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食と私

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食の思い出とグルメ記。
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#食

【食エッセイ】釜飯宅配「釜寅」を食べたら釜飯屋の思い出が一気に溢れた

【食エッセイ】釜飯宅配「釜寅」を食べたら釜飯屋の思い出が一気に溢れた

 朝起きたらものすごく釜飯が食べたくなった。前日は彼がパチンコの戦利品として持ち帰ってきたレトルトカレーを消化しようとしていたのだが、朝起きたらなぜか口の中が釜飯だった。なぜかと言われてもそうなったのだから仕方がない。とはいえ、残念ながら地元に釜飯屋はない。ということで釜飯の宅配「釜寅」にオーダーした。

 釜寅を初めて食べたのはコロナ禍だ。母が知っていて頼んでくれた。デリバリの釜飯ってどうなのよ

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【食エッセイ】私を狂わす悪魔のポテトフライ

【食エッセイ】私を狂わす悪魔のポテトフライ

 意を決して何かに取り組み始めたのに邪魔が入る。こんな経験をした人は少なくないだろう。私もよくある。その大半はダイエットにおいてだ。

 休日は彼と浮かれて食い道楽をする。外食したり、家だとしても飲んで食べてぐうたらしたりが我々のお決まり。そんなんだから大抵月曜日は増量している。月曜の朝はいつも誓う。「平日で戻してやる!」と。これが私の1週間のはじまりだ。

 今週もそうだ。月曜日から早速気を引き

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【食エッセイ】4人で貸切になる国分寺の名店イタリアン「BuOno!(ボーノ)」

【食エッセイ】4人で貸切になる国分寺の名店イタリアン「BuOno!(ボーノ)」

 先日、私の誕生日祝いで前々から行きたかったお店に行ってきた。国分寺にあるイタリアン「BuOno!(ボーノ)」だ。ずーっと気になっていて、やっと伺うことができた。

 路面店のこちらはガラス張りで、スモークがかかっているとはいえ外から店内がよく見える。スタッフはオーナーと思われる一人のみで、来客もいつも少人数。「ここ、本当に儲かっているのかな?」と余計なお世話を抱いていた。それと同時に、少人数でも

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グルメ愛好家の実態

グルメ愛好家の実態

今朝はグルメ会仲間で朝食コースを食べに恵比寿へ。予約困難店らしく、昨年の11月くらいに予約してもらい、朝も早よから行ってきた。

こちらは鮨屋さんが営んでいるお店で、朝は朝食のコース料理、夜はバー営業とのこと。鮨屋だからこその目利きによって選び抜かれた素材は、それぞれの良さを生かして調理される。どれも新鮮で、唸るほど美味しかった。
(お店についてはまた今度紹介します!)

朝食とは思えないほど腹パ

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【食エッセイ】やっぱりすごいわランチパック

【食エッセイ】やっぱりすごいわランチパック

誰もが一度は味わう食べ物は数多くあるが、コンビニでおなじみのランチパックもその一つではないだろうか。

おそらく私が高校生の時に発売されたランチパック。食欲真っ盛りだった私も大変お世話になった。

私がもっぱら食べていたのはピーナッツ。

中高時代はおやつや早弁代わりに、社会人になってからはランチで食べるなど、さまざまなシーンでお世話になった。他にも種類はあるが、私はこれと決めたらそればかり食べる

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【食エッセイ】替え玉なくても満腹になる桂花拉麺の食べ方

【食エッセイ】替え玉なくても満腹になる桂花拉麺の食べ方

コロナ禍になってすっかり都会に行かなくなったが、唯一出社するクライアントが新宿にあるため、新宿には定期的に行く。土曜日に出社する際によく足を運ぶのが「熊本ラーメン 桂花」だ。

大好きな定番メニュー・桂花拉麺は、豚骨なのにしつこすぎず、焦がしニンニクが効いた絶妙なしょっぱさ。豚骨なのにしつこくない理由は、鶏白湯を使っているから。ニンニクはただ焦がしただけではない。マー油という揚げたニンニク、香味野

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【エッセイ】彼のラーメン

【エッセイ】彼のラーメン

自分で言うのもだが、私はグルメである。元々食いしん坊であることに加え、母が外食好きで小さい頃から美味しいものは割と食べてきた。そのおかげで、早い段階から「これは良い素材を使っている」「味に奥行きがない」などわかるようになった。

さらに、私の美食好きに拍車をかけたのは結婚だ。元夫は経営者で、美味しいものをよく知っていてたし、社長夫人という立場に恥じないように教養や知識を広げるため、高級フレンチや会

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