🇦🇺オーストラリア🐨シドニー👨‍👩‍👧人生って面白い🤗

俺は今福岡にいる。

前回は母親と人生初の旅行だったが
福岡が気に入り今回は１人だ。

目的は２つ

博多の街を歩いてみようと。
そして気になった
一蘭のラーメンを本店で
食べてみると決めた。

そして福岡に来た最大の理由は

大学３年のオーストラリア旅行で
全財産失って多くの方に助けてもらった
その中でも福岡のH氏に会おうと。

H氏は7年前から俺のFBを
ずっとフォローし続けてくれた。

ただ俺は誰かわからなかった。

そしてどなたでしたっけ？と聞くと
30年前豪州で一文無しの俺を
助けましたよ・笑

FBで共通の知り合いをたどって
俺を7年もフォローしてくれたのだった。

そして30年ぶりに会うことになる。

なぜ全財産を失ったか？

ことの経緯はこうだ。

俺は大学３年の冬休みに
会計学ゼミのD輔先輩と
マレーシアのランカウイ島と
ティオマン島にいった。

そこでダイビングをした後
オーストラリアのケアンズに行った。

途中イケメンのD輔先輩が
ケアンズのディスコで知り合った
ワーホリの女性と仲良くなった。
次の朝突然ホテルの俺の部屋に来た。

D先輩「おう、おはよう！
　　　俺この後この子とオーストラリア
　　　１周するから！
　　　今日からおまえ１人で旅行しろよ・笑
　　　人生って何があるかわからない、
　　　そんなもん、じゃあな。１人旅な・わら」

