さんちゃん

教育現場に絶望した現役教師。  だから、教育業界の改革をすると決めた。  教育を変える…

さんちゃん

教育現場に絶望した現役教師。  だから、教育業界の改革をすると決めた。  教育を変えることは、未来を変えること。  子供たちの未来のために、やれるだけやってみます。  キーワードは「教師の教育」「教育=学校+社会」  ここでは、教師の視点からみた色々なことを綴っていきます。

記事一覧

教師から見た〇〇(推論法編No.006)

 ここでは、いろいろなテーマを、 “教師自身、生徒に還元するための見方” という切り口で書き綴っていきます。毎日500字程度ずつ。 ---------------  アブダクショ…

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教師から見た〇〇(推論法編No.005)

 ここでは、いろいろなテーマを、 “教師自身、生徒に還元するための見方” という切り口で書き綴っていきます。毎日500字程度ずつ。 ---------------  そんな中、教…

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教師から見た〇〇(推論法編No.004)

 ここでは、いろいろなテーマを、 “教師自身、生徒に還元するための見方” という切り口で書き綴っていきます。毎日500字程度ずつ。 ---------------  (研究授業時…

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教師から見た〇〇(推論法編No.003)

 ここでは、いろいろなテーマを、 “教師自身、生徒に還元するための見方” という切り口で書き綴っていきます。毎日500字程度ずつ。 ---------------  前回の記事(…

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教師から見た〇〇(推論法編No.002)

 ここでは、いろいろなテーマを、 “教師自身、生徒に還元するための見方” という切り口で書き綴っていきます。毎日500字程度ずつ。 ---------------  前回の記事…

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教師から見た〇〇(推論法編No.001)

 ここでは、いろいろなテーマを、 “教師自身、生徒に還元するための見方” という切り口で書き綴っていきます。毎日500字程度ずつ。 ---------------  ここ最近、生…

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教師から見た〇〇(同調圧力編No.010)

 ここでは、いろいろなテーマを、 “教師自身、生徒に還元するための見方” という切り口で書き綴っていきます。毎日500字程度ずつ。 ---------------  日本における…

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教師から見た〇〇(同調圧力編No.010)

 ここでは、いろいろなテーマを、 “教師自身、生徒に還元するための見方” という切り口で書き綴っていきます。毎日500字程度ずつ。 ---------------  日本における…

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教師から見た〇〇(同調圧力編No.009)

 ここでは、いろいろなテーマを、 “教師自身、生徒に還元するための見方” という切り口で書き綴っていきます。毎日500字程度ずつ。 ---------------  同調圧力が多…

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教師から見た〇〇(同調圧力編No.008)

 ここでは、いろいろなテーマを、 “教師自身、生徒に還元するための見方” という切り口で書き綴っていきます。毎日500字程度ずつ。 ---------------  ここまで、同…

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教師から見た〇〇(同調圧力編No.007)

 ここでは、いろいろなテーマを、 “教師自身、生徒に還元するための見方” という切り口で書き綴っていきます。毎日500字程度ずつ。 ---------------  教師は変わっ…

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教師から見た〇〇(同調圧力編No.006)

 ここでは、いろいろなテーマを、 “教師自身、生徒に還元するための見方” という切り口で書き綴っていきます。毎日500字程度ずつ。 --------------- 次に「変わって…

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教師から見た〇〇(同調圧力編No.005)

 ここでは、いろいろなテーマを、 “教師自身、生徒に還元するための見方” という切り口で書き綴っていきます。毎日500字程度ずつ。 ---------------  しかしながら…

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教師から見た〇〇(同調圧力編No.004)

 ここでは、いろいろなテーマを、 “教師自身、生徒に還元するための見方” という切り口で書き綴っていきます。毎日500字程度ずつ。 ---------------  クラスに“教…

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教師から見た〇〇(同調圧力編No.003)

 ここでは、いろいろなテーマを、 “教師自身、生徒に還元するための見方” という切り口で書き綴っていきます。毎日500字程度ずつ。 ---------------  我慢して〇〇…

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教師から見た〇〇(同調圧力編No.002)

