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発達障害周辺の話

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記事一覧

話す為の会話について。日記。

 かなり以前に男性脳•女性脳というような特集がTVでも平然と取り沙汰された。現代ではご法度だろうが思考の傾向が違うというのはなんとなく理解できる。

 私の記憶ではその最たる感性の1例として「解決ではなく共感だけ欲しい」という主張が女性の意見として挙がっていたのを憶えている。この理由に少々の当事者による思弁と、学者による人類史の御高説が述べられた。しかしどうだろうか。今にして思えば女性脳がどうのと

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精神科通院ログ。日記。

 精神科医にもスタイルは個々あるにせよ、私の通っている病院の医者は建前と精神論しか話せない。ASD当事者に会って「どうでしたか?最近は」の導入には流石に面食らった。医者の質問はわざとそうなのかは知らないが、自閉症スペクトラム当事者には一定の確率で所謂コミュ障が出てくる。

 健常者障害者を問わず一口にコミュ障と言っても散々国民が窮状を愬えていても馬の耳を借用しているような現プライミニスタ岸田スタイ

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おすすめ受診ができない不文律について。日記。

 久々に発達障害について書くから些か萎縮しているきらいがある。確かな情報源も持たないからこその不安なのか所謂白黒思考()なのかも定かにできない。

 発達障害から派生するホットワードの1つに遺伝があげられるのではないかと思う。かくいう私も診断がおりた時に家庭内に限って考えれば「自分がそうなら明らかに彼は...」と思える人間がすぐに3人思い当たった。

 しかし残念な事にある程度の損害を周囲に与えな

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家庭内の思想と不登校

 発達障害児が不登校気味なのは恐らくよくある事で、症状(無気力、慢性疲労、フラッシュバック、昼夜逆転、過集中、etc)的な要因と一般的な要因が見られると思われる。

 体験を軸に書くなら症状の軽重は薬でコントロールできても一般要因は病院に幾度行こうが手が入れられる事はない。ここで言う一般要因の1つである家庭内の思想について今回は少々紐解きたい。

 よくやりがちなのは不登校気味な段階で保護者なり兄

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自助と学問的な話。日記

 私は発達障害の不得意をカバーしてもらう為に幾つかサービスを出費を惜しみつつ利用している。通院も含めた提供されるサービスの中でよく軽率に「自立」について諭される事がある。やれ8050(ハチマルゴーマル)問題だの収入の額面だの生活面での多くをそれはもう丹念に。

 それらの話を聞いていて、発達障害者の自立と労賃の額が関連性の有る社会問題なのだとしたら一体当事者に何が出来ると夢見ているのか気になって仕

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幾つか分ける話

 ツイッターでとある精神科医が占いと受診料を比べてくつくつ書いてあったのを見て少しだけ考えた事を乱雑に残す。

 精神科にお世話になっていて思うのは下手に受診時間を削って薬を出すという一見内科辺りに回した方がマシに思えるような対応をされると、心情が無視された心地になると言うことだ。恐らく主張としては「様々な制約の中で対応しているから仕方ない」となるのだろうが、それならそれでその食い違いの説明にチラ

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精神科と傾聴。日記

 つくづく不思議だなと思うので最近の精神科通院で感じた事を書く。

 素人である私が調べたところでは精神科医の認識としては殆どの原因を物理的な体と環境に求める事が多いらしい。発達障害なんてのはまだ分かり易い方かもしれないが、それ以外も同じ基準ならかなりの病院が連携しないと患者が病院を変えまくる問題などが起きそうな気もする。

 話を戻す。2つの病院で同じだったので面食らったことの中に何かトラブルを

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軽度の発達障害と経済観と先入観の諸々日記

 本文を書くにあたって正確な諸形式と正確な専門知識を用いて書くのではない事を留意いただければ幸甚。要はただの日記のつもり。

 初めに発達障害者が取り巻かれる環境に幾つかの共通点があると思った。斯く言う私も作文ができる程度の能力がありながら発達障害者(ASD)である。私の場合どの場面でも同じ問題ながらも関わってくれる周囲の人々や支援者と度々摩擦を起こしたので、そのうちから恐らくそうであろうと思われ

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