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【多くの人が知らない”笑力”の凄さ】



皆さん、普段からどれくらい笑ってますか?

いつも口角は上がってますか?


また、どんな時に笑ってますか?

つらい時でも笑えてますか?口角あがってますか?


そんなこと考えたこと無いという方が多いと思いますが、

これ結構重要なことなんです。


なぜなら、「笑い」には

僕たちが知りもしない”大きな”可能性が秘められているから。



だから、今日は「笑い」の可能性をまだ知らない方々に向けて

日々新たなことに挑戦している、その背中を後押ししたいと思い、

「挑戦」に負けないとっておきの秘策をお伝えしようと思います。


それが笑いの力、「笑力(しょうりょく)」です。



「挑戦状」に立ち向かう人生100年時代


少し前に、

僕たちがこれから生きていく「人生100年時代」がどのような時代なのか、必要な準備やマインドセットなどについて書きました。


この記事の中で、このように説明しました。

これからは人生が「マルチステージ化」する。
現在まで当たり前のように言われていた人生設計である
「教育→仕事→引退(老後)」の公式が崩壊する。

これからは、「教育→仕事→教育→仕事…」というように
学校教育を終え、いわゆる「就職」をした後も、学び直しやスキルの再習得に投資をする「教育」のフェーズを再び設ける必要性が高まる。
そして、そこで学んだことを仕事に活かすというように、
教育と仕事を交互に繰り返す(もしくは同時並行する)ことが想定される。

なぜならば、労働寿命が伸びる一方で、
AIやロボットの発達によって労働市場が激しく変化する時代で、
若い頃に身に付けた知識やスキルだけでは、最後まで生産性を保てない時代になっていくから。

その結果として、僕たちはその時々の状況に合わせ、
柔軟に「変化」していくことが求められる人生を歩むことになっていく。

つまり、誰もが多くの「変化」を沢山経験するようになるわけですね。



でもどうやら、この「変化を繰り返していく人生」というのは、

僕たちが想像しているより遥かに、「ストレスフルで困難に満ちた人生」になっていくのではないかと、こちらの本を読み思いました。


理由は単純で、

僕たち人間の脳は、歳を重ねれば重ねるほど

「変化」に対応するのが難しくなっていくからです。

神経科学の知見から、これは人間として避けられない体の仕組みです。



【社会からは、いつまでも柔軟に「変化」を求められる一方で、

僕たち自身は、体が次第に「変化」に対応しにくい状態になっていく】


この矛盾に抵抗し、長い人生100年時代を生き抜く。

これは、今の時代を生きる僕たちに向けられた「挑戦状」なのだと感じています。


「変化」による脳へのストレス

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「変化」をする時、新しい環境に飛び込み、新しいことを学ぶことになります。

