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英語力ゼロでも留学先で仕事を見つけるのに必要な7つのスキル、「TACTFUL」とは。

英語力より、信用値。それこそが仕事獲得の鍵。

こんにちは、語学の裏設定のゆうです。今日は、留学先で仕事を見つけるための7つのスキル「TACTFUL」について、私なりに書いていきます。

下の7つのスキルがあれば、たとえは異国の地であれども、仕事は見つけることも、作ることもできるんじゃないかなと考えています。

Trust:「信用」
Actions:「行動」
Communication:「コミュニケーション」
Technique :「技術や専門知識」
Firmness:「決意」
U:「あなた自身」
Language:「語学」

この7つの頭文字をまとめると、英語で「機転のきく」という意味のTactfulになり、これを身につけると文字通り仕事探し・仕事作りをスマートにこなすことができると思います。 

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まず申し上げないといけないのは、この中でいちばん大事なのは最初のT、つまりTrust (信用)です。


信用がなければ、残りの6項目が備わっていたとしても、仕事は見つからないですし、作ることもままならないでしょう。日本でも海外でも、結局最後は「人 対 人」ですから、人の心を勝ち得ず、お金を稼ぐことはできないと考えています。それゆえ、残りの6項目は「信用」がある前提でのお話だと、どうか解釈なさってください。


本論に入る前に、もう1点最初に強調しておきたいことは、Language「語学」が一番最後に来ているという点です。

留学やワーホリに行く多くの方は、仕事を得る上で、語学力が最も大事だと思っている方が多いかと思います。しかし、語学力はオマケに過ぎません。留学先で通訳や翻訳と行った語学メインの仕事に就かない限り、他の項目のほうが圧倒的比率で大事です。この辺の事情も、章立てしてお話していきます。

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1.仕事探しは「人対人」。信用値UPが最優先事項


語学力はネイティブに劣る、オマケに外国人という枠の中にいる。そんなあなたを、現地の企業が採用する基準はなんでしょうか?


「信用値」
の高さです。

では信用の来源はどこかと言うと、最も大きな要素を占めるのは「人柄」です。現代風に言い換えれば、「人間力」になりますが、つまるところ、人として大丈夫だと見てもらえれば採用に至ります。

先ほどのアルファベット言えば、6番目の「U(あなた自身)」に当たります。

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2018年にリクルートが、企業が採用活動で最も重視する項目の調査をし、やはり人柄を最も重視するという結果が出ています。92%の人事の人が信用重視です。

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「あれ、日本の就活のお話ですか?」
「関係あるんですか?」

と思った方。

大いに関係ありなんです。日本の会社も海外の会社も、結局採用活動をする時は、面接という「人対人」の一騎打ちをします。だから本質は同じだと思いませんか?

その時、現在どれだけ信頼できるか (主に人柄+熱意で構成)と、将来も信頼できるかどうか (今後の可能性)で判断されているのです。


日本人も、外国人も、人間です。人間は社会的な生き物ですから、信用が何よりも大事です。語学力なんて、2の次、3の次ですよ。語学教師のフリーランスとして活動し、失敗していたわたしの言うことですから、そこに言葉の重みを認めていただければ幸いです。

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ではU(あなた自身=人柄)はどうやって上げれば良いのかと言うと、答えはありません。強いて言うなら、「相手から見て、良い人だと思われる」ことにポイントがあります。

いわゆる第一印象です。

小手先のテクニックかもしれませんが、最優先事項は「身だしなみ」を整えることにあります。英語の参考書を買うよりも、いい服を買う方が投資効果は大きいと思います。今後、第一印象UP術について記事にするので、もし知りたいという方はフォローしていただけるとお見逃しがないと思います。



2.信用を支えるその他の項目


TACTFULの最初のTと、少し飛びましたが、U(あなた自身=人柄)についてお話したので、残りは順番に書き連ねていこうと思います。


  ・Action (行動力)

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果報は寝て待てと言いますが、仕事は寝て待てと言わないように、自ら動くことが大切です。

特に、日本とは仕事探しの常識が違う海外では、なるべくたくさん動き、仕事探しのコツを掴むことが成功の秘訣であると思います。

留学が先に行ったもの勝ちなら、就活は先に動いたもの勝ちです。

もう1つ理由を付け加えると、オンラインの就活をしながら同時並行で、自分でレジュメを配り歩くと案外見つかるからです。日本なら、アポ無しで飛び込んで履歴書を渡す...だなんてことは想像すらできませんが、海外では通用してしまいます。たまたまそこに空きがあったら、そのまま面接、からの採用に至るケースも珍しくはありません。

採用確率は自分の足で上げろ。

と聞けば大変そうかもしれませんが、動いた分だけ採用確率が上がるなら、動く価値ありだと思います。



  ・Communication (コミュニケーション力)


