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エンタープライズ向けのB2BSaaSスタートアップで事業立ち上げのinputに活用しているnoteです!
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#VC

もがきながら新規プロダクトを立ち上げる中で僕が学んだこと

もがきながら新規プロダクトを立ち上げる中で僕が学んだこと

こんにちは。「調達のスタンダードを刷新し続ける」をミッションに掲げるリーナーテクノロジーズで営業責任者と新プロダクトの事業開発をやっている高橋です。

この度、私が立ち上げを行った3つ目のプロダクト「Leaner購買」を正式にローンチいたしました。

今回のLeaner購買の立ち上げにあたってはこれまでの反省を活かしながら取り組んできたこともあり、かなり良いスタートを切れている感覚があります。

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日本版「Rule of X」: いまSaaSは成長と利益のどっちに重きをおかれてるのか?

日本版「Rule of X」: いまSaaSは成長と利益のどっちに重きをおかれてるのか?

こんにちは!ALL STAR SAAS FUNDの湊です。

2024年、1つ目のブログをゆるっと書いてみたいと思います。今回のテーマは、「Rule of X」が日本で上場しているSaaS企業にもあてはまるのか?、という超マニアックなテーマからはじめたいと思います。

「Rule of Xってなんだ??」
こう思われる方もいらっしゃると思います。

Rule of Xとは、アメリカのSaaS分野の

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ざっくり考えるVCの資本コスト

ざっくり考えるVCの資本コスト

VCがスタートアップからの出資依頼を見送る際の定番の理由に「スケールするビジネスではない」「市場規模が小さい」といったものがあります。ただ、この回答だけだとスタートアップ当事者にとっては今ひとつ何がネックなのかわかりにくいかもしれません。

これらのフレーズをもう少し細かく紐解くと「事業の成長余地が限られており、投資しても得られるリターンが低い」と、VC側が見立てているということを意味します(その

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不況下の事業計画の見直し - 攻めるべきスタートアップ、守るべきスタートアップ

不況下の事業計画の見直し - 攻めるべきスタートアップ、守るべきスタートアップ

この記事は現在のマクロの状況を鑑みて、スタートアップがどう事業計画を見直すべきか。どういうスタートアップが攻めるべきで、どういうスタートアップが守るべきか、フレームワークを提示するために書きます。
この記事の中では現在のマクロの状況についても言及はしつつも、深い言及や分析は避けます(マクロ分析についてはそのプロの分析を頼ってください)。

はじめに: 現在の状況と認識について現在の状況

2022

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【シード投資先100社に学ぶ】シード期のスタートアップ経営 虎の巻

【シード投資先100社に学ぶ】シード期のスタートアップ経営 虎の巻

「シード・スタートアップの経営を、もっと科学したい!」

シードVCのジェネシア・ベンチャーズに転職して、約4年間が経過した水谷( @KokiMizutani )です。

ジェネシアでは、主に日本と東南アジアのシード期のスタートアップに特化して投資支援活動を行うVCファンドを運営しています。ファンドの立ち上げから約5年間が経過し、チャレンジにご一緒させて頂いているスタートアップは100社を越えまし

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PMF(プロダクトマーケットフィット)の大切さと実例、はかり方、見つけ方: 基礎編

PMF(プロダクトマーケットフィット)の大切さと実例、はかり方、見つけ方: 基礎編

昨日TwitterでPMF(プロダクトマーケットフィット)に大切さについて書いたので、それについて、PMFがあるとどういう状況になるかという具体例、PMFのはかり方と見つけ方、を加えてNoteにします。この記事を書く理由は、PMFの大切さを伝えたい、多くの起業家にPMFを見つけてほしい(すなわち成功してほしい)からです。

また、PMFのはかり方、見つけ方の実践編は細かくなったので別ポストにしまし

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PMFのはかり方、見つけ方: やや実践編

PMFのはかり方、見つけ方: やや実践編

同時に書いた"基礎編"では、若干細かい内容になるのでこちらのポストに記載することにしました。ただ、この内容もただいろんな記事をまとめただけの、"やや実践編"です。大切な真実、本物の実践、一番新しい方法、最先端、は常にプロダクトの現場にしかありません。また、こういう基礎が全部知りたい人はY Combinatorのスタートアップスクールがおすすめです。2015-2019、全部見て欲しいです。

基礎編

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SaaSメトリクス解説

SaaSメトリクス解説

SaaSのメトリクス(経営指標・KPI)を分かりやすく・詳しく解説します。
・21個の重要なSaaSメトリクスを解説
・92枚のスライドと22,000文字の説明
・84の参考情報をメトリクスごとに整理
・27の厳選リソース集(統計・レポート・SaaS Playbook)

想定する読者
1. SaaS企業の経営者(自社の現状分析、競合分析、経営指標として)
2. SaaS企業で働く方(事業への理解

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シリーズA

シリーズA

Globis Capital Partnersの湯浅エムレ(@emreyuasa)です。

「シリーズA」について調べていたのですが、明確な定義が日本でも海外でも見当たらず、実務とリサーチをもとに一度整理してみようと思い至りました。

先にお断りしておくと、こちらの内容はあくまで私の見解であり、GCP内でもメンバーによって多少の違いはあると思います。また、私自身も学んだり考えたりするうちに変わる

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米国名門VCが提唱する初期スタートアップの成長戦略 前編 ~北極星指標とは~

米国名門VCが提唱する初期スタートアップの成長戦略 前編 ~北極星指標とは~

1.スタートアップの北極星指標①はじめに

米国の名門VCであるSequoia Capitalやa16zがアーリーステージのスタートアップは「North Star Metrics」を策定するべしと提唱しています。
そのNSMについて調査し、私なりに解釈した内容を記載します。スタートアップの経営者に限らず、新規事業担当者の方や事業成長を推進する方の参考になれば幸いです。

②「North Star

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PMFへの第一歩: バリュープロポジション (フォーカスと再現性)

PMFへの第一歩: バリュープロポジション (フォーカスと再現性)

先日Atama Plusが51億円のシリーズBラウンド、CADDiが80億円のシリーズBラウンドの調達を発表しました。どちらも2018年にDCMからシード投資を行った企業です。2つの企業は創業から順調に事業を伸ばしていますが、共通していることがあります。

2社に共通していることはプロダクトローンチ前のシードラウンドと数十億円後半を調達するラウンドで説明されている「バリュープロポジション(valu

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起業家気質: 不確実性と変化を楽しむスタートアップな人たち

起業家気質: 不確実性と変化を楽しむスタートアップな人たち

Noteを書き始めて一番最初に「米国VCが好む起業家の7つの特徴」という文章を書きました。その記事では書かなかった起業家の「当たり前の」性格、そもそもこれがないと多分起業すらしないだろうという、"起業家気質"について今回は書いてみます。

これらの性格は起業家だけに共通するものではありません。スタートアップにいる人たちの多くが持つ性格です。最近大手企業などにいる方や様々な人がスタートアップへの転職

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