と言い放った。

俺はビビってベッドから飛び起きた。

俺「何言ってるんですか？正気ですか？
　　ゆきずりの美女と可愛い後輩
　　一体どっち取るんですか？」

D輔「お前さ世界中の男にアンケート
　　とってみろよ。美女に決まってるだろ！
　　お前だってそうだろ！な！」

俺は震えた。

俺「ここ海外だぞ。俺を１人にするな！
　　絶対にだ！俺と旅行しろ！」

Dスケの鼻の下はもはや
恥ずかしいくらい伸びきり
もはや威厳・尊厳さえも失っていた。

俺は悟った。

人って女１人でこんなに冷酷なまでに
冷たいんだと。

しかしながら

俺でも美女に行くだろうと！思った。

Dスケはあっという間に
部屋から姿がきえていた。

俺はこれを嫌った。

俺はこの人をグレートバリアリーフ沖の
サメの餌食にしたいくらい憎かった。

D輔先輩と１００年口きかねえぞ！
と誓った瞬間だった。

ここから俺は１人旅をすることになった。

世界遺産エアーズロックに行こうと。
が、色んな人から
ロックにはハエが多いと聞き
ブリスベンにラグビーの試合を
観に行こうと
グレイハンズのバスに乗りこんだ。

途中アーリービーチ
という本当に誰もいない
ど田舎に休憩でバスは止まった。

俺は１番にバスをおり
公衆トイレで大便をした。

外に出るとバスがいってしまった。

おれはかなり慌てて追いかけた。

なぜならパスポート・エアチケット
現金数十万円など全て入っていた
バッグをバスの座席に置いてきたからだった。

走ったが当然追いつかずポケットには
たったの５ドルしかなかった。

「おいおいうそだろ、おれ終わったな！」

途方に暮れていると
前日ケアンズのバス停で話した
明星大学のラグビー部のマネージャー
の女の子２人がいた。

おれはびびった。

その子達は人がほとんどいない
このアーリービーチで
ハンバーガーを食べていたのだ！

すぐさま走り寄って
「東京かえったら必ず返すから
　お金貸してください！」
と頼み込みお金を借りた。

そしてこの出会いが奇跡を起こす！

彼女たちは偶然にも豪州駐在の
俺のラグビー部の先輩に会いに
行く予定だったのだ。

20歳も上の先輩だから
名前しか知らなかった。

彼女達「JETRO(日本貿易振興会）の　
　　　　シドニーの所長が上智ラグビー部
　　　　の方だけど尋ねたら？」

と先輩の連絡先を教えてくれた。

俺「おお、まじで会ってくれるか
　　分からないけどシドニーまで
　　ヒッチハイクしてついたら
　　電話してみるよ。有難う！」

これがのちにすごく助かった。

俺はお金をかり
ヒッチハイクや野宿を繰返した。

まずアーリービーチで警察に行き
ポリスカードをもらった。
これは緊急パスポートを発行する時
の証拠になる。

ブリスベンにつきそこで出会った
福岡のH氏に言われ
一緒に領事館に行った。

ただパスポートはシドニーの
大使館でないと発行できないから
シドニーに行けと。

途中高速バスに乗り込み
日体大野球部出身のプロゴルファー
の方と出会った。

「君顔色悪いけど大丈夫？」といわれた。

恥を忍んで全てを打ち明けると
その方は
途中下車するバス停に友人を呼び
大量の食料とお金をくださった。

その後なんとフェイスブックで
検索していただき
１９年ぶりにお会いし食事もした。

ゴールドコーストでは
モーテル屋上に忍込み
野宿が見つかり
追い出されたこともあった。

途中母親にコレクトコールをした。
が
「お金かかるから自力で帰ってきなさい！」
と一蹴された。

また成城大ラグビー部の卒業旅行に
まじり「昨年対戦しましたよね」と
ご飯をごちそうになったり
現地のかなり怖い人に
ご馳走になったりした。

そしてシドニーに到着し
シドニーのJETROの先輩に電話をかけた。

俺「ラグビー部のかなり下の後輩です。
　　全財産失いまして玄関でも結構です。
　　とめていただけますか？」
　　とお願いした。

結局１週間も御世話になった。
オペラハウスの対岸の豪邸に住んでいた。

シドニー五輪の前だったので
五輪会場ツアーなどにも連れてってくれた。

かなり多くの方々に助けられた。

そして今日ここ福岡でもそのうちの
１人に３０年ぶりにあうことができたのだ。

俺はフェイスブックをつくった
ザッカーバーグ氏に感謝した。

おかげで命の恩人に出会うことができたのだ。

FBのおかげで２名の命の恩人に
30年ぶりに会うことができたのだった。

とにかく感謝がとまらない。

この教訓から学べることはこうだ。

１　うわついた恋心で逃避行するな！
Dear D輔先輩
心改めなさい！Return to myselfだ
先輩はNever gonna returnだった。
4年前に会計学ゼミのOB会で
再会した時、笑いながら
ハイタッチしてきたから
思いっきり叱った・笑

２　うんこでなく知恵をひねりだせ！
大事なのは大便したあとに
パニックにならずにどう対処するかだった！
俺は
オーストラリアの新聞社に電話して
「 I am poor Japanease boy,,,
から始まる義援金を募集の長文をかき
本気で義援金を集めようとした。

まったく相手にされなかった・笑
ガチャぎりと失笑２社で完全撤退！

３　最後は自分を信じ自分を頼れ！

おれは母親にコレクトコールを２回した。
で、お金かかるからやめなさいと
３回目以降全くつながらなかった。
母親と死ぬまで口きかねえからな！
と本当に誓った。

結局すべて自分を頼るしかなかった。

しまいには多くの人から
頂いたお金でシドニー五輪
直前ツアーにまで参加した。

とにかく多くの人に助けてもらった。

そして忘れもしない帰国の日は
２月２３日の俺の誕生日だった。

1996年2月23日
忘れもしない成田空港は大雪だった。

Tシャツと短パンとサンダル
で大雪の成田空港でおりたこと。

税関で外国人枠に誘導されたこと。
俺日本人。

生きて帰国できたこと。

思えばDスケ氏が美女をGETし
俺をあっさりリストラしたところから
多くの知らない人との出会いが始まった。

１　うわついたD輔の裏切り

２　アーリービーチで大便と奇跡の出会い

３　ヒッチハイク・野宿の数々

４　多くの人に助けてもらいサバイブ

５　結果多くの新しい出会いHAPPY!

人生って本当に面白くてしょうがない！

＊数年前に膵臓癌でJETRO内藤先輩が
お亡くなりになった数日前に
突然電話がかかってきて
秩父宮にラグビーを見に行こうと誘われた。

がっちりして紳士だった先輩は
ガリガリになっていた。
俺は外苑前から肩を組んで体を
支えながらラグビー場まで行き
観戦したことを今でも思い出す。

先輩は１週間の宿泊だけでなく
バス会社を訴えられないか尽力し
（座席は俺のフォルト・
　バスの下の荷物置きならバス会社のフォルト）
最後にカンタス航空で
なんとファーストクラスをとって頂いたのだった。

先輩をはじめ全員に感謝しかない！

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