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kikuzirou
2022年1月3日 04:28
【綏靖天皇編】エピソード10 大后がいっぱい紀元前580年、皇紀81年(綏靖天皇2)1月、大王(おおきみ)となった綏靖天皇(すいぜいてんのう)こと神渟名川耳尊(かんぬなかわみみ・のみこと)(以下、ヌンちゃん)の大后(おおきさき)が立てられた。そして、大后候補は三名もいるのであった。最初に名乗りを上げたのは、ヌンちゃんの母親である、媛蹈鞴五十鈴媛(ひめたたらいすずひめ)(以下、タタラ)の
2022年1月4日 17:00
【綏靖天皇編】エピソード11 神八井耳の神社第二代大王(おおきみ)となった、綏靖天皇(すいぜいてんのう)こと神渟名川耳尊(かんぬなかわみみ・のみこと)(以下、ヌンちゃん)の大后(おおきさき)が決定された。そして、その二年後、すなわち、紀元前578年、皇紀83年(綏靖天皇4)4月、前回の予告通り、兄の神八井耳命(かんやいみみ・のみこと)(以下、カンヤ)が死を迎えようとしていた。カンヤ「よ
2022年1月6日 09:25
【綏靖天皇編】エピソード12 言向け和し紀元前578年、皇紀83年(綏靖天皇4)4月、神八井耳命(かんやいみみ・のみこと)(以下、カンヤ)が死を迎えようとしていた。それを聞き、弟の綏靖天皇(すいぜいてんのう)こと神渟名川耳尊(かんぬなかわみみ・のみこと)(以下、ヌンちゃん)が訪れる。そのとき、大倭武速持(やまと・の・たけはやもち)(以下、モチ)と磯城太真稚彦(しき・の・ふとまわかひこ)
2022年1月7日 22:10
【阿蘇開拓編】エピソード1 日子八井は主人公紀元前578年、皇紀83年(綏靖天皇4)4月、神八井耳命(かんやいみみ・のみこと)(以下、カンヤ)が死去した。皇族や大臣の死を薨去(こうきょ)ともいう。さてそれより、時は十年ほど前に遡(さかのぼ)る。すなわち、紀元前592年、皇紀69年(神武天皇69)のある日、それは起こった。日子八井命(ひこやい・のみこと)(以下、ヒコヤ)が宮中に呼
2022年1月8日 08:48
【阿蘇開拓編】エピソード2 大蛇が住む池紀元前592年、皇紀69年(神武天皇69)秋、日子八井命(ひこやい・のみこと)(以下、ヒコヤ)は神武天皇(じんむてんのう)こと狭野尊(さの・のみこと)(以下、サノ)の命令で、筑紫(ちくし:今の九州)に赴いたのであった。当然、高千穂(たかちほ)に立ち寄ったはずであり、高千穂では、三毛入野命(みけいりの・のみこと)(以下、ミケ)の息子たちが出迎えてくれた
2022年1月9日 21:06
【阿蘇開拓編】エピソード3 野の花と風薫る郷紀元前592年、皇紀69年(神武天皇69)8月、日子八井命(ひこやい・のみこと)(以下、ヒコヤ)は神武天皇(じんむてんのう)こと狭野尊(さの・のみこと)(以下、サノ)の命令で、筑紫(ちくし:今の九州)に赴いた。三毛入野命(みけいりの・のみこと)の八人の息子たち(タカチホズ)も旅に加わり、奥阿蘇の大蛇を退治したのであった。ヒコヤ「大蛇の住処であ
2022年1月10日 23:22
【阿蘇開拓編】エピソード4 牛さんは異邦人?紀元前592年、皇紀69年(神武天皇69)8月、日子八井命(ひこやい・のみこと)(以下、ヒコヤ)は神武天皇(じんむてんのう)こと狭野尊(さの・のみこと)(以下、サノ)の命令で、筑紫(ちくし:今の九州)に赴いた。三毛入野命(みけいりの・のみこと)の八人の息子たち(タカチホズ)も旅に加わり、草部(くさかべ)の地に到着。そこで、木本(きもと)さんを
