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戯言

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日々のこと、思い付いたことを書いてます。 責任のないことばかり書くので戯言です。
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2020年12月の記事一覧

セルフタイマーでピースして

セルフタイマーでピースして

世界って、こんなにも静かだったかしら?

街中のイルミネーションや、和洋問わずごちゃ混ぜに流れるBGM、
赤と緑に包まれた華やかな色の視界。
まるで誰かに怒られた後のように、
今年は全てがシュンとしているように感じる。

何を隠そう、私はクリスマスが大好きだ。
毎年12月になると家でクリスマスソングを永遠ループするのは
決まり事だったし、
逆に12月になるまではワクワク感を分散することが勿体無くて

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この後また、夢でお会いしましょう

この後また、夢でお会いしましょう

タイトルにピンと来た人とは、
是非友達になりたいものだ。

最近、何気なしに考えてしまう。
人生を幸せだと思える人は、
自分も人も許容する心があるのでは無いだろうか。
【肯定力】のことである。

それは「他者に興味が無いから肯定できる」のでも構わないし、
「自分が好きだから肯定できる」のでも良い。
ここにおける重要ポイントは
「自分が幸せか、否か」でしか無いからだ。

私には到底辿り着かない領域だ

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心の充電なのかしら?

心の充電なのかしら?

今泥棒が入ってきて、
部屋の中の物を根こそぎ持って行かれても
私は決して湯たんぽを離さないだろう。

それくらい、湯たんぽが好きだ。

『足先から心の中まで、ぽっかぽかにしてくれるものなーんだ?』
湯たんぽである。
『ぽ』辺りで食い気味に答えられるくらいには、湯たんぽ一択である。
こんなに湯たんぽが好きなのに、
この愛着に気が付くまで少しばかり時間が掛かったことに、未だ後悔している。

幼少期。

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涙と言葉のチキンレース

涙と言葉のチキンレース

今日、入社した頃からお世話になっていた先輩が
会社を辞めると聞いた。
横で泣いている後輩を見て、
ふと無意識に
私の人生は彼女に負けていると思った。

以前美味しい顔をするのが苦手だと言った私だが、
例にも漏れず、感動や喜びを表現するのが苦手である。
怒りや悔しさではすぐ泣けるのに、
悲しさでは涙が出てこない。
喜びを大きい声で伝えられない。
感情を丸出しにする事が、恥ずかしいのである。

大人と

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ご本人登場!

ご本人登場!

『まさかこのタイミングでご本人様が登場するなんて!』
テレビでも無いのに街中で、そんな驚きを経験するとは思ってもいなかった。
私がこの時感じたことといえば、焦燥である。

時は遡り、前の休日のことだ。

普段は映像の業界に身を置いている私であるが、写真の世界に関しては、
とんでもなく「ちんぷんかんぷん」である。

ただその一方で、美術館や展覧会を覗いて「ほぅほぅ」と頭の良いフリをするのはとても好き

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いっそ「美味しい」を鍋に煮詰めてみようか

いっそ「美味しい」を鍋に煮詰めてみようか

「君は本当に、おいしそうにご飯を食べないね」

彼は鼻の頭をかきながら、つまらなそうに私に言ったものである。
実際私は美味しそうにご飯を食べるのが苦手だ。
テレビでよく見るタレントの「んー美味しい!」が
出来ないのだ。
「美味しい」という感情が頭の中で立ち止まり、それ以上表に立つことがない。
だから私は真顔で美味しい物を食べてしまうのだ。

「彼」とは以前付き合っていた恋人のことなのだが、
この言

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