【R02 一級建築士製図試験⑫】合格発表までのこと
当日のやらかしに向き合いながら、再現図を描いた。記述は適当にWordで打っておいたが、ウラ指導のユーザープランニングの提出ルールがその年から変わり、作図のみならず記述も直筆となったため、記述も手書きで書き起こした。再現するのマジキツい。傷口に盛塩で半端ない。最後の試験なんだから別に描かなくていい、確かにそれもあるがどう転んでも自分の集大成というか、がんばった証をかたちにしておきたかった。
ただし、この作業がマジキツい(二回目)厨二の恥ずかしい黒歴史を自ら掘り起こすくらいキツい。いやいやいや、もっとキツい。だって厨二じゃなくてもう35歳だよ、おれ。特にユニット玄関を1階にまとめたことと屋上設備スペースの詳細、特に給湯設備に言及しなかったことが不安だった。他にも三つコアや中庭採光、左右対称室配置じゃないことなど、課題条件をなんとかクリアしてる自負はあったけど、多数派ではなさそうなので、とにかく不安だった。
とはいえ、はぁ、やっと試験も終わりすっきり... とは行かず、頭の中ではずっとこれ↓
が定期的に行われていた。
やっと試験終わった!→あぁ、落ちていたらどうしたらいいのか。→うわぁ(無限ループ)の繰り返し。いま思えば、軽く躁鬱感すらあった。とりあえずいろんなところの解答例をあさりまくって、1階ユニット玄関とか三つコアのやつ見つけて精神を安定させたりしていた。
TACは再現図の講評がないので、昨年からお世話になっている講師に試験後すぐエスキス送って、後日再現図も送った。太鼓判を押してはくれたが、もっと、もっと安心したい。コロナ禍で他の受講者と出来についてあーだこーだ言う機会もなく、消化不良みたいな感じでモヤモヤしていた。
そこで一級とるぞネットと会員だった建築資格研究会本試験添削に申し込むことにした。一級とるぞネットは誰でも申し込める。過去問添削での一級とるぞネットの印象は採点項目が厳しく、総合資格に近いかなと感じていた(個人の所感です)
会員として受けていた予想問題の添削での建築資格研究会の印象は、要所は抑えていれば、比較的ざっくりという感じで本試験ってこんな感じの採点なのかもなぁと思っていた。
提出から数日、先んじて提出していた一級とるぞネットの添削が返ってきた。評価はランクⅢ、厳しめと思っていたので予想はしていたが、これはこれでくる。ユニット玄関を一階に持ってきている時点で大減点、下手したら室欠落でランクⅣだそうだ。記述も合格点に達せず、浅層改良ではNGとのこと。エスキスについても言及されており、個室の検討をしっかり行うべきだったと指摘されているが、検討はしっかり行なっている。まぁ、こんなものかと内心強がっていた。正直、凹む。
次に建築資格研究会の添削が返ってきた。こちらはランクⅠの合格圏内で、あとは全体の出来によりけりとのこと。ユニット玄関を1階に持ってきているが、欠落にはあたらないので一発ランクⅣではないのではという見解の模様。記述も総じて合格圏内という評価だった。素直にうれしい。
あまりにも情緒不安定のため、某巨大掲示板まで見るようになり、ユニットケアなんだから東西ユニットに決まってんだろ。南北ユニットとかワロスwwwって書いてあったかどうかはいまや定かではないが、SNSを含めてユニットケアなんだから国が推奨してる東西ユニット偏重論はなんとなくあったように思う。
そんな私を見かねて、RさんがTwitterの角落ち経験者の人達とのZoom飲み会に誘ってくれた。角落ち経験者にしかわからないあるあるでうんうん言ったり、それぞれの再現図を見せ合ったりしていた。Rさんは知り合いの講師に私の再現図も見てもらっていてくれて、講評では『ユニット玄関を1階としていても各ユニットの独立性が保たれているので大丈夫ではないか。』というものだった。素直にうれしい。
最終的な講評まとめは4つの内、3つが合格圏内、1つが不合格との結果になった。素直にうれしい。
とはいえ、発表までは相変わらず頭の中でずっと繰り返していた(二回目)
そんな中、父親と船釣りに行ったり、会社の人と鱒釣りに行ったり、イベントを入れて気を紛らわしていた。それはそれとして、会社の後輩(製図初年度)がそれなりに仕上げきて、総合資格の講評でランクⅠ- Bもらっててマジなんともいえない感じになったりしていた(ギギギギギッ)コロナ禍で打ち上げとかおつかれさまの飲み会が全く出来ず、ただひたすら一人で飲んだりしながら、合格発表までの日をやり過ごしていた。
そしてついに12月24日、合格発表の日を迎えることとなる。
※前回、次で最終回と言ったのにうわぁー、ゴロゴロゴロゴロの内容がてんこ盛りで収まりきりませんでした。次こそが最終回になります。
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