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散文詩

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記事一覧

思い出の未来

思い出の未来

カコからミライ
トキ変わらずに

マヤカシ あやふや
ひとつじゃない真理

常識はアマクナイ
キビシイ取り締まり

自由がナクナリ
ダレモ傷つかない

昔もゆるくなかった
むしろきつかった

でも居心地はよかった
赦された見逃した

何も見ないしない
言えない聞かない

誰もいない何もない未来は
思い出も作れない
#詩 #思い出の未来

それは機械のやることだ

それは機械のやることだ

上手いとか 下手とか
そんなのどうでもよい

自分が楽しめるかどうか
そこだけである

それで人から褒められる
のならそれでよいのだ

ありがとうでいいのだ

まずは楽しめ

楽しめないなら
楽しむ努力をせよ

そういう努力は無駄ではない

いや無駄なことをやろう
世の中コスパばかりだ

それは機械のやることだ

人間らしさ 
それは大いなる無駄

合理性の塊の機械には
できない行為

不合理かつ

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Performance

Performance

資本主義経済の効率化の追求の果ての
行き詰まり

社会システムへの依存と
ウェルビーイングのパラドックス

農耕から始まる富の蓄積は不幸の始まり

格差を生み出す社会システムに幸福はあるのか

狩猟社会は劣った社会ではなく、
むしろ人間が動物として

自然に近い形で生きることができる
仕組みではないのか

才能を経済や功利性に費やすのは
最も卑賎な生き方かもしれない

本等に必要な労

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リリック・ノート

リリック・ノート

先の 無い 未来ほど 
辛い ものは ないはずさ
だから 容易く 手に入る
愛を 金に 変えたのか
今を 生きる 者達を
庇う わけでは ないけれど
何が 正しく 何が 悪
正解る 奴など 何処にいる

ひとりで 生きるの 寂しくて
ふたりで いるのも 苦しくて
しあわせ さがしに 疲れ果て
こんやも ねむるの 怖すぎて

スクリーン の灯りに 照らされて
過ぎ去りし 日々を 想い出す

絶望とい

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それでも朝はやってくる

それでも朝はやってくる

なにを捨て なにを諦めるか
なにを拾い なにを続けるか

それは本来自由に決めて良いはずだ
なのにどうしてこんなにも迷い悩むのだろう

子供は疲れているのかイビキをかいて寝ている
晩秋なのに朝から夏日で庭の鳥がうるさい
#詩 #自由律 #朝 #迷い

日々新たにすΦ人は記憶の中でもがく

日々新たにすΦ人は記憶の中でもがく

毎日楽しければいい。その日いちにちが大事なければそれでいい。そうやって気づけば半世紀生きてしまった。積み重ねた記憶は私を幸せにしてくれただろうか。記憶がなければ、楽しくないし、哀しくもないし、後悔もない。記憶は自分が生きた証である。自分だけが確かめることができる記憶の糸。人は死ぬまで記憶の中でもがき続ける。
#詩 #散文詩 #記憶

名も無きピン

名も無きピン

ヒトは誰もがボーリングのセンターピンになりたがるけど、ほとんどの人はセンターピン以外の残りの名も無きピンのままで終わる。
でも名も無きピンたちがこの世の中を支えているんだ。
#散文詩 #詩 #センターピン #名も無きピン

いちど不幸に好かれると

いちど不幸に好かれると

いちど不幸に好かれると
なかなか離れてはくれない

いちど不幸に好かれたら
逃げても逃げても追ってくる

だから不幸は無視しよう
気の迷いだと言って無視しよう
腹の虫が治らなくても無視し続けよう

そうすればいつかそんなこともあったよね
と笑って過ごせる日が来るかもしれない

来るな 寄るな 触るな コロナ

俺には俺しか付いてないから
守るのは俺だから お前じゃないから
#自由詩 #いちど不幸

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なんくるないかわからんけど

なんくるないかわからんけど

今朝は町内会(田舎なんで未だしっかり)の集まりで、近所の公民館の掃除に出かける。

公民館自体も、昨今の情勢で今年に入ってからは使われていない。使われるあてがないのに掃除をするというのもあれだが、また使われることを前提に清めるのだ。

公民館の裏手には神社があり、樹齢千年を超すクスの大樹がでんと構えていた。周りには蝉の鳴き声と時折り通過する新幹線の轟音しかない。

今の変化なんて大した事ないと言わ

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たいたいたい焼き食べたいな

おいしい たい焼き 食べたいな

熱々で あんこが尻尾まで 詰まってる

お店に行って並んでも

たいたいたい焼き 食べたいな
#詩 #たい焼き

魚はサカナ

魚はサカナ

魚はサカナ
魚はトリじゃない
魚はイヌでもない

魚はサカナ
それでいいんだよ
#魚 #サカナ #詩

そして、いま

そして、いま

そして、いま
そして、いま
そして、いま

あなたを呼んでいるのに

そして、いま
そして、いま
そして、いま

君に逢いたいだけ

夕暮れの帰り路
二人で歩いたあの日

何も言わず繋いだ手
気持ちは繋がっていた

都会の波に呑まれても
夢を追いかけていた

気づかぬうちに二人は
別の道歩み始めた

そして、いま
そして、いま
そして、いま

あなたを探しているよ

そして、いま
そして、いま

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