記事一覧
事業育成の実際42-人生のお話
●揺り戻す振り子
最近は短期間にいろんなことが起こります。
新型コロナの蔓延に始まって、ウクライナでの戦争。
今年に入ってすぐに能登半島での震災。
世の中の景気は上がったり下がったり。
私たちは現場で働いていますから、それらの出来事の影響をもろに受けます。
注意深く見なくてはならないのは「マーケットの変化」です。
もちろん景気の動向に合わせてマーケットでの販売売上は上下します。
どのような状況で
ブランディングのメモ帳-14
●ブランディングのこと本当にわかっていますか?
最近、SNSなどでブランディングの記事をよく見かけるようになりました。
特にリ・ブランディングの記事を読んでいてとても違和感を感じるようになったのです。
それは
「ブランディング」=「デザインを変えること」だと勘違いしている
ように思えるからです。
商品そのものや、商品パッケージのデザインを変えることは確かにブランディングにおいて重要な要素ではあり
花は咲く Flowers bloom in your garden.ⅩⅩⅣ
青春を謳歌する、というのはあの頃のことを言うのだろうか?
26歳の私は豪華なクルーズ船の上でボディコンシャスなドレスを見に纏い、水平線を眺めてカクテルを流し込んだ。
船の上には着飾った男女が入り乱れて終わることなどないと信じて
人生の祭典を楽しんでいた。
●祭りの果て
その祭りが終わるのにそれほど時間はかからなかった。
パトロンに住まわせてもらっていた高級マンションは売却され、パトロンには内緒
花は咲く Flowers bloom in your garden.ⅩⅩⅢ
ニースから電車に揺られて小一時間、
まるで絵に描いたようなミントカラーに包まれた街並みに見惚れていると穏やかな地中海に浮かぶ一枚の絵のようなような街「マントン」に到着した。
日本の田舎町に育った私はその殻を破って夢を綴るためにこの街にやってきた。
拙いフランス語で何通も書いた手紙をこの街の小さなコンフィズリィに出してから
5ヶ月が経っていた。
その小さな洋菓子店はまるでおとぎ話に出てくるような外観
花は咲く Flowers bloom in your garden.ⅩⅩⅡ
地平線なんて見たことがなかった。
ほとんど平らな地面に突き刺さるように大きなバオバブがそそり立っている。
いつもは高層ビルが立ち並ぶシドニーの街並みを見ていたけれど、今日はグレートビクトリアにいる。
同じ大地の上とは思えないほどの景色の中で自分はちっぽけだった。
はるかに続く大地と空に囲まれて、私はなぜか小さな街道に続く古い民家の街並みを思い出していた。
「さあ、帰ろう」
小さくつぶやいて私は赤黒