転職にしても、移住にしても、新しいスキルを習得するにしても、何かに挑戦するにしても、脳には同様に大きなストレスがかかると考えられます。

その原因となるのが、「ノルアドレナリン」と「コルチゾール」です。


ノルアドレナリンとは、

簡単に言うと「注意力を高める」役割を担う。

新しく学ぶとは、その事象を深く理解し、技術などを習得するということ。そのためには、「高い集中力」が必要ですよね。すると、「ノルアドレナリン」が分泌。

この神経伝達物質が欠けていては、高い学習能力を発揮する事が出来ないので、私たちにとって不可欠な脳の働きと言えます。


しかし、このノルアドレナリンに伴い

ストレスホルモンである「コルチゾール」も分泌されると言われています。


コルチゾールとは、

ストレスホルモンの1種で、「もうやめたい」と回避的な思考に導き、僕たちの脳が大きなストレスを感じる原因となる。

これが、「変化」に伴う脳へのストレスの原因なのです。



☆まとめると

①「変化」に伴い、新しい情報に向き合い、学習する

②「集中力」を高めるため「ノルアドレナリン」を分泌

③「ノルアドレナリン」に伴い、ストレスホルモン「コルチゾール」も分泌

④脳がストレスを感じる


「学習」とは神経回路を繋げること

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次は、このコルチゾール分泌を伴う「学習」について。


「学習」をするにあたり、体内で起きていることを簡単に説明すると、

「神経細胞と神経細胞を結ぶ回路を繋げて、強固なつながりを作る」ことです。


少々イメージしにくいかもしれませんが、

言葉を覚えるにしても、動作を習得するにしても、

神経細胞を結びつけ、繋がりを強固にしていくことで、僕たちは「学習」をしています。




そして、この神経細胞を結びつける作業において、

僕たちの体は、歳を重ねれば重ねるほど、

多くのエネルギーが必要となると言われています。



「Use it or Lose it」

神経科学の世界では、よく使われる言葉。

神経細胞は使われれば使われるほど結びつきやすくなるが、

使われないとその回路を一時的に遮断してしまうということ。

そして、その遮断されたものを再度繋ぐにはエネルギーが必要になるいうわけです。



だから、歳を重ねれば重ねるほど、神経回路を繋ぐのが大変になる。

つまり、「学習」が難しくなっていくということ。

そうなると当然、「変化」がより困難なものになっていくと言えます。


コルチゾールを打ち消す

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でも「学習」が困難なものになっていくとしても、

このコルチゾールというストレスホルモンを打ち消す事が出来れば、

体へのストレスが減り「変化」をしやすい状態になりそうです。



そこで活躍するのが「β(ベータ)エンドルフィン」です。

(横文字が多くて疲れるよ…と感じてきましたよね(笑)もう少しなので、聞いてくださいね)


βエンドルフィンとは、

通称「脳内アヘン」と呼ばれる快楽物質で、楽しさや満足感を味わった時などに分泌されます。

これがコルチゾール分泌に伴うストレスを緩和する働きをしてくれます。



だから、βエンドルフィンの分泌を促することで

ストレスホルモンであるコルチゾールの働きを打ち消し

「学習」を重ね、「変化」を続けていけると考えられるわけです。

つまり、βエンドルフィンは

「変化」を手助けしてくれる「特効薬」と言えそうです。


βエンドルフィンを分泌するには

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そして、βエンドルフィンは

「笑う」ことで分泌すると言われています。 

(他にも分泌される方法はあるので、興味がある方は調べてみてください)


「笑い療法」と呼ばれる病気の治療法を

一度は耳にした事がある人もいるかもしれませんが、

これもβエンドルフィンの働きによるものと考えられます。

とにかく笑うことで、体の痛みが軽減し、

延いては免疫機能が向上し様々な病気を直してしまうと言われています。



それほどに、βエンドルフィンには

僕たちの体を癒す大きな力が秘められているわけです。


「笑力(しょうりょく)」を身につける

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ここまでで、

ストレスホルモン「コルチゾール」を打ち消すために

「βエンドルフィン」を分泌すると良い事は分かって頂いたと思います。


しかし、前述の通りβエンドルフィンは

楽しさや満足感を味わった時などに分泌される。

となると、ストレスを感じている時にβエンドルフィンを分泌させるのは

そもそも矛盾しているので?と思いますよね。



仰る通りです。



そこで皆さんに覚えてもらいたいのが、

「笑力(しょうりょく)」です。

(名前はダサいので、もっと良いのがあれば、是非ご提案ください笑)


以前、ある心理学の文献で読んだのですが、

口角をあげて笑顔を「意図的に」作ると、それに伴い

楽しいという「感情」を誘引することが出来るという研究がありました。


つまり、口角をあげることで、

βエンドルフィンを分泌させることが出来ると考えられるわけです。


ということは、

僕たちはβエンドルフィンの力を自在にコントロール出来るということ。

これが、僕の考える「笑力(しょうりょく)」です。



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「笑力」

口角をあげ、βエンドルフィンを出し、ストレスを打ち消す能力。



社会からは、いつまでも柔軟に「変化」を求められる一方で、
僕たち自身は、体が次第に「変化」に対応しにくい状態になっていく。

そんな「人生100年時代」を豊かに生き抜くための「笑力」



何か新しいことを始めるのは、正直苦しみが伴います。怖いです。

それは感覚的なものではなく、誰もが持つ体の仕組みなんです。

だから最初は大きな不安を抱え、ストレスに負けそうになると思います。


そんな時は、一度自分の内側の感覚を確かめ、

「あ、ストレスを感じているな」と思ったら、口角をあげてみてください。

きっとそのストレスを軽減させることが出来るはずです。


是非「笑力」覚えておいてくださいね👍

そして日々実践してみてください。



本日も最後まで読んで頂きありがとうございました。

(長いですよね…笑)





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