2022年1月14日 11:02
【阿蘇開拓編】エピソード5 健磐龍登場紀元前585年、皇紀76年(神武天皇76)2月1日、日子八井命(ひこやい・のみこと)(以下、ヒコヤ)の要請というオリジナル設定により、健磐龍命(たけいわたつ・のみこと)(以下、たつお)が、橿原宮(かしはら・のみや)に呼び出された。呼んだのは、言うまでもないが、祖父の神武天皇(じんむてんのう)こと狭野尊(さの・のみこと)(以下、サノ)である。サノ「・
2022年1月15日 14:25
【阿蘇開拓編】エピソード6 草部に到着せり紀元前585年、皇紀76年(神武天皇76)夏、健磐龍命(たけいわたつ・のみこと)(以下、たつお)は筑紫(ちくし)に赴いていた。筑紫とは、現在の九州のことである。向かう先は、日子八井(ひこやい・のみこと)(以下、ヒコヤ)が住まう、奥阿蘇(おくあそ)の草部(くさかべ)である。そして、大伯父、三毛入野(みけいりの)の八人の息子たち(タカチホズ)は
2022年1月16日 21:47
【阿蘇開拓編】エピソード7 いざ、開拓へ紀元前585年、皇紀76年(神武天皇76)夏、筑紫(ちくし)の奥阿蘇(おくあそ)に赴いた、健磐龍命(たけいわたつ・のみこと)(以下、たつお)。日子八井(ひこやい・のみこと)(以下、ヒコヤ)の娘、阿蘇津媛(あそつひめ)(以下、あっちゃん)を嫁に向かえ、阿蘇(あそ)の地に向かうこととなった。たつお「それでは、阿蘇山(あそざん)に向かうっちゃが!」
2022年1月19日 23:00
【阿蘇開拓編】エピソード8 湖を解放せよついに阿蘇山(あそざん)北部の手野(ての)に辿り着いた健磐龍命(たけいわたつ・のみこと)(以下、たつお)一行。妻の阿蘇津媛(あそつひめ)(以下、あっちゃん)と家来の鬼八(きはち)と共に、解説・・・もとい開拓をおこなうのであった。たつお「まずは、阿蘇山についての解説やな。」あっちゃん「阿蘇山の周囲にある盆地は、二千年後、北側が阿蘇谷(あそだに)
2022年1月21日 09:09
【阿蘇開拓編】エピソード9 阿蘇の国から宮の地を定める為、手野(ての)の地から、勢いよく矢を放った健磐龍命(たけいわたつ・のみこと)(以下、たつお)。その姿を妻の阿蘇津媛(あそつひめ)(以下、あっちゃん)と家来の鬼八(きはち)が見守るのであった。たつお「矢が落ちたじ! ここが阿蘇市(あそし)一の宮町(いちのみやちょう)の宮地(みやじ)になるんや! そして、矢が落ちた地には神社が創建され
2022年1月24日 00:05
【綏靖天皇編】エピソード13 そして父になる紀元前578年、皇紀83年(綏靖天皇4)4月、神八井耳命(かんやいみみ・のみこと)(以下、カンヤ)が死去した。皇族や大臣の死を薨去(こうきょ)ともいう。ここで、三人の家来が解説を始めた。一人目は、椎根津彦(しいねつひこ)の孫で、志麻津見(しまつみ)の息子、大倭武速持(やまと・の・たけはやもち)(以下、モチ)。次に、弟磯城(おとしき)の
2022年1月26日 08:00
【阿蘇開拓編】エピソード10 鬼八は二度死ぬ紀元前577年、皇紀84年(綏靖天皇5)。一人の男の子が産声を上げた。磯城津彦玉手看尊(しきつひこたまてみ・のみこと)(以下、タマテ)である。父親は第二代天皇、綏靖天皇(すいぜいてんのう)こと神渟名川耳尊(かんぬなかわみみ・のみこと)(以下、ヌンちゃん)である。皇子(みこ)の名前についての解説の最中、奥阿蘇(おくあそ)から天彦命(あま