いつき(一級建築士で二児の父)

R02年度一級建築士製図試験に合格するまでの話をつらつら書いています。 H26ランク…

いつき(一級建築士で二児の父)

R02年度一級建築士製図試験に合格するまでの話をつらつら書いています。 H26ランクⅣ H27ランクⅢ H28ランクⅡ H29H30 学科不合格 R01ランクⅢ R02ランクⅠ 合格 仕事で図面をみたりしてます。 かみさんと息子娘の四人家族です。

マガジン

  • R02年度 一級建築士製図試験でやっていたこと(体験談)

    R02年度 一級建築士製図試験においてやっていたいことを月ごとに綴っています。番外編として、文房具編と身体のケア編があります。この時期にこんなことやっていたのかといった感じでだれかのご参考になれば幸いです。

最近の記事

【編集後期】私の一級建築士製図試験のこと

 昨年はnoteで合格体験記を書き続けてきました。SNSでいろんな人にお世話になったからこその合格だったのでなにか還元できないかと思ったからです。  とはいえ、当たり前ですが合格したのは一度きりですし、私の試験対策はR02年度の一級建築士製図試験に特化したもので、専門学校のように製図試験全体を俯瞰して分析した結果ではありません。  無料の情報と言えば聞こえはよいですが、お金(対価)が発生しないものには責任が伴わないと私は思います。  エスキスがだいたい2時間ちょっとで作

    • 【R02 一級建築士製図試験⑬】私の一級建築士製図試験のこと

       迎えた合格発表の日はよりによって12月24日だった。マジふざけんなとみんなが思ったことだろう。去年は仕事を休んだが、今年はおとなしく会社のパソコンで見ることにした。いま思えば1人で見るのが怖かったのかもしれない。いつも通りの時間に家を出て、自席で仕事しながら、発表を待った。  発表予定時刻、いつも通りアクセスが集中しているため、なかなか開かない。一つずつページを進んでいき、やっと都道府県別まで辿りついた。合格者一覧を開いて、一気にスクロールする。過年度なのでどうせ下の方だ

      • 【R02 一級建築士製図試験⑫】合格発表までのこと

         当日のやらかしに向き合いながら、再現図を描いた。記述は適当にWordで打っておいたが、ウラ指導のユーザープランニングの提出ルールがその年から変わり、作図のみならず記述も直筆となったため、記述も手書きで書き起こした。再現するのマジキツい。傷口に盛塩で半端ない。最後の試験なんだから別に描かなくていい、確かにそれもあるがどう転んでも自分の集大成というか、がんばった証をかたちにしておきたかった。  ただし、この作業がマジキツい(二回目)厨二の恥ずかしい黒歴史を自ら掘り起こすくらい

        • 【R02 一級建築士製図試験⑪】10月本試験でのこと

           TAC、資格研究会の課題をこなしてきて、エスキス作図手順はかなり浸透してきたが、それでも面積計算やら書き漏れ等、小さいミスはまだまだあった。  本試験前は台風がまた不穏な動きをしており、2年連続延期は勘弁してと祈りつつ、試験前三日間は仕事休んでこれまでの課題の復習、記述の確認、エスキスにおける判断基準の整理を行った。  前日は銭湯行こうとしたが、10月10日(銭湯の日)なのにホーム銭湯が休みのため、家風呂でよくあたたまってから、ストレッチをし、はやめに就寝した。  試

        【編集後期】私の一級建築士製図試験のこと

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        • R02年度 一級建築士製図試験でやっていたこと(体験談)
          15本

        記事

          【R02 一級建築士製図試験⑩】9月のこと

          ■TAC通学  8月末のTAC模試はそれなりの手応えを持って終えることができた。とはいえ、次の課題で大空間の配置で思いっきりやらかして、とりあえず書き上げるクソプランを作成した。  そのほかに駐輪場台数間違いや書き終えるまで動線配慮に気付かず(たまたま条件クリア)など、本試験だったらと青ざめるものもいくつかあった。それらをやらかしリストにまとめ、エスキスや作図手順を修正して再発防止に努めた。  この時期は特に『中間チェックの重要性』を痛感していた。最後のチェックはあくまで作

          【R02 一級建築士製図試験⑩】9月のこと

          【R02 一級建築士製図試験 番外編】製図試験と身体の使い方

           製図試験は6時間半もの間、休むことなく、身体と頭を動かし続けるという他の資格試験にはない特殊なものである。  私はもともと腰痛持ちで、身体の疲れとストレスが溜まってくると腰とお腹に来るタイプである。はじめて学科に受かった1回目の製図試験は【描き終わらない→長時間座る→腰爆発】のループにどっぷりハマってしまい、試験当日までエスキスすら、ほとんどまとまらず未完で終わった。  角番落ちを経て再度学科に合格した私は30代後半に差し掛かっていた。日々の仕事に分担している家事、毎週の

          【R02 一級建築士製図試験 番外編】製図試験と身体の使い方

          【R02 一級建築士製図試験⑨】8月のこと

           TACの通学が淡々と続く。教室の席はクラスである程度のエリアが決まっていて、その中で好きなところに座るかたちだ。最初は端の前から二番目あたりに座っていたが、視界に入るもの全てが気になるたち(観察力があるというのか、注意力散漫なのか…)なので、途中から真ん中の一番前に座っていた。  講義はまず各講師が前の週の課題を添削した所感を話し、締めは井澤講師が務め、課題開始といった流れである。各講師の指摘はただ漫然と聞いてるより記憶の定着になるかなと思って、そうよなぁとかぶつぶつ言い

