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【読書7】今日も誰もが水たまりで生きている/高瀬隼子著「水たまりで息をする」
第165回芥川賞候補作にもなった高瀬隼子さんの「水たまりで息をする」が先日文庫化されたということで改めて読んでみることにした。
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「すばる」でこの小説と初めて出会った時の衝撃は凄かった。
まず、ある日突然、水道水に嫌悪感を示しお風呂に入れなくなるという設定がとても斬新だ。けれども絶対にあり得ないかというと実際、世の中には様々な恐怖症があるわけだし、もしかしたらもしかして誰の身
【スキンケア】"メガ割"という魔物にやられて物欲モンスターが誕生する話
Qoo10メガ割という魔物
Qoo10というショッピングサイトをご存知だろうか?
ファッション、家電、生活用品などなど多様な商品を取り揃える通販サイトである。様々なショップが出店していていわばバーチャルなショッピングモールのようになっている。
使いやすいか?と言われると正直色々と思うところはあるし、実際使いこなせていない気もするのだけれど、韓国コスメが非常に充実しているのが気に入っていて数年
【映画】2024年5月に観た映画
いろいろと気になる映画はあったものの今月は2本だけ。
①青春18×2 君へと続く道
藤井道人監督が手がける日本と台湾を舞台にした
ラブストーリー。
予告を観て何となく展開を察してしまったがとりあえず観に行ってみた。
ストーリー的には予想通りの展開だったし、何となく既視感もあるんだけれど、トータルで観ればすごく良くて「あぁ…観てよかったなぁ」という気持ちが心の奥底からふつふつと湧いてくるような
【読書5】魂よ熱くなれ!/横山秀夫著「クライマーズ・ハイ」
いまさら感MAXだが横山秀夫氏の代表作「クライマーズ・ハイ」を読み終えた。
今から約20年前に発表され、映画化もドラマ化もされた名作だ。
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著者の横山氏はかつて上毛新聞社の記者として日本航空123便墜落事故に遭遇している。その経験が本作のしびれるようなリアリティと圧倒的な熱量に繋がっている。
もちろん物語の中心には日本航空123便墜落事故があるが、それ以外にも親と子の関係、男
【読書3】ローカルから世界へ/中貝宗治著「なぜ豊岡は世界に注目されるのか」
本書の舞台は兵庫県の北部に位置する小さな都市・豊岡市。
約10年間兵庫県議会議員として、その後約20年間豊岡市長として全身全霊で豊岡のまちづくりに携わってきた中貝宗治氏が綴る熱き"地方創生物語"だ。
目指せ!「小さな世界都市」
豊岡が目指すのは「小さな世界都市ーLocal&Global Cityー」(=「人口規模は小さくても、世界の人々に尊敬され、尊重するまち」)。
大都市との格差是正を目指す
【読書2】芸術を愛する全ての人へ/森村泰昌著「生き延びるために芸術は必要か」
コロナ禍を経験したアート好きであればつい手に取りたくなる一冊ではないだろうか。
本作はセルフポートレイト作品で知られ、「私とは何か」を追求してきた美術家・森村泰昌氏による"人生論ノート"である。
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本作で語られる内容はタイトルよりもやや広く、「生き延びる」をひとつの大きなテーマとして様々なテーマについて語る構成となっている。
本書に興味を持たれた方は、まず「はじめに」を読んでみ