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20231204_世界大恐慌から第二次世界大戦までの歴史を学び考えたこと_覇権で読み解けば世界史がわかる_紹介と感想58


はじめに

こんにちは、Keiです。

 今まで私にとって"元気が出た"と思ったコンテンツや"役に立つかもな"と思ったコンテンツや考え方を紹介してきました。今回も良い人生にするために"役に立つかもな"と思った考え方を紹介していきます。

参考書

この度、参考にした本は
『「覇権」で読み解けば世界史がわかる』神野正史
です。

内容と感想

 前回の記事では"ワシントン会議"までの部分を読んで感じた事を書きました。

 今回の記事では"追い詰められた日独伊"までの部分を読んで感じた事を書いていきます。

内容

 第一次世界大戦で債権国となったアメリカは、戦後10年間"黄金の20年代"と呼ばれる経済の絶頂期を迎えることになった。しかし世界中から集まる富は一部の人間が独占し、貧富の差が広がる一方となった。富める者が消費しきれない富を投資に回すことで異常に株価が上昇していたが、その空虚な繁栄は世界大恐慌となって全世界を襲うことになった。
 経済協力によって不況に対応するためイギリスの提唱で世界経済会議が開催された。しかし、実力No.1のアメリカは世界全体のことより自国の利害ばかりを主張し、会議は決裂に終わった。
 生活に必要な物資が自国と植民地で手に入る"持てる国"はブロック経済(経済圏内の関税を安くし、経済圏外の関税を高くすることで内需の促進を図る経済)を実施。"持たざる国"は自分たちが生き残るためにも生存圏(ドイツ: レーベンスラウム、日本: 大東亜共栄圏)を創るために動いていった。"持てる国"と"持たざる国"が衝突し、第二次世界大戦として具現化することになった。

感想

 世界大恐慌から第二次世界大戦へと進む流れを学ぶことができ、勉強になりました。起きた事象の"事実"だけでなくそれぞれの国が何を考えていたのか、という"理由"まで記載されていたため理解しやすいのだと思いました。
 一見繁栄してるように見えるものでも、貧富の差が広がっていれば滅亡が始まっているという点は覚えておくべきだと思いました。繁栄というのは実態が伴っているものと、伴っていないものがあるのだと思います。組織でも人単位でも一見、"成功"に見える対象は華やかなので参考にしようと思ってしまいがちだと思います。しかし、実態が伴っていないものを参考にしてしまうと自分たちも共に亡ぶことになると思います。見誤らないように目を養う必要があると思います。他の組織や人が成功している要因などを自分なりに考えることで参考にできるか否かを判断できるようになると思います。自分で考えながら参考にする対象を選ぶという点は意識すべきだと思いました。
 人でも組織でも追い詰められた時に本来の姿が表れるのだと思います。自分のことだけを考えた対応をするのか?、周りのことも考えた対応をするのか?という点は言動をよく観るとわかると思います。平時では言動を装うことができたとしても、有事の際や余裕が無くなった時には装うことができなくなると思います。相手が危機に陥った時ほど"どのような対応をするのか?"という点はしっかり観ておくべきだと思いました。また、自分自身も危機に陥った時に"周りのことを考えた行動"ができる人になれるように、高めていけると良いと思いました。

最後に

 成功には要因が伴っているものと伴っていないものがあると思います。他の成功事例を手あたり次第参考にするのではなく、自分なりに要因まで考える参考にできる事例を選べると良いと思います。成功している時は偽善を装うことができたとしても、余裕が無くなると本来の姿が表れるものだと思います。自分自身も高めていけると良いと思いました。
 自分にとって参考にできる成功事例を判別し、人生をより良くしていきましょう!

 どなたかの参考になれば幸いです。

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