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嫉妬を成りたい自分発見器として使おう。ヨガの教えで気持ちよく英語を学ぶには?

こんにちは、語学の裏設定のゆうです。今日は、英語を学んでいるとほぼ絶対に湧いてくる嫉妬に飲まれず、成長へのバネへと変える方法についてです、

なぜ「ほぼ絶対湧く」のかと言うと、

自宅に籠もり外界との接点を完全に絶って学習する人を除き、英語力が自分より高い人に出会う事がザラにあるからです。

そもそも嫉妬とは、格上の相手を羨む感情を源としています。
「羨ましい」には実は2種類あり、

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羨ましいと思う気持ちからの健全な「称賛」と、
羨ましいとは思うけどそう思いたくはない気持ち「嫉妬」があるわけです。


ではなぜ「そうは思いたくない」のでしょうか?

それはあなたは頑張っているからです。
頑張っているけど、相手に届きそうもない。

だから無意識に比較し、心のランキング表の中で相手を少しでも引きずり降ろしたい。その手段として相手の粗捜しをし、「嫉妬」という感情が湧くわけです。


嫉妬をしている間は「努力タイム」ではなく「あら探しタイム」ですから自分自身は成長しません。一方相手は、その間も努力をしますから、ますます自分と相手の差は広がるばかりです。だからますます嫉妬するようになる。

「嫉妬」→「あら捜し」→「差が広がる」→「更に嫉妬」→「更にあら捜し」→「更に差が広がる」→...

というサイクルに入ってしまうことを「嫉妬に飲まれる」と表現したいと思います。

嫉妬心は大きなエネルギーを持っています。
飲まれたら最後、英語学習が苦しくなるだけです。
逆を言うと、英会話や教材作成者は、嫉妬心を煽りお金を貢ぐようなマーケティングをしているわけです。これについては以前記事にしましたら興味ある方は一読してみてください。

自ら嫉妬の源を作り、自ら解決策を売る


嫉妬の話に戻しますと、
逆にそのエネルギーを利用する方向で考えるのが健全であると言えます。

特に嫉妬をなりたい自分発見器として利用することです。

具体的には、
「嫉妬」の感情を強く感じるほど、その対象の人は「理想の自分像」を持っている先輩であることを暗示するわけですから、謙虚に真似ていくことで自己実現を果たすというヨガ流の方法です。

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1.嫉妬を感じないように努力するのは無理

基本的に無理です。

仏門に入り過度な修行と禁欲生活を何年も積みやっと嫉妬を含む煩悩から解き放たれるので、わたし達一般の英語学習者が嫉妬を感じないように心を抑制しようと努力するのは無謀であると言えます。

現実的ではないです。
英語を学ぶために仏教を学ぶ必要は(基本的に)ないのですから。


2.自分の軸を確立し他人を羨まない体質になるのは、少し現実的


嫉妬は「比較」から生まれます。

それゆえ、「他人と比較をする必要」がなくなれば嫉妬心は自ずと起きなくなります。具体的には、自分だけの目標を強固に確立することです。

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例えば、
「英語を学習してクラスメイトの●●さんとデートする!」という目標であれば、TOEIC満点の人と接しようが、10カ国語話せる人に出会おうが、嫉妬の感情は沸かないはずです。比較することの意味がありませんから、自分の目標だけを清澄に見定め続け、前進できることでしょう。

比較とは雑念であり、勝手な思いなしです。
絶対これ!というぶれない目標があれば、そういった雑念に振り回されることがなくなるので、学習が捗るはずです。

という自分の軸を強く持つことの大切さを更に具体的に書き表したのが昨日の記事ですので、お時間の許す方はご覧になってみてください。

話せる言葉の個数自慢という虚栄レース

そうなると、
「点数」を追い続けることは嫉妬の感情に支配されやすい学習体質だと言え、あまりオススメできません。もちろん移住進学のためにテストの点数を追うことは別です。そのような場合であれば、完全に自分のためにやる自分の勉強ですから、嫉妬の感情は湧きませんし、それゆえ嫉妬に飲まれることも無いでしょう。

そうではなく、
誰かに点数で勝ちたいからやる英語の学習は、嫉妬に飲み込まれる可能性の高い勉強法で、いつしか努力よりもあら捜しに徹してしまうことも大いに有り得るわけです。飲み込まれず勉強を続け、目標の人に勝ったら次の目標を立て成長し続けられる強靭なメンタルをお持ちな場合は構いませんが...

そういった事情もあり、基本的に点数を追うことだけの学習はオススメしたくありません。以前それについて詳しく書いた記事がありますので、興味のある方はどうぞ!

「点数」に英語学習の終点は求めないほうが良い



3.「嫉妬」は、なりたい自分発見器

誰かを嫉妬しているとする。

なぜか。

それは、その人が今の自分に無いけど喉から手が出るくらい欲しいものを持っているからです。

冒頭で、嫉妬の感情を抱いている間は粗探しの時間だと言いましたが、
嫉妬しているなと思ったら「それがなりたい未来の私だ!」と、
自分なりの目標を立てる機会にしましょう。

やはり自分オリジナルの目標に叶う目標は無い、ということはここまでの文章で何度か述べてきましたからね。

このような嫉妬の使い方は、なりたい未来の自分検知器としての使い方で、非常に生産性があります。

ですから、嫉妬の感情を起こさせてくれた人には感謝の念を捧げることができます。
なりたい自分を明らかにさせてくれる手伝いをしてくれたわけですから!冒頭で書いた「羨み」を健全な「称賛」に変えることができるので、気持ちを乱さず自分の勉強に集中することができます。

精神統一と言ったらヨガを思い浮かべる人が居るかも知れませんが、
ヨガの教えにはこう書いてあります。

幸福な者に対しては妬みのない友情(すなわち慈)を感じましょう。
善行者に対しては喜び(すなわち喜)を感じましょう。

どうせネットから取ってきた文章でしょ?と思われるかもしれませんが、昔買ったヨガの聖典に書いてあった感激を受けた言葉ですので、付け焼き刃の言葉ではなく、自分の一部になった言葉であることは明記しておきます。

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更に、ヨガ的に言えば、

無垢な心に羨みの念が悪い結合の仕方をすることで嫉妬になる

言えますので、

無垢な心に羨みの念が良い結合の仕方をすることで称賛になる

となりませんか?

したがってここまでをまとめると、

誰かに嫉妬を感じた

あ、それが将来成りたい私の理想像だ!

それを補えるように努力する目標を立てよう1

私を嫉妬させてくれたそこのあなた、ありがとうございます!

もし昔、このヨガの言葉と考え方に出会っていなかったら、今頃私はドロドロの嫉妬まみれの英語の勉強を続けたことでしょう。ヨガに本当に救われました。


まとめ

英語を学んでいて嫉妬を感じることは避けられません。だからといって無理に嫉妬を感じないようにすることは仏教の修行僧でない私達には不可能です。そこで、嫉妬を理想像発見器として利用し、嫉妬が持つ負のエネルギーを生のエネルギーに変えてしまいましょう。その方が実用的だし、簡単です。

皆さんの英語学習の糧になったことを祈って、

それではまた次の記事でお会いしましょう!

PS

「#買ってよかったもの」企画にコッソリ参加していますが、ヨガ聖典は買って損しなかった物のうちの1つです。色々な気づきを得られますから、お値段以上の値打ちが得られます。下手な自己啓発本やセミナーよりも、断然オススメであることは強く推しておきます。

英語の教科書の横に、ヨガ聖典を置いておくと、数々の勉強を妨害する誘惑に勝てるかも!?

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