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AND PET

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猫の「ぼたん」と暮らした筆者が、その中で見つけた心や体にいいことを伝える連載企画。ペットの健康、ヒトの健康、共に暮らす幸せを再確認する毎日です。
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#猫

どうしているの? 犬や猫の献血・輸血/AND PET#28

どうしているの? 犬や猫の献血・輸血/AND PET#28

ツイートで知った献血・輸血問題

先日、「愛犬の治療のため輸血に協力してもらえる犬を探している」というツイートを目にしました。勉強不足の私は、犬や猫にも献血・輸血があることをこの時初めて知りました。

よくよく考えれば、確かに犬や猫も大きな病気やケガの時に輸血が必要なこともあるでしょう。でも、人間のように「献血ルーム」などがあり思い立ったら献血できるような環境が整っているわけではありません。まし

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【AND PET】#24 別れのつらさを知っていますか?

【AND PET】#24 別れのつらさを知っていますか?

ぼたんが旅立ちました

我が家の猫、ぼたんが2022年4月4日に旅立ちました。

体調が悪いようなので病院に連れていき、即入院となった翌日の夜。お見舞いから帰宅してすぐに病院から急変の連絡をもらいましたが、間に合いませんでした。死因は、免疫が赤血球を破壊して起こる「免疫介在性溶血性貧血(IMHA)」という病気。あまりに急過ぎて、病名が確定したのはその数日後、病院が外部に依頼していた血液検査の結果

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【AND PET】#22 ペットと逃げられますか?

【AND PET】#22 ペットと逃げられますか?

ペットの国外避難について

ウクライナ情勢について、現地の映像が連日報道されていますが、その中で、飼い主と共に国外へと避難するペットの姿を目にすることがあります。

平時であれば、動物の出入国は手続きに時間も手間もかなりかかります。例えば日本への入国では、

マイクロチップの埋め込み

狂犬病の予防接種(2回、1回目と2回目は30日以上あける)

狂犬病抗体検査

出国前の検査

狂犬病抗体検査後

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【AND PET】#21 寒くありませんか?

【AND PET】#21 寒くありませんか?

冬季オリンピックで気になったこと

北京で開催された冬季オリンピックが閉幕しました。世界のトップアスリートが繰り広げる熱戦はとても見応えのあるものでしたが、素人目線で気になった点が1つ。

「みんな薄着過ぎないか?」

当たり前ですが冬季オリンピックの競技は雪や氷の上で行われます。あまりに寒いと筋肉が強ばって思うような結果が出せなくなりそう。

報道によるとアルペンなどの会場となったのは、気温が氷

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【AND PET】#12 目の不調はありませんか?

【AND PET】#12 目の不調はありませんか?

最近気になる目の不調コロナ禍でドライアイに悩む人が増加傾向にあるのだそうです。その理由には、自粛生活でパソコンやスマホなどを見ている時間が増えたこと、マスクの着用で呼気が目に当たりやすくなり涙が蒸発することなどが考えられます。

ドライアイに対する研究推進と診療向上を目指すドライアイ研究会という団体では、ドライアイの原因として注意が必要なものに「3コン」と「3S」を挙げています。「3コン」とは、エ

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【AND PET】#11 いびきをかきますか?

【AND PET】#11 いびきをかきますか?

小さな体で大きないびき我が家の猫、ぼたんはなかなか立派ないびきをかきます。「ぷぅぷぅ」「くぅくぅ」という小さく可愛らしいものから、「ブーーーーッ、ブーーーーーッ」「ンゴーーーーッ、ンゴーーーーッ」という轟音まで様々。一緒に暮らし始めた当初は、あまりに大きな音にまさかそれが猫のいびきだとは思わず、「何か故障した!?」と音の原因を探し回ったこともありました。

逆に、「可愛いいびきをかいているな」と思

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【AND PET】#10 汗をかいていますか?

【AND PET】#10 汗をかいていますか?

猫が汗をかくのは体のほんの一部だけ
先日、「汗をかきにくい人ほど汗臭、脇臭いはにおいやすい。気になる女性のにおい対策」という記事を公開しました。汗をかきやすいこの季節には特に気になる内容です。そういえば、猫が汗をかいている印象は、あまりありません。

毛皮をまとった動物はみるからに暑そうですが、我が家の猫、ぼたんは冷房が苦手。冷房をつけるといつの間にか他の部屋に移動しています。ぼたんのために用意し

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【AND PET】#9 街の中で猫を見かけますか?

