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生まれゆく色彩に心奪われたまま
十月の金木犀の香り
奥ゆかしくふんわりとした漂いに反して
はっきりとした橙の実の色は
そうー
貴婦人の様な品格と
堂々たる佇まいさえ感じるほどです
短い命なのは初めからの運命であるから
終わりまでの日々を
愛おしく
そして大切に過ごさなければと
彼等のお陰で
私はいつも秋の訪れを
穏やかに迎えることができるのだから
そうして見守られ
日々体温に触れられることが
どんなに恵まれていることか
光が差して私を見つける。
ここ最近、いや長い間日記を書く気分になれなかった。
何故なら漠然とした、形の無い、浮遊した暗い何かが私を阻止していたからである。
noteを書き始めたときは、些細な事でも書き留められたらなあなんて思っていたのに。
でもこうやって文章を書いているうちに
その「何か」はとてもシンプルで単純な物だと気づいた。
行き場を失った恐怖、不安や怒りだった。
普段私は文章を書くときに、1ミリの嘘偽りも無