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【編集後期】私の一級建築士製図試験のこと
昨年はnoteで合格体験記を書き続けてきました。SNSでいろんな人にお世話になったからこその合格だったのでなにか還元できないかと思ったからです。
とはいえ、当たり前ですが合格したのは一度きりですし、私の試験対策はR02年度の一級建築士製図試験に特化したもので、専門学校のように製図試験全体を俯瞰して分析した結果ではありません。
無料の情報と言えば聞こえはよいですが、お金(対価)が発生しない
【R02 一級建築士製図試験⑬】私の一級建築士製図試験のこと
迎えた合格発表の日はよりによって12月24日だった。マジふざけんなとみんなが思ったことだろう。去年は仕事を休んだが、今年はおとなしく会社のパソコンで見ることにした。いま思えば1人で見るのが怖かったのかもしれない。いつも通りの時間に家を出て、自席で仕事しながら、発表を待った。
発表予定時刻、いつも通りアクセスが集中しているため、なかなか開かない。一つずつページを進んでいき、やっと都道府県別まで
【R02 一級建築士製図試験⑫】合格発表までのこと
当日のやらかしに向き合いながら、再現図を描いた。記述は適当にWordで打っておいたが、ウラ指導のユーザープランニングの提出ルールがその年から変わり、作図のみならず記述も直筆となったため、記述も手書きで書き起こした。再現するのマジキツい。傷口に盛塩で半端ない。最後の試験なんだから別に描かなくていい、確かにそれもあるがどう転んでも自分の集大成というか、がんばった証をかたちにしておきたかった。
た
【R02 一級建築士製図試験⑪】10月本試験でのこと
TAC、資格研究会の課題をこなしてきて、エスキス作図手順はかなり浸透してきたが、それでも面積計算やら書き漏れ等、小さいミスはまだまだあった。
本試験前は台風がまた不穏な動きをしており、2年連続延期は勘弁してと祈りつつ、試験前三日間は仕事休んでこれまでの課題の復習、記述の確認、エスキスにおける判断基準の整理を行った。
前日は銭湯行こうとしたが、10月10日(銭湯の日)なのにホーム銭湯が休み
【R02 一級建築士製図試験⑩】9月のこと
■TAC通学
8月末のTAC模試はそれなりの手応えを持って終えることができた。とはいえ、次の課題で大空間の配置で思いっきりやらかして、とりあえず書き上げるクソプランを作成した。
そのほかに駐輪場台数間違いや書き終えるまで動線配慮に気付かず(たまたま条件クリア)など、本試験だったらと青ざめるものもいくつかあった。それらをやらかしリストにまとめ、エスキスや作図手順を修正して再発防止に努めた。
【R02 一級建築士製図試験 番外編】製図試験と身体の使い方
製図試験は6時間半もの間、休むことなく、身体と頭を動かし続けるという他の資格試験にはない特殊なものである。
私はもともと腰痛持ちで、身体の疲れとストレスが溜まってくると腰とお腹に来るタイプである。はじめて学科に受かった1回目の製図試験は【描き終わらない→長時間座る→腰爆発】のループにどっぷりハマってしまい、試験当日までエスキスすら、ほとんどまとまらず未完で終わった。
角番落ちを経て再度学科
【R02 一級建築士製図試験⑨】8月のこと
TACの通学が淡々と続く。教室の席はクラスである程度のエリアが決まっていて、その中で好きなところに座るかたちだ。最初は端の前から二番目あたりに座っていたが、視界に入るもの全てが気になるたち(観察力があるというのか、注意力散漫なのか…)なので、途中から真ん中の一番前に座っていた。
講義はまず各講師が前の週の課題を添削した所感を話し、締めは井澤講師が務め、課題開始といった流れである。各講師の指摘
【R02 一級建築士製図試験⑧】7月のこと