 ここでは、いろいろなテーマを、 “教師自身、生徒に還元するための見方” という切り口で書き綴っていきます。毎日500字程度ずつ。 ---------------  まず「私がし…

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教師から見た〇〇(推論法編No.006)

 ここでは、いろいろなテーマを、

“教師自身、生徒に還元するための見方”

という切り口で書き綴っていきます。毎日500字程度ずつ。

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 アブダクションを磨いていくと、アナロジーにたどり着きます。アナロジーとは、既知の領域の知識を未知の領域に適応し、運用することです。現在の領域の知識を他領域に活かせるように精製するとメソッドといえます。事例→言語化→核心の抽出→

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教師から見た〇〇(推論法編No.005)

教師から見た〇〇(推論法編No.005)

 ここでは、いろいろなテーマを、

“教師自身、生徒に還元するための見方”

という切り口で書き綴っていきます。毎日500字程度ずつ。

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 そんな中、教師同士の授業研究に意味を持たせるためにはアブダクションの考え方をもとに、自分流へのアレンジが必須です。特に若手の時代の知識がないときにこそ重要です。そうしないと、実践してみたやり方がうまくいってもいかなくても、それ

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教師から見た〇〇(推論法編No.004)

教師から見た〇〇(推論法編No.004)

 ここでは、いろいろなテーマを、

“教師自身、生徒に還元するための見方”

という切り口で書き綴っていきます。毎日500字程度ずつ。

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 (研究授業時に何に気を付ければいいかという回答の文章です。そのつもりで読み進めていってください)

 ここで、他の先生の授業を見る時の姿勢としてアブダクションが大切だということの説明です。

 アブダクション的視点でいうと、あ

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教師から見た〇〇(推論法編No.003)

教師から見た〇〇(推論法編No.003)

 ここでは、いろいろなテーマを、

“教師自身、生徒に還元するための見方”

という切り口で書き綴っていきます。毎日500字程度ずつ。

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 前回の記事(No.001,002)ではデダクション(演繹法)とインダクションについて書きました。

 最後にアブダクションについて。

 アブダクションは前出の2つとはスタートから違います。まずあるのは結論(現象)です。そして

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教師から見た〇〇(推論法編No.002)

教師から見た〇〇(推論法編No.002)

 ここでは、いろいろなテーマを、

“教師自身、生徒に還元するための見方”

という切り口で書き綴っていきます。毎日500字程度ずつ。

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 前回の記事(No.001)ではデダクション(演繹法)について書きました。

 次にインダクション(帰納法)です。

 前回のインダクションのまとめ

 インダクションにも前提がありますが、デダクションとの違いは、その前提がA

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教師から見た〇〇(推論法編No.001)

教師から見た〇〇(推論法編No.001)

 ここでは、いろいろなテーマを、

“教師自身、生徒に還元するための見方”

という切り口で書き綴っていきます。毎日500字程度ずつ。

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 ここ最近、生徒たちの推薦入試のお手伝いで記事を書く時間がなかったですが、いろんな人から実は読んでいますと言われたこともあり、ぼちぼち書いていこうと思います。

 以前に動物愛護法について書くと言いましたが、ひとまず若手教員のた

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教師から見た〇〇(同調圧力編No.010)

 ここでは、いろいろなテーマを、

“教師自身、生徒に還元するための見方”

という切り口で書き綴っていきます。毎日500字程度ずつ。

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 日本における同調圧力という文化は、“自然”な落としどころである「お互いをスルーする=お互いに寛容である」という選択肢を消してしまう。

 同調圧力は、自分がしていることを他者に強い、同じであることを強いるため、「みんなと違う」

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教師から見た〇〇(同調圧力編No.010)

教師から見た〇〇(同調圧力編No.010)

 ここでは、いろいろなテーマを、

“教師自身、生徒に還元するための見方”

という切り口で書き綴っていきます。毎日500字程度ずつ。

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 日本における同調圧力という文化は、“自然”な落としどころである「お互いをスルーする=お互いに寛容である」という選択肢を消してしまう。

 同調圧力は、自分がしていることを他者に強い、同じであることを強いるため、「みんなと違う」

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教師から見た〇〇(同調圧力編No.009)