コミュニケーションは語学力が全てだとは限りません。

笑顔の作り方、距離感、礼儀作法などなど、人間関係構築に関わる全てのスキルが問われます。

ここで1つ誤解してほしくないのは、

日本でコミュニケーションスキルが高いとみなされる行動と、海外でコミュニケーションスキルが高いとみなされる行動は、必ずしも一致しないということです。

その最たる例が、笑顔と相槌です。

日本では、相手の話が分からなくてもとりあえず笑顔で相槌を打っていれば良いですが、驚くことに海外ではそれは通用しないのです。特に英語圏では、みんな黙って話を聞いています。そして話がわからないときに、笑うようなこともあまりしません。

つまり、コミュニケーションの常識が違うのです。

日本のコミュニケーションの常識を持ち込んで良いのか、悪いのか。これについてはよくよく研究する必要があります。


  ・Technique (技術や専門知識)


お皿洗いなどの単純労働中心のアルバイトを除けば、何かしらの専門知識はある方が良いですし、深いほど望ましいです。


ここに、過去の仕事経験を含んでも良いでしょうが、もし経験がない場合はどうしようもないので、今後勉強する熱意があることを伝えることが肝心です。

専門知識を持っていることを証明するのは至難の業です。ゆえに資格を保持していることを示すのが一番手っ取り早いのですが、日本の資格が必ずしも通用しない海外ではその証明に手間取ることでしょう。

さらに、日本と海外では、法律や習慣が違うため、かならずしも日本で習った専門知識がそっくりそのまま役に立つ場合は稀かもしれません。

このように考えれば、現時点で専門知識がどれだけ豊富かを示すのも1つの手かもしれませんが、今後、新しい職場で学ぶ意欲をいかに示せるかが鍵になると思います。

「専門知識」という一見すれば「信用」から距離が遠そうなところから、向上心がどれだけあるか、つまり信用値が測られていると考えたほうが、採用確率を上げるアピールに繋がるはずです。

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  ・Firmness(決意)


自信と読み替えてもいいです。

パット見、自分に自信があるかどうか。

採用者の目線になって考えてみましょう。明らかに自信が無い人は採用したくないですよね。

ゆえに、「自信がなくても、自信があるように見えること」が鍵となります。

英語には次のような諺があります。

Fake it till you make it
(フェイキット ティル ユー メイキット)
(できるようになるまで、ふりをする)

たとえ今できなくても、できるふりを、できるまでする。

嘘も、本当になるまで突き通せば、嘘じゃなくなる。

典型的な欧米化型の思考法で、特にアメリカ人に見られます。

日本では嘘は悪いことだと教わりますが、英語圏では少々自信過剰くらいのほうが丁度いいです (←めちゃめちゃ大事!!!)

自信の付け方の詳しい方法に関しては、今後まだ記事にしたいなと考えていますが、留学先の国民性に沿った行動が大事である、ということは是非今日知っておいてください。

下の、国民性のまとめ記事が参考になるかもしれません。

あなたの留学先の国民性は?


  ・Language (語学)


やっと語学が出てきましたね。

7要素の中で「語学」の比率が一番低いのですが、皆さんの中では「語学」のウェイトは恐らく大きいことでしょう。

そのため次のような現象が起きます。

私は語学力がない→だから面接に落ちた→ジャパレスにするか→違法賃金労働でも仕方ないよね

自信の欠如のせいで、やりたくもない仕事を、低賃金でひたすら続けてしまうという、自己肯定感キラーのスパイラルです。

確かに、語学がモノを言う場面もあることでしょう。しかし、他の6要素でカバーすることも可能です。現に、語学力ゼロでも、なぜかローカルジョブ (現地人経営のホワイト企業で働くこと)をゲットしている人もいるのですから。

語学が全てだとは思わず、まず他の6要素を高めることを、オススメいたします。


まとめ

1に「信用 (T)」。2に「人柄 (U)」。一番最後に「語学(L)」。

残りは並んでいる順に鍛えていきましょう。

日本にいる人も、海外にいる人も、どちらも同じ「人」です。

「人」を動かすのは言葉ではなく、その裏に込められた「気持ち」で、それは「信用」を感じさせなくてはなりません。逆を言えば、「信用」さえ相手に感じさせてしまえば、仕事には繋がります。だから、英語力にたとえ自信がなくとも、果敢に挑戦してみてください。

きっと道は開けます。

本記事が皆さんの仕事探しの糧になったことを祈って、それではまた!

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1言語1人格。語学だけで終わらない語学の学習を始めとして、留学・海外生活について投稿しています。フォローしていただくと、語学の勉強が楽しくなります。