ずっと懸案事項だったセカンドオピニオンとして、建築資格研究会を採用した。Twitterで知り合った添削仲間のKさんから教えてもらったもので、ざっくり言うと製図の課題三つ(添削付き)に過去問資料等の会員限定情報閲覧(適宜質問もできる)込みで会費二万円とのこと、学科の資料も込みである。決め手は以下の通り。
過去問分析の資料集めに苦慮していたのでもっとはやくから入りたかったと思った。課題が発表され
【R02 一級建築士製図試験⑦】6月のこと
とりあえずエスキス及び作図手順2020が一旦完成した。あとは7月からの学校課題をやっていく中で修正していくこととした。試験前の最終形は下記の通り
↑エスキス手順(1:45は中間チェック含まず)
↑作図手順とチェック項目
↑タイムアタック表
ちなみに手順に則ったエスキス用紙はこんな感じ。
課題分析シートも一旦完成、あとは7月からの(以下同文)シートに書き込むとこんな感じ。
左側
【R02 一級建築士製図試験⑥】文房具のこと
筆記用具一式(右端から使う順)
道具一式(入れ物はダイソー)
まず課題文を流し読みして、フリクションマーカー 緑 で確定している情報(周辺環境とか)・数値(敷地寸法とか)をチェックする。その際にフリクションマーカー 青で面積除外するものをチェックする。
二回目はビートルティップで設計条件(日照眺めとか)と記述の要点をピンクで、図面に描くべきもの(什器とか)を黄色でチェックする。一本でピン
【R02 一級建築士製図試験⑤】5月のこと
この時期のツイートはこちら↓
since:2020-04-21 until:2020-05-31
標準解答例のトレースに飽きたので、作成したエスキスと作図手順をベースに過去問をやり始める。当時のTwitterを見返していたら、どうやら4月中頃からやっていたようだ。
4月にh30 スポーツ施設 5月にh28 子育て支援センターとh29 高齢者向け集合住宅を実施した。
やってみて感じたのは
【R02 一級建築士製図試験④】4月のこと
新年度で職場が異動になった。通勤時間が倍以上になったが、定時退社しやすい環境になった。さて4月になったので、なにより大事な受験申込をする。過年度ともなれば、電子申請も慣れたものである。今年は会社の後輩が初受験とのこと、これまでにも何人もの後輩同期先輩が私を追い抜いていった。あんな思いはもうたくさんだ。
4月からエスキス手順と作図手順を検討し始めた。いままでやっていたエスキスと作図の流れをとり
【R02 一級建築士製図試験③】3月のこと
なぜランクⅢだったのか。Twitterで募った指摘や担当講師からの総括、ユープラ分析等、諸々の情報収集を行った結果、どうやら外周りの計画、特に車椅子使用者駐車場からの移動等円滑化経路が要因(もちろん他にも細々とある)と思われる。バリアフリーの観点から車椅子使用者の通路幅を確保するため、車幅も含めて6mのヘリアキが必要なところ、私は4mで計画していた。これはTACではどうしても6m確保することがむ
もっとみる【R02 一級建築士製図試験②】2月のこと
結果はランクⅢだった。なぜダメだったのか、わからない(序章参照)自分ではわかっていないことはなにか、第三者の客観的な視点が必要だと思った。以前から、スマホでTwitterを見がちだったので、いっそのこと試験専用アカウントを作った。
合格発表で色めき立つタイムラインを苦々しい気持ちで眺めながら、再現図をアップして指摘を募った。
この気持ちを忘れないようにとスマホの待ち受け画面を番号と自分の名
【R02 一級建築士製図試験①】〜序章〜
角番落ちを経験し、4回目の製図試験、当日は大きなやらかしもなく、プランもきれいに収まり、手応えもあった。試験後の講師との添削会でもお墨付きをもらい、正直、これは受かると思っていた。
2019年度の合格発表、台風による延期組は2月だった。その日は仕事を休んで、いつも通りの時間に家を出た。次年度から行く予定の職場への行程と所要時間の確認をするため、いつもと違う電車に乗った。
最寄り駅に着いて諸