが浄化されるようだ。
冒頭で勅使河原が下人、佐
ダンス公演「オフィーリア」勅使川原三郎、佐東利穂子:シェイクスピアの世界に陶酔
KARAS APPARATUS(カラス・アパラタス)のホールで上演されている「アップデイトダンスNo.68」。シェイクスピアの戯曲『ハムレット』を題材に、佐東利穂子氏がオフィーリア、勅使川原三郎氏がハムレットを踊る。
この世のものならぬすさまじいものを目撃してしまった心境。せりふのない1時間のダンス作品だが、『ハムレット』の素晴らしい舞台化と言っていい。
この踊りはきっと戯曲のあのシーンだ、と