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Seiji Lakefield
2022年6月27日 22:55
〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜くるくるとらせんを描くように加速度を増して時間が回転をしているフワフワと眠りにつく夢の中意識だけが酩酊しながら独り歩きしている時折見る夢は実体を失くした意識だけとなり眩ゆい蝋燭台が並ぶフロアを中を練り歩くようにダンスをする夢の中のキャンドルの燈はひとつふたつと指折り数えるようにそのライフを遣い果たし
2022年4月26日 19:20
〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜眠りについた夜__胎内へと向かう宇宙船にのって不思議な夢の世界へと意識は誘われるメビウスの輪のような切れ目のないらせんの吊り橋を歩いている小さな細胞に刻まれたはるか太古の記憶を辿る神秘の旅路へと向かうこの世を形作っている神の御業目を見張る美しい創造の世界に魅了され包まれるような安らぎを覚えるその時__ 白
2022年2月23日 22:00
〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜その夜___静寂の街並みの燈はいつになく朧げに見えた 一羽の鵲が告げる運命の人との出逢う水先案内と云ふ内なる心は七夕の川に沿って意識は遠のいてゆく__ 白くぼんやりとした世界に目を凝らすと乳のような脂油の球の一つひとつが仄かな光を照らしていたその不思議な光芒の世界では母なる細胞が分裂を始めるそして産道
2022年1月15日 20:22
〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜はじめてのキスはシトラスの香りがした見つめ合う瞳は潤みその透き通るような眼差しの中にお互いは映り合うそして時は止まる__重なり合うくちびるから宇宙は巡るふたりだけを残し世界は旋回していくシトラスが香り立つ鮮やかなりし想い出よ甘酸っぱくほんの少しだけほろ苦さが残る青春とは__トパーズの
2022年1月12日 19:46
〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜心模様もいろいろあってギザギザだったり円くなったりする人の心のかたちって時に判らなくなるそれはなにかが欠けているのか__それともなにかを迷っているのか__君と出会って教えてもらった心のかたちのその意味を紫陽花や きのふの誠 けふの嘘 正岡 子規 作古い写真にあるあじさ
2022年1月10日 23:33
〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜くちびるは絡み合う脈打つような衝動の後死んだように眠りについた二人星降りの夢へと意識はまどろむ___〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜人は恋をする__時に生死の隔たりを超える感情を垣間見せ情愛へと変化していく現世と冥府を駆け巡る両翼のEros〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜
2021年11月19日 00:53
〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜どんなに辛いことが重なったとしても心が落ち込んで絶望感で塞がったとしても朝霧は晴れて水色の朝が訪れるこの世に生まれたあなたの存在は尊い誰に代わることもないたったひとりしかいないあなた自身なのだから悩みは尽きない苦しみは晴れない心は折れたとしてもこの世に生きてこそあなたの価値がある命ある限り
2021年10月12日 01:26
〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜大いなる川の流れに仄めかしい光と影が綾となって水面に映る自分の心を見つめ直す胸奥に溜めていたものは静かな時の流れに溶け出して心が洗われてゆく一条の光を帯びたさざなみの稜線よ遥かなる時の奏でに人の想いをのせてるゝと揺蕩う渡良瀬橋で 夕焼けを〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜森
2021年10月3日 20:24
〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜秋桜を夕陽にかざしてみる夕陽の射す方に向かって手を差し伸ばしている草木がセピア色の切り絵のように映る夕陽との別れを名残り惜しむだけどその想いは遥か___届かないでいるように見えた秋桜を夕陽にかざしてみる茜さす 想い出はセピアなれど恋愛小説の一ページは蘇るその物語は読み終えることはなくページにそっとしお