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うつとの付き合い方(千里の道も一歩から)

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これは私の実体験に基づく観察日記、実験記録です、同じ悩みを抱えている方に参考になればと思い。書き綴ります。 うつ病発症より10年で寛解し、今年で寛解後2年を超えました。 記事も…
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#ストレスコーピング

うつとのつきあい方(17)日常の大事さ

先日お一人様映画をしました。

なんとなく1人になりたく、あらたまって考えるとそういう場所は以外に少なく、見たかった映画を見ることにしました。

この世界の片隅に

クラウドファンディングで制作された映画だそうで、公開当初は上映館が少なかったのですが、口コミでどんどん広がり、近場の映画館でも上映していました。

内容は戦時中の日常を丁寧に描いており、過剰な演出はないのですがなぜか見終わったあとでも

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うつとのつきあい方(16)ひとだんらくしました

うつとのつきあい方(16)ひとだんらくしました

最近病状も徐々にですが安定しています。
苦手な上司も最近は機嫌悪くなることが少ないのか、結構放任されています。
治りかけのかさぶたではありませんが、これが一番効くようです。いじられると病状が悪化するので助かります。

今年になってから症状が上向きになったので思い切ってメンタルヘルスマネジメント、FP、福祉環境コーディネータの独学と試験を受けました。
先月ようやく今年最後の試験が終了しました。一つ一

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うつとのつきあい方(15)深みにはまらないための呪文

うつとのつきあい方(15)深みにはまらないための呪文

生活にしていくと知らないうちに深みにはまって抜け出せないことが
あります。

ココロを患ってから、事あるごとに俯瞰で見るように訓練しているのですが
なんとなく気が重かったり、イライラしているなぁとあとで気づくことが
あったりします。

なんとかしてこの底なし沼から沈まない方法がないものかといろんな本を
読み漁りましが、最近ちょっとした呪文を発見して試しています。

それは

『~と思っている、自分

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うつとのつきあい方(10)レジリエンスとは

うつとのつきあい方(10)レジリエンスとは

メンタルヘルスマネジメントの勉強をしていてレジリエンスという言葉を
初めて知りました。

レジリエンス(resilience)とは、「精神的回復力」「抵抗力」「復元力」「耐久力」という心理学で使われる言葉だそうです。心が折れそうなときに
どうやって回復するかを訓練するテクニックのようなものと言ったほうが
わかりやすいかもしれません。

最近ではレジリエンスに関する本が沢山出ています。

つい最近

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うつとのつきあい方(46)止まることを許されない仕組み

うつとのつきあい方(46)止まることを許されない仕組み

私の勤めている会社は一応名の知れている上場会社でして、社員にも優しい会社とされています。

昇給や昇格の仕組みも文書化されており、他の人から見ればちゃんとした会社に見えます。

私も当初頑張ればその分報われると思っていましたが、なぜかよくわからない違和感を感じていました。

会社の会社の決めていることにイチ平社員が文句を行っても仕方ないのですがその違和感が最近になってなんとなくわかってきました。

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うつとのつきあい方(45)普通って難しい

うつとのつきあい方(45)普通って難しい

前回深みにハマるコラムを書きましたが、書いている途中に普通って何だろう?と思い始めました。

普通=平常と一般的解釈されがちです。普通はなにもせず保持できるのでしょうか?

よくよく考えると私達の身の回りは絶えず流動しており、それらに振り回されないように無意識に精神的、肉体的に調整しているのではないでしょうか?

そう考えると普通を維持するのにも相当なパワーが必要ということがわかりました。

昔う

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うつとのつきあい方(44)落とし穴には気をつけろ

最近有名人が自死される記事を見かけました。コロナ禍になってから有名な方も何人か亡くなられています。

ちょっとした環境の変化、例えば気温や気圧、天気でもメンタルが弱っていると相当影響されます。コロナ禍になってからはリアルな交流も憚られ、なかなかちょっとした憂さも晴らすことができません。