          【R02 一級建築士製図試験⑨】8月のこと

          【R02 一級建築士製図試験⑧】7月のこと

           ずっと懸案事項だったセカンドオピニオンとして、建築資格研究会を採用した。Twitterで知り合った添削仲間のKさんから教えてもらったもので、ざっくり言うと製図の課題三つ(添削付き)に過去問資料等の会員限定情報閲覧(適宜質問もできる)込みで会費二万円とのこと、学科の資料も込みである。決め手は以下の通り。  過去問分析の資料集めに苦慮していたのでもっとはやくから入りたかったと思った。課題が発表されるまではしばらく製図関連の資料を確認していた。 製図の学校がはじまった。今年は

          【R02 一級建築士製図試験⑧】7月のこと

          【R02 一級建築士製図試験⑦】6月のこと

           とりあえずエスキス及び作図手順2020が一旦完成した。あとは7月からの学校課題をやっていく中で修正していくこととした。試験前の最終形は下記の通り  ↑エスキス手順(1:45は中間チェック含まず) ↑作図手順とチェック項目 ↑タイムアタック表  ちなみに手順に則ったエスキス用紙はこんな感じ。  課題分析シートも一旦完成、あとは7月からの(以下同文)シートに書き込むとこんな感じ。  左側に敷地や課題の条件と各工程で感じたこと、右側にゾーニング(自分の・解答例・再エス

          【R02 一級建築士製図試験⑦】6月のこと

          【R02 一級建築士製図試験⑥】文房具のこと

          筆記用具一式(右端から使う順) 道具一式(入れ物はダイソー)  まず課題文を流し読みして、フリクションマーカー 緑 で確定している情報(周辺環境とか)・数値(敷地寸法とか)をチェックする。その際にフリクションマーカー 青で面積除外するものをチェックする。  二回目はビートルティップで設計条件(日照眺めとか)と記述の要点をピンクで、図面に描くべきもの(什器とか)を黄色でチェックする。一本でピンクと黄色を引き分けられるので持ち替え不要でおすすめ。  三回目はフリクションボ

          【R02 一級建築士製図試験⑥】文房具のこと

          【R02 一級建築士製図試験⑤】5月のこと

          この時期のツイートはこちら↓ since:2020-04-21 until:2020-05-31  標準解答例のトレースに飽きたので、作成したエスキスと作図手順をベースに過去問をやり始める。当時のTwitterを見返していたら、どうやら4月中頃からやっていたようだ。  4月にh30 スポーツ施設 5月にh28 子育て支援センターとh29 高齢者向け集合住宅を実施した。  やってみて感じたのはずっとやっていたビリケツ式簡易階フリで本番の試験問題もいけそうだということ。電卓

          【R02 一級建築士製図試験⑤】5月のこと

          【R02 一級建築士製図試験④】4月のこと

           新年度で職場が異動になった。通勤時間が倍以上になったが、定時退社しやすい環境になった。さて4月になったので、なにより大事な受験申込をする。過年度ともなれば、電子申請も慣れたものである。今年は会社の後輩が初受験とのこと、これまでにも何人もの後輩同期先輩が私を追い抜いていった。あんな思いはもうたくさんだ。  4月からエスキス手順と作図手順を検討し始めた。いままでやっていたエスキスと作図の流れをとりあえずノートに書き出して、エクセルで表にした。よくやるミスや不合格になりそうなミ

          【R02 一級建築士製図試験④】4月のこと

          【R02 一級建築士製図試験③】3月のこと

           なぜランクⅢだったのか。Twitterで募った指摘や担当講師からの総括、ユープラ分析等、諸々の情報収集を行った結果、どうやら外周りの計画、特に車椅子使用者駐車場からの移動等円滑化経路が要因(もちろん他にも細々とある)と思われる。バリアフリーの観点から車椅子使用者の通路幅を確保するため、車幅も含めて6mのヘリアキが必要なところ、私は4mで計画していた。これはTACではどうしても6m確保することがむずかしい時は4mでも構わないと教わっていたからである。  これについては、先に

          【R02 一級建築士製図試験③】3月のこと

          【R02 一級建築士製図試験②】2月のこと

           結果はランクⅢだった。なぜダメだったのか、わからない(序章参照)自分ではわかっていないことはなにか、第三者の客観的な視点が必要だと思った。以前から、スマホでTwitterを見がちだったので、いっそのこと試験専用アカウントを作った。  合格発表で色めき立つタイムラインを苦々しい気持ちで眺めながら、再現図をアップして指摘を募った。  この気持ちを忘れないようにとスマホの待ち受け画面を番号と自分の名前がないR01年度合格発表の写真にした。  並行して、TACの担当講師への報告

          【R02 一級建築士製図試験②】2月のこと

          【R02 一級建築士製図試験①】〜序章〜

           角番落ちを経験し、4回目の製図試験、当日は大きなやらかしもなく、プランもきれいに収まり、手応えもあった。試験後の講師との添削会でもお墨付きをもらい、正直、これは受かると思っていた。  2019年度の合格発表、台風による延期組は2月だった。その日は仕事を休んで、いつも通りの時間に家を出た。次年度から行く予定の職場への行程と所要時間の確認をするため、いつもと違う電車に乗った。  最寄り駅に着いて諸々確認を終え、近くにあったスタバに入り、発表を待った。  発表予定時刻、アクセ

          【R02 一級建築士製図試験①】〜序章〜