おすすめ受診ができない不文律について。日記。



 久々に発達障害について書くから些か萎縮しているきらいがある。確かな情報源も持たないからこその不安なのか所謂白黒思考()なのかも定かにできない。


 発達障害から派生するホットワードの1つに遺伝があげられるのではないかと思う。かくいう私も診断がおりた時に家庭内に限って考えれば「自分がそうなら明らかに彼は...」と思える人間がすぐに3人思い当たった。

 しかし残念な事にある程度の損害を周囲に与えない場合は本人の意思でのみ受診をする事になる。

 巷で話題のグレーゾーンなどは短期的コミュニケーションであれば健常者以上に上手くやる事もあるので、尚更判別の容易なるところではないのだろうが、家庭内に充満する放置された病人は通院の数が及ばないほど細かく自他共に摩擦を生んでいることもありそうだと感じる。

 そもそも明らかな発達障害よりもグレーゾーンの人間は健常者から少々言動に違和感を持たれても、コミュニティでの貢献度合いや性別的バイアスにより看過される事が多い。

 故にグレーゾーンであっても個人の生きにくさで収まる内は良いものの、パートナーが特性を認知していない状態で、授かった子供に明らかな傾向が見られた時、個人の問題ではなくなる。

 無論厳密には健常者などいないし、子供をもうける自由も全人類に存する。他方で所謂低学歴な人間と知能指数が平均未満の人間が混ざった時、区別の付く一般人がどれほどいるだろうか。

 人間の身体的特徴はモデルを作る事ができないので個別に精査する他ないのだが、もし知的にハンデを抱えた人間が子供を産むとなれば合意形成にひっかかりながらの老老介護に近い。そうならない為にも周囲からの依頼でも診察だけならできる状態が個人的には欲しいところではある。

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