仕事しているときは気が張っているからいいのですが、家に帰る途中や夕食のあとの就寝前、なにも考えない時間がすっと

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うつとのつきあい方(43)ゆでガエルの寓話

うつとのつきあい方(43)ゆでガエルの寓話

サラリーマンならゆでガエルの寓話を耳にしたことがあると思います。

ゆでガエルの寓話とは
カエルが入っている冷たい水を火にかけ、水温を徐々に上げていくと、カエルは温度変化に気づかず逃げ出さないため、最後は熱湯でゆで上がって死んでしまう……という内容です。

通常この寓話はいつまでも変化を好まず、過去を踏襲しているといつの間に環境の変化にとり乗り残され、気づいたときには手遅れになるというものです。

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うつとの付き合い方(41)「嫌われる勇気」の建前と本音

うつとの付き合い方(41)「嫌われる勇気」の建前と本音

「嫌われる勇気」という名前のアドラーの言葉を元にした本が一時期流行りました。私も題名に惹かれ読みました。

内容は他人の言うことに左右されず、自分をしっかり保って生きて行くということが大半でした。謳っている内容はいちいちもっともで、読みやすく共感し易い内容でした。

読んだあとの感想は「これを実践できれば、みな苦労はしない」し実践できたとしてもそれを良しとする自分のメンタルが持たない。ということで

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うつとのつきあいかた(40)コロナ禍でのコミュニケーション

うつとのつきあいかた(40)コロナ禍でのコミュニケーション

コロナで自粛を余儀なくされはや1年以上。最近では自粛疲れがでて、集まったり飲食したりといった記事もちらほら見かけました。

コロナ禍になってからうつ病を発症したり、自死の傾向が多くなっているという話も聞きます。

コミュニケーションを取る相手がいないと一人でいらぬことを考え、負のスパイラルになりがちです。後で考えたらこんな些細なことでなぜ悩むのかと思うことが多いはずです。

そんなときにはSNSの

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うつとの付き合い方(39)健全な体に健全な心が宿るというのは昔の話

うつとの付き合い方(39)健全な体に健全な心が宿るというのは昔の話

数日前からスポーツ会に大きなニュースが有りました。

テニスの世界では本人の実力もさることながら周囲から絶えず攻撃される環境もくつ返すことのできる強靭なメンタルが必要では無いかと常々思っていました。

大坂なおみさんは会見やインタビューの内容からしても、自分がNO1であり周りの意見に左右されないといった強靭なメンタルを待たないばかりか、周りに対し気を使い、自分の不甲斐なさに気を病む繊細な方ではない

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うつとのつきあい方(38)結婚は吉と出るか凶とでるか

うつとのつきあい方(38)結婚は吉と出るか凶とでるか

最近は結婚が高齢化しており、かつ、お一人様も珍しくない風潮です。
しかし、いい出会いがあれば結婚したいというのは自然の流れではないでしょうか

ここでうつ経験者からみた、結婚感とはどういうものなのかをお話したいと思います。

HSPの方、うつに罹患しやすい方は基本他人の言動に大きく影響を受けることから、相手の人格や言動の特性を熟知する必要があります。

恋愛モードの時は相手の言動より好き好きモード

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うつとのつきあい方(37)夜になると不安が押し寄せる

うつとのつきあい方(37)夜になると不安が押し寄せる

どれだけ昼間健康的で健全な生活をしていても、夜就寝で横になると、不安なことが頭の中から溢れ出てくることがあります。

そうなると途端に寝付きが悪くなり、何時間も悶々とするパターンをよく経験していました。

最近では少なくなりましたが、ストレスMAXのときは寝る前にこんな感じで寝てもやたらリアルな夢(それも仕事がらみ)を見てぜんぜん寝た感じがしませんでした。

寝る前になるとなぜ不安が押し寄せるので

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うつとのつきあい方(36)全集中で気持ちを切り替える。

西日本は梅雨入りしましたね。
コロナ禍の中、ストレス発散や気分転換に思うような外出ができない中、梅雨入りという、ますますお家時間を過ごすことが多くなってきました。

毎日のルーチンワークもマンネリ化してなんとか気持ちを切り替え、リフレッシュを図りたいと思う方も多いのではないでしょうか。

そこで世界一簡単な気持ちの切り替え方法をお教えします。

足の裏に気持ちを全集中してしばらく歩いてみてください

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