政治家の尻を拭う者について。日記。
どんな職業にも理想を言えば適した人格が求められるべきであろう。けれども人格を雇用主へ供せよと鞭を振るったところで錆のように剥離するものではない。しかし共同体の健康を気にするならそれでも希求せられるような、謂わば生き様と神への信仰に似るほどの何某かが無ければらない。
今の世で言われる「責任」という語句の概念は実に短い時間に押し込められるようになっている。というのも被害者と加害者にそれぞれ慰めと罰を与える法律及び法律家達は、当事者が刹那に抱く怨憎も悲哀も慟哭も悦楽も断末魔さえ、