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東南アジアの風景|ベトナム

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2011年~2021年にバンコクに駐在していました。その間に行ったベトナム各地の記録です。
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バンコクからの旅|ベトナムのダラットでアジアのガウディ? 作クレイジーハウスに泊まる

バンコクからの旅|ベトナムのダラットでアジアのガウディ? 作クレイジーハウスに泊まる

バンコクから直行便で手軽に行けるアジア諸国の都市といえば、ベトナムのダラットもそのひとつです。日本からはホーチミンから乗り継ぎで。
まだまだ日本での知名度はいまひとつ、かもしれません。
ダラットは標高1500mの高原にあり、フランス植民地時代の雰囲気が残る軽井沢のような避暑地です。

2019年5月、ベトジェットの直行便で出かけました。空港に降り立つと確かに涼しい。風も爽やか。不快指数マックスの暑

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東南アジアの風景 (233) ベトナム|古都フエで美味しかったご飯

東南アジアの風景 (233) ベトナム|古都フエで美味しかったご飯

2017年4月。ベトナムの中部にあるグエン王朝最後の都、フエへ初めて行きました。
王宮や史跡の見学もよかったけれど、何よりフエの名物と言われるご飯が美味しかった。

一番おいしかったのが、コム・ヘン。
朝ごはんで食べることが多いというコムヘンはシジミのまぜご飯とシジミスープ。ご飯はハーブとナッツ入りで香ばしく、スープは濃厚な出汁がきいてて旨い。
シジミという日本人にとっても親しみのある食材が嬉しい

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東南アジアの風景 (206) ベトナム|ハノイで麺とカフェ三昧

東南アジアの風景 (206) ベトナム|ハノイで麺とカフェ三昧

ベトナムのハノイは大好きな町でバンコク在住時にはよく出かけました。
滞在中は何をするでもなく、ひたすら歩いて気に入った店で麺をたべてカフェでのんびりして過ごしていました。
2018年4月、タイのソンクラーン休暇バンコクを脱出してハノイに到着。

バンコクからは空路1時間半くらい。

相変わらず夜景はフランスのよう。見とれているとバイクの騒音で我に返る。

翌日、朝ごはんを求めて徘徊スタート。

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東南アジアの風景 (181) ベトナム | ダラットの象の滝:エレファント・フォール

東南アジアの風景 (181) ベトナム | ダラットの象の滝:エレファント・フォール

2019年5月。ベトナムの軽井沢と言われる高原リゾート、ダラットに滞在中、郊外にある滝に行きました。

滝の名称はThác Voi、象の滝 エレファントフォールです。

最寄りの村からそれほど離れていないお寺に隣接した場所に滝はありました。見るとすごい勢いで水が流れている。しかも泥水。
前の週に大雨が続いて水量が増えているとのこと。

柵の端っこから身を乗り出して滝を覗いてみるとかなりの速さで濁流

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東南アジアの風景 (165) ベトナム|ダラットのコオロギ農園

東南アジアの風景 (165) ベトナム|ダラットのコオロギ農園

2019年にベトナムの高原リゾート、ダラットへ行ったときに参加した農園ツアー。
珈琲畑、絹織物工房はなじみの深い場所でしたが、もうひとつ訪問したのがコオロギ農園。
昆虫食は未来の世界の食糧危機を救うと言われています。そして昆虫食と言えば東南アジア。ダラットにはそんな時代を先取りしたような農園がたくさんあるのです。

そのものズバリの看板。私もイナゴは体験済みですが、コオロギとは一体何故?
ガイドさ

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東南アジアの風景 (160) ベトナム|ハノイ|ホーチミン主席の廟と居所

東南アジアの風景 (160) ベトナム|ハノイ|ホーチミン主席の廟と居所

ハノイに初めて訪れたのは2009年。そこでベトナム建国の父、ホー・チ・ミンという方の偉大さを知りました。
今もベトナムの人達の心の拠り所であるホー・チ・ミン氏が暮らした家はハノイ市に博物館として残されています。

誇らしげに彼の功績を説明するガイドさんと最初に訪れたのはホー・チ・ミン廟。
見上げるような巨大な建物。白い征服を着た衛兵に守られています。
内部は撮影禁止。入場は人数制限があり、立ち止ま

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東南アジアの風景 (155) ベトナム|フエ|カイディン廟:ベトナムとフランス建築の融合

東南アジアの風景 (155) ベトナム|フエ|カイディン廟:ベトナムとフランス建築の融合

ベトナムの古都フェにはベトナム最後のグエン王朝歴代皇帝の廟がたくさん残っています。
カイディン帝廟は12代皇帝カイディンのお墓です。
フランス好きだった皇帝の嗜好でフランス様式を取り入れ、その他中国、インドなど様々な国の装飾がいっぱい。摩訶不思議な宮殿のような佇まいが面白い。

