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東南アジアの風景 (160) ベトナム|ハノイ|ホーチミン主席の廟と居所

ハノイに初めて訪れたのは2009年。そこでベトナム建国の父、ホー・チ・ミンという方の偉大さを知りました。
今もベトナムの人達の心の拠り所であるホー・チ・ミン氏が暮らした家はハノイ市に博物館として残されています。


誇らしげに彼の功績を説明するガイドさんと最初に訪れたのはホー・チ・ミン廟。
見上げるような巨大な建物。白い征服を着た衛兵に守られています。
内部は撮影禁止。入場は人数制限があり、立ち止まらずに見学しなくてはなりません。私語も禁止。
驚いたのは氏の永久保存されたご遺体がガラスケースに入れられていること。参拝者がひっきりなしに来ており、これでは安らかに眠ることはできないのでは?と余計な心配をしてしまいました。

続いてホーチミン氏の家へ。高床式になっています。とても簡素な造り。

こちらは執務室。中には入れませんが、窓から部屋の様子を見ることができます。

書斎の奥に日本人形がありました。
生涯独身で人生のすべてをベトナム建国のために捧げた人。腐敗や汚職、粛清といったことを嫌い、自らも決してそういったことに手を染めることはなかったそうです。
東南アジアには指導者に恵まれた国とそうでなかった国があって、その影響は今も続いている、とつくづく感じました。
(