【AND PET】#9 街の中で猫を見かけますか?

公共空間と猫
先日、東京国立近代美術館で開催中の隈研吾氏の展覧会を観てきました。ご存知の方が多いと思いますが、隈氏といえば、国立競技場やイギリスのV&Aダンディーなどの設計に携わった、日本を代表する建築家の1人です。この展覧会は、数ある隈建築の中から特に公共性の高いものが集められました。

このコラムでなぜ建築? と思われそうですが、この展覧会のタイトルは「隈研吾展 新しい公共性をつくるためのネコ

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【AND PET】#8 一緒にお出かけできますか?

【AND PET】#8 一緒にお出かけできますか?

猫と過ごせる「キャットコテージ」
リモートワークで迎える2度目の夏。お互いに自宅での仕事に慣れ切ってしまった友人と「ワーケーションとはどのようなものか?」で盛り上がり、滞在先を探してみることになりました。コロナ禍でいつ実現できるかは不透明ですが、海を見ながら仕事するのもいいな、過ごしやすい避暑地も憧れる……などと100%ただのバケーションになりそうな夢が広がります。

そんな中で目にしたのが軽井沢

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【AND PET】#7 テクノロジーを活用していますか?

【AND PET】#7 テクノロジーを活用していますか?

注目される「ペットテック」
ペットの行動を遠隔で見守ったり、生体データを管理したりする製品やサービスについての情報を最近よく耳にします。これらはペット(Pet)+テクノロジー(Technology)=ペットテック(PetTech)と呼ばれています。

今思えば、20年近く前に話題となった犬や猫の言葉を翻訳する機械も、ペットテックの先駆けだったのでしょう。「ペットとコミュニケーションをとりたい」とい

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【AND PET】#6 雨はお好きですか?

【AND PET】#6 雨はお好きですか?

気圧の変化が不調を招く
リモートワークになってよかったことの1つに、雨の日に出かけなくてもいいという点があります。家の中から木々に降る雨を見ていると心まで潤うように感じますが、いざ外出するとなるとちょっと憂うつです。服や靴、バッグまで濡れるのは気持ちのいいものではありませんし、髪はまとまらずボサボサに。電車など混んでいる場所では濡れた傘の扱いにも気を遣います。加えて、肌寒さを感じるかと思えば蒸し暑

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【AND PET】#5 かかりつけ医はいますか?

【AND PET】#5 かかりつけ医はいますか?

かかりつけ医選びの大切さと難しさ
我が家の猫、ぼたんのかかりつけ医は、徒歩圏にある動物病院でした。家族に迎えた時には既に猫白血病ウイルスに感染していたものの、症状が出ることもなくいたって元気な猫なので、通院は毎年のワクチン接種と爪切り程度。特に不満も不安も感じずに通っていました。

しかし昨年、ぼたんに不調が現れました。結膜の一部が露出したままになっているのです。気づいてすぐにかかりつけ医に相談し

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【AND PET】#4 ビタミンDは足りていますか?

【AND PET】#4 ビタミンDは足りていますか?

猫の毛づくろいは何のため?
猫は1日の半分~3分の2を寝て過ごし、そして残りの時間の多くを毛づくろいに費やすといわれています。我が家の猫を観察してみても、確かに毛づくろいが頻繁。時には私がなでたところを、すかさず、しかも念入りになめたりします。自分が汚く思われているようでちょっと切ない……。

そんな猫の毛づくろいには「体を清潔にする」「気持ちを落ち着かせる」など様々な理由が考えられていますが、「

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【AND PET】#3 体を動かすことが減っていませんか?

【AND PET】#3 体を動かすことが減っていませんか?

体を動かすことが減っていませんか?
外出自粛が求められるコロナ禍において、運動不足になってしまうのは致し方ないように思います。スポーツ庁が発表した令和2年度の「スポーツの実施状況等に関する世論調査」では、運動不足を感じると回答した人の割合は79.6%。前年から0.9ポイント増となっています。しかし、同じ調査による成人の週1日以上のスポーツ実施率は59.9%と、前年度から6.3ポイント増という結果に

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