マガジンのカバー画像

消雲堂自分史 阿武隈川

289
駄目な人間の私が、どうやって生きてきたのかを再確認するマガジンです。自分のためのものですが、興味のある方はどうぞご覧下さい。
運営しているクリエイター

#写真

月に萌える

月に萌える

15階建ての11階に住んでいたときに会社を辞めてフリーになった、フリーになったと言っても勝手に自称しているだけで無職のようなものだった。退職金も少ないし、のんびりしてはいられないのだが、生まれついての怠け者なので真面目に仕事を探す気もなかった。少ない人脈から仕事のネタを探すのだが、どうにもうまくいかない。

何か仕事をしてみようと近所の釣具店で土日だけバイトをしてみたが、数字が嫌いなので、計算も苦

もっとみる
レコード屋の先輩たち

レコード屋の先輩たち

僕が漫画のようなものを描いていた時代に、下手な漫画は収入にならないので、二子玉川の高島屋SCの中にあったレコード屋でアルバイトをしていました。

その時の販売員の先輩たちと和洋いろいろな音楽ライブに行ったり、聴いたことのないレコードを教えてもらったり、店長からはレコードの予約特典のオマケとなる“生写真”を撮影したりしていました。

撮影したのは、デビューしたての小泉今日子ちゃんや、北原佐和子ちゃん

もっとみる
中途半端のすすめ②

中途半端のすすめ②

*上の写真は平凡パンチとBRUTUSから届いて当時のものです。

僕は何をやっても中途半端です。それは子どもの頃から現在に至っても少しも変わらないのですが、若い頃は本当に重症でした。特に続かないのが仕事でした。若気の至りというか、仕事と人とのつきあいに飽きたら辞める、自分が悪いのに怒られたら辞める、要は自分の思い通りにならなければ辞める…という、まるでお子様。

さて、絵の次に熱中した写真のつづき

もっとみる