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20231110_大西洋三角貿易から考えたこと_覇権で読み解けば世界史がわかる_紹介と感想34

はじめに

こんにちは、Keiです。

 今まで私にとって"元気が出た"と思ったコンテンツや"役に立つかもな"と思ったコンテンツや考え方を紹介してきました。今回も良い人生にするために"役に立つかもな"と思った考え方を紹介していきます。

参考書

この度、参考にした本は
『「覇権」で読み解けば世界史がわかる』神野正史
です。

内容と感想

 前回の記事では"ポルトガル・スペイン誕生"までの部分を読んで感じた事を書きました。

 今回の記事では"大西洋三角貿易"までの部分を読んで感じた事を書いていきます。

内容

 ポルトガルはヨーロッパで初めて"絶対主義"を確立し国外に目を向ける事となった。ポルトガルは東のカスティリア王国とは親しい関係にあったため西の海(大西洋)に向かって発展することになった。
 スペインは西廻りルートでインドを目指したことでアメリカ大陸を発見する事になった。
 スペインと入れ替わりに発展したオランダがアジアとの貿易を通してヨーロッパに飲茶の習慣が浸透することとなった。ヨーロッパではお茶に砂糖を使い、味を調えたため砂糖の需要が高まった。
 ヨーロッパ人は新大陸(アメリカ大陸)で砂糖を作ることにしたが、原住民への酷使や虐殺の結果、労働力不足に陥った。よって体つきの頑強なアフリカの黒人奴隷を強制連行することにした。ヨーロッパの"売れ残り品"をアフリカに持ち込み、アフリカでは奴隷を乗せ、アメリカで砂糖を積んでヨーロッパに持ち帰る"大西洋三角貿易"が完成した。

感想

 イスラームに抑えられた結果から大航海時代になるまでの流れを学ぶことができ、勉強になりました。
 "大西洋三角貿易"が始まるまでの過程を学ぶことで、人は自分たちの利益や欲望のために他人を自分達と同じ人として扱うことができなくなるということを学ぶことができると思います。とても恐ろしいことだと思いますが、起きた事実をなかったことにしてはいけないと思います。アヘン戦争も同じだと思いますが、人の醜さが表れた結果、生じた事だと思います。このような歴史とも向き合いながら今後の歴史を作っていけると良いと思いました。
 個人にしても組織にしても、自分らの利益や欲望のことしか考えられない者達がトップに立ってしまうと、このような結果を生んでしまうのだと思います。同じような過ちをしないために(トッププに立つ前に)自分自信が制御できる欲望の範囲を把握すべきだと思います。個人的には、少しでも悩んだ場合はトップに立たない方が良いような気がしました。
 日本には三方良しの精神がありますが、この精神は誇って良いものだと思います。"多くの人にとっての利点を考えながら生きていく"という考え方は大事にして生きていけると良いと思いました。
 光には影が付き従うように、明るく煌びやかな部分がある時は、暗くくすんだ部分があるのだと思います。光が強くなるほど、影も濃くなるのと同じように表の華やかさな部分が際立つほど、裏の支えとなっている部分も大きくなるのだと思います。表の部分は誰でも目に付くものだと思います。表の華やかな部分だけでなく、裏の暗い部分まで見つめる事は大事だと思いました。

最後に

 人の醜さが現れるような見たくない事実でも向き合う事は必要だと思います。同じ過ちを繰り返さないために目を背けずに生きていけると良いと思います。また輝いている部分がある時は、裏に暗い部分があるということも忘れずに生きていけると良いと思いました。
 自分にとって受け入れ難い過去とも向き合い、同じ失敗を避けることで人生をより良くしていきましょう!

 どなたかの参考になれば幸いです。

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