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教師から見た〇〇(同調圧力編No.010)

 ここでは、いろいろなテーマを、

“教師自身、生徒に還元するための見方”

という切り口で書き綴っていきます。毎日500字程度ずつ。

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 日本における同調圧力という文化は、“自然”な落としどころである「お互いをスルーする=お互いに寛容である」という選択肢を消してしまう。

 同調圧力は、自分がしていることを他者に強い、同じであることを強いるため、「みんなと違う」や「関係がない」を許さない。

 全員が同じ土俵に乗せられ、同じルールでの戦いが強いられる。

 この中では多様性は集団のメリットとはならず、むしろストレスとして認識される。同調圧力は多様性への寛容を殺すのだ。

 また、同調圧力は、(足を引っ張る意味での)公平性を強く求めてくるため、その人なりの努力や成果を認めない。それはつまり、その人の背景や様々な特徴を考慮しないことを意味する。

 公平性は多様性と相反するものではないはずだが、狭い視野での公平性は、多様性と同時に包括性をも否定する。

 このように、同調圧力には個性を発揮しにくくする一面が確かにあるものの、問題の本質は多様性と包括性の否定にあると思う。

 この多様性と包括性の否定は、いじめや、差別、ジェンダーの不平等、そしてレイシズムなどの多くの問題を生み出す元となる重要な問題である。同調圧力を個性の抑圧や、それによって貴重な知的財産が海外に流出しているというという文脈だけで語っていては、この問題の本当の重さを見落としてしまう。

 初めに書いたように、同調圧力は学校教育が醸成している部分が大いにある。ここには、教師が”同調圧力”というツールを生徒たちのコントロールとして利用しているという一面がある。我々教師たちはそのことを認識し、生徒たちに同調圧力をかけることや、それが当然のことであるような刷り込みをすることを“やめられるように”学び努力する必要がある。

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