マリッジブルー(父親が)
「パッパが、メンヘラ化してる」
実家に住む母からLINEが入った。
🦉「どしたん?」
母「ずっとあなたの文句言ってるねん」
🦉「なにそれ笑」
母「なんかね〜、『休職中に結婚とはけしからん。そんなことをしている場合か!』とか、『このまま専業主婦になるつもりか!』とかブツブツ言ってるねん。」
🦉「えーうざ笑」
「そういうタイプじゃないやんパッパ」
母「そうなんよ。」
「だからね、マリッジブルーやと思ってる」
🦉「わろた、父親のマリッジブルー笑」
母「せやで笑」
「娘がとられて情緒不安定なのよ。」
🦉「なるほどなあ」
母「そそ。だから、あなたがたまたま休職中ってとこに噛みついて感情の捌け口にしたい心理があるんちゃうかな。○○くん(婚約者)には文句のつけようがないからさ笑」
🦉「なんか、ちょっと気の毒やな笑」
母「メンヘラ頑固親父なってはるわ」
🦉「笑笑」
ひとしきりLINEのやりとりを終えたあと、
ふと、
「お父さんって、60年近く生きてきて、色んな経験してるけど、“娘が結婚する”っていうイベントは人生ではじめてやねんな、、、」
という事実を、いまさらながら、小さな驚きを持って再確認した。
しかも、私も妹も昔はめちゃくちゃ父親っ子だったから、余計に寂しいのかも知れない。
父親は、偏見やこだわりがあまりなく、いつもフラットな視点で物事を見ていて、外面より本質を大切にするタイプだ。
だから、
「仕事を休んでいるのに結婚するとは」とか
「専業主婦なんぞ」とか、表面的で短絡的なことを言うとはかなりの驚きだ。
(というかまず専業主婦にあやまれ。)
いつもの父なら、むしろ逆で、
「仕事がどうあれ、自分の人生にとって大切なことをするべきだ」とか
「専業主婦は、家事をして家を守っている」
とか毅然と言い放つはずだ。
と、いうことは、
察するに、かなりブルーのようだ。
それはもう性格が変わってしまうほどに。
おいたわしや。父。
来月の両家顔合わせまでにマリッジブルーから復活しといてや!パッパ!!
🦉
宵闇とニンゲンに紛れ、 プチ贅沢に全力投資しますホッホー🦉 そしてより良いエンタメを貴方へ...