フエの町の中心から車で20分位の丘の上にあります。

到着すると大きな門が迎えてくれます。いままで見たベトナムの史跡とは

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東南アジアの風景 (143) ベトナム|ホーチミンシティを歩く

東南アジアの風景 (143) ベトナム|ホーチミンシティを歩く

2014年、ベトナムのホーチミンシティに初めて行きました。ハノイには3度行っているのにホーチミンシティは機会がなかった。ただし、目的はダナンに行くためのトランジット。滞在時間は20時間位しかない。駆け足で町の見学にでかけました。

ホーチミンシティには都市交通線や地下鉄はなく、移動はバスかタクシーになります。しかし、バスはベトナム語不可の身にはハードルが高くタクシーは信用ならない。できる限り歩くし

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東南アジアの風景 (136) ベトナム|フエ|アートなナイトマーケット

東南アジアの風景 (136) ベトナム|フエ|アートなナイトマーケット

2017年4月。タイはソンクラーン休暇。道を歩いているだけで水をぶっかけられるバンコクを脱出するのが恒例となっています。今回はベトナムのフエ。ホーチミンからの乗り継ぎ国内線が遅れまくり、昼過ぎ到着のはずがホテルにチェックインしたのはもう日が暮れた頃😣。
もう見学の類はできないので夕食を兼ねて近くを散策することにしました。

ホテルからフォン川に向かって歩くと川沿いに市場のような長屋を発見。

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東南アジアの風景 (128) ベトナム|サパ|山奥で出会ったヨーロッパの街並み

東南アジアの風景 (128) ベトナム|サパ|山奥で出会ったヨーロッパの街並み

2018年7月。タイはめったにない4連休。私は友人とベトナムのハノイに飛んだ。憧れの地、サパに行くためです。バンコクから行って帰ってくるためには最低4日必要な場所。このチャンスを逃してはいけません。

ラオカイ省サパはベトナム北部、ハノイから車で4時間半かかる山奥です。

地図を見れば中国雲南省との国境近く。とんでもない山奥。
何故、このようなところに行くかと言うと。。。

こんな美しき段々畑の風

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東南アジアの風景 (120) ベトナム|ホイアン|世界遺産の古都で文化財に泊まる

東南アジアの風景 (120) ベトナム|ホイアン|世界遺産の古都で文化財に泊まる

ホイアンはベトナムの中でも人気のある古都。旧市街は世界遺産に登録されています。多くの観光客は空港のあるビーチリゾート、ダナンに泊まってホイアンに遊びに来る。
ファミリーにはそれがいいと思いますが、史跡好きな大人にはホイアンに宿泊することをお薦めしたい。
2014年。LCCのベトジェットがホーチミン⇒ダナン間の運行を開始したというニュースが来た。おぉ、これならホイアンに週末旅行できるではないか。

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東南アジアの風景 (114) ベトナム|ダラット|コーヒー農園でジャコウネコに遭う。

東南アジアの風景 (114) ベトナム|ダラット|コーヒー農園でジャコウネコに遭う。

ベトナムの軽井沢と言われる高原リゾートのダラット。2019年5月。猛暑のバンコクを脱出。ダラット空港に到着した時、風の涼しさに歓喜しました。

フランス統治時代に在留フランス人達の避暑地として発展したこともあり、街並みもなんとなくヨーロッパ風です。

そしてベトナムと言えば珈琲。ブラジルに次ぐ珈琲輸出量世界第二位の国。ダラットは珈琲豆の産地ということで農園ツアーに参加してきました。

訪問したのは

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東南アジアの風景 (97) ベトナム|ハノイ|旧市街のナイトマーケット

東南アジアの風景 (97) ベトナム|ハノイ|旧市街のナイトマーケット

ハノイはベトナムの中で最も多く出かけた場所。いつも天気が悪く、湿気が多く、町全体に霧がかかったような状態なのに何故か魅了されてしまう不思議な魔力に満ちた町。

2015年4月、タイはソンクラーン(正月)休暇。水掛け祭りも当初の珍しさは失せ、道を歩いているだけであちこちから水をぶっかけられる状況にうんざりしてバンコクを脱出しました。

ハノイでは旧市街地区に滞在して様々な文化がミックスした迷宮のよう

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東南アジアの風景 (77) ベトナム|フーコック島で味わうフレンチテイスト

東南アジアの風景 (77) ベトナム|フーコック島で味わうフレンチテイスト

バンコクエアウェイズのニュースレターで同社がベトナムのフーコック島に直行便を運航するというお知らせが来た。タイにも行きたい島はたくさんあるしわざわざベトナムまで行かなくても、と放置していたのですが。。。2019年8月、フランス系のホテルからオフシーズン特別料金ありまっせ、と何度かお誘いがあり、心が動いてしまった。

フーコック島は位置的にはカンボジア沖。ホーチミンシティからのアクセスがよく、201

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