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インタビューマガジン

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記事一覧

善きインタビュアーになるために考えてみた

善きインタビュアーになるために考えてみた

昨日はインタビューをされた話だったので、今日は立場をスイッチ! した方の話を。

その場で初対面の人にインタビューなんて、緊張しないわけがない。事実、ちょっとあわあわしていた。

しかし、話しているうちにお互い共通の知人が何人もいることが発覚。
そして実は似たような業界にいることもわかった。急に親近感が増す。しかも自分は、その人の書いた記事を、以前から興味を持って読んでいたのである。

相手にとっ

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インタビューされた時のことについて考えてみた

インタビューされた時のことについて考えてみた

ふと目にした、灯台もと暮らしを運営している鳥井さんのブログ「隠居系男子」の記事。

とても興味深かったので、今日は自分が人生で初めてインタビューされた時のことについて考えることにした。それはつい2週間ほど前に敢行されたばかりで、記憶に残っている。

鳥井さんの記事はこちら。

インタビュアーは自分より年上の、文章を書く仕事の人。インタビューというものに慣れている人だった。

最初は今どんな気分?

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ミステリーが書きたい?! -吉玉サキさんインタビュー(後編)

ミステリーが書きたい?! -吉玉サキさんインタビュー(後編)

ライター、エッセイストで「山小屋ガールの癒されない日々」の著者、吉玉サキさん。

書籍発売記念のインタビュー、後編をお送りします。

前編はこちら

1. 「書くこと」のはじまり
―書くことを始めたのは学生時代からですか?

吉玉:そうですね。高校生の時はパソコンを持ってなかったので、原稿用紙に書いてました。15歳ぐらいの時に北海道新聞社の賞を受賞したのですが、この時に初めて小説を書いたと思います

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初の書籍化の話をしよう-吉玉サキさんインタビュー(前編)

初の書籍化の話をしよう-吉玉サキさんインタビュー(前編)

書籍「山小屋ガールの癒されない日々」の著者、吉玉サキさん。10年間の山小屋勤務を経て、現在はライター、エッセイストとして多数のメディアで執筆されています。noteの記事でもおなじみです。

今回、こちらの素敵な企画に応募し、吉玉さんにインタビューしました。

書籍のお話から、吉玉さんが今後チャレンジしてみたいことまで、様々な話をお聞きしました。前後編でお届けします。

1. タイトルと書籍デザイン

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アマチュアのインタビュアーが気をつけていきたいこと(ひとり反省会とこれから)

アマチュアのインタビュアーが気をつけていきたいこと(ひとり反省会とこれから)

先週の5日間、林伸次さん(bar bossa)のインタビューを短期連載した。

自分にとって生まれて初めてのインタビューではないが、まだまだ数える程度なので、至らないことも多かった。

そこで、覚えているうちにひとり反省会をすることにした。

①当日のこと取材中の雰囲気は、終始和やかだった。とはいえ、やっぱり緊張はした。
一番多かったのは、どこまで話したかわからなくなるというもの。テープ起こしの時

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未来について林伸次さんと語ろう 小説家はbarにいる⑤

未来について林伸次さんと語ろう 小説家はbarにいる⑤

林伸次さん初の小説「恋はいつもなにげなく始まって、なにげなく終わる。」
出版記念インタビューも、いよいよ最終回です。

小説の映像化について考えてみた―冒頭でも触れましたが、この本には21の短編があります。そのうちの20話には実在する曲が紐付いているのに、最後のお話だけ、雰囲気が違っています。あの曲はどんな曲なんですか?

林 あれは架空の曲ですね。あの場面に出てくる映画のテーマソングという風にし

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有名になるって大変   小説家はbarにいる④

有名になるって大変   小説家はbarにいる④

林伸次さん初の小説「恋はいつもなにげなく始まって、なにげなく終わる。」
インタビュー第4回目は、いよいよnoteについての話です。

―私は、林さんのSNSで一番好きなのはnoteなんです。ある程度まとまった文章を読むのが楽しいです。

林 良かったです。僕は140字だと無理なんですよね。ツイッターで面白い人はいっぱいいますよね、燃え殻さんとか。彼のあのつぶやきって、気づいてるかもしれませんがほ

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林伸次さんのcakes記事のこと、そしてSNS 小説家はbarにいる③

林伸次さんのcakes記事のこと、そしてSNS 小説家はbarにいる③

林伸次さん初の小説「恋はいつもなにげなく始まって、なにげなく終わる。」
出版記念インタビュー、第3回目です。

林さんは、コミュニケーションが苦手?―林さんのcakesの連載の中で、人付き合いが苦手という記事がありました。

そこで思ったのですが、コミュニケーションが苦手で、バーテンダーはできるんでしょうか?

林 その件について「わざわざ」というお店を営む平田はる香さんが、「林さんわかる!」って

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林伸次さん、この物語はフィクションです……か? 小説家はbarにいる②

林伸次さん、この物語はフィクションです……か? 小説家はbarにいる②

林伸次さん初の小説「恋はいつもなにげなく始まって、なにげなく終わる。」
出版記念インタビュー、第2回目をお届けします。

男女の受け取り方の違い―この小説にはいろんな話が収められていますが、その中に、恋の当事者ではなく傍観者の視点の話がありますよね。

終電で運命的な出会いをした人たちの話(4話)ですが、ああいうエピソードも入っているのが面白いです。

林 実は本当の話が5つくらい入っていまして、

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小説家はbarにいる①(bar bossa・林伸次さんインタビュー)

小説家はbarにいる①(bar bossa・林伸次さんインタビュー)

渋谷の喧騒から、少し離れたところに佇む「bar bossa」。

マスターの林伸次さんが、初の小説を出版されました。
「恋はいつもなにげなく始まって、なにげなく終わる。」という印象的なタイトルの本です。

数年前から林さんの文章を読んでいた私は、この本について、そして林さんについて訊いてみたいことがたくさんありました。
今回、林さんのご厚意で、インタビューが実現しました。2万字のインタビューから、

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