教師から見た〇〇(同調圧力編No.009)

 ここでは、いろいろなテーマを、

“教師自身、生徒に還元するための見方”

という切り口で書き綴っていきます。毎日500字程度ずつ。

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 同調圧力が多様性と包括性に与える悪影響を見ていこう。

 “多様性を認められる世界”とよく言われるが、多様性を認めるとはどういうことだろうか。本当に多様性のすべてを認めることなど可能だろうか?そもそも認める必要はあるのだろうか

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教師から見た〇〇(同調圧力編No.008)

教師から見た〇〇(同調圧力編No.008)

 ここでは、いろいろなテーマを、

“教師自身、生徒に還元するための見方”

という切り口で書き綴っていきます。毎日500字程度ずつ。

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 ここまで、同調圧力がどのようにして“当然のこと”として刷り込まれていくかを見てきた。

 では、ここからは、同調圧力によって“そもそもどういった悪影響がもたらされるか?”についてみていこう。

 日本の学校では、とにかく「差別

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教師から見た〇〇(同調圧力編No.007)

教師から見た〇〇(同調圧力編No.007)

 ここでは、いろいろなテーマを、

“教師自身、生徒に還元するための見方”

という切り口で書き綴っていきます。毎日500字程度ずつ。

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 教師は変わっているからと言って排除をしたりしない!という人がいるかもしれないが、これは不登校の原因が先生との関係性にあると答える生徒が1/4程度いるという事実からも、その一端をうかがい知れる。

 さらに、不登校の原因の最も多

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教師から見た〇〇(同調圧力編No.006)

教師から見た〇〇(同調圧力編No.006)

 ここでは、いろいろなテーマを、

“教師自身、生徒に還元するための見方”

という切り口で書き綴っていきます。毎日500字程度ずつ。

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次に「変わっていると思われたくない」という、自分が自分自身に与える同調圧力について考え見よう。

 学校教育を通じて「同じことを同じようにすること」や「言われたことを我慢してすること」が良い、ということを刷り込んでいると書いたが

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教師から見た〇〇(同調圧力編No.005)

教師から見た〇〇(同調圧力編No.005)

 ここでは、いろいろなテーマを、

“教師自身、生徒に還元するための見方”

という切り口で書き綴っていきます。毎日500字程度ずつ。

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 しかしながら、現実としてある、教師の指導力不足や、ルールの妥当性の欠如を覆い隠すために、「みんながやってることはあなたもやりなさい。」と繰り返し、「嫌なことは均一に分けるべきでしょう」「私が我慢してるのに、あんただけ好きなこと

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教師から見た〇〇(同調圧力編No.004)

教師から見た〇〇(同調圧力編No.004)

 ここでは、いろいろなテーマを、

“教師自身、生徒に還元するための見方”

という切り口で書き綴っていきます。毎日500字程度ずつ。

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 クラスに“教室が汚れてても一向にかまわない”という考えの生徒は掃除をしないといけないか?これに「みんながやっていることだから」「そういうルールだから」以外の理由はどんなものがつけれるだろうか?

 本来は、「みんなと同じように

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教師から見た〇〇(同調圧力編No.003)

教師から見た〇〇(同調圧力編No.003)

 ここでは、いろいろなテーマを、

“教師自身、生徒に還元するための見方”

という切り口で書き綴っていきます。毎日500字程度ずつ。

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 我慢して〇〇をするが美徳になった生徒たちにたいして、さらに教師は、我慢してやっている子どもの行動をみて、「ほら〇〇もしているんだから、きみもしなさい。」という指導の仕方をすることでこの考え方を補強していくのだ。

 この教育が

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教師から見た〇〇(同調圧力編No.002)

教師から見た〇〇(同調圧力編No.002)

 ここでは、いろいろなテーマを、

“教師自身、生徒に還元するための見方”

という切り口で書き綴っていきます。毎日500字程度ずつ。

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 まず「私がしているのだから、あなたもしなさいよ」の同調圧力について考えてみる。なぜこのような考え方が醸成されていくのだろうか。

 ひとつには、やりたくないことでも我慢してするのが素晴らしい、という日本の“忍”を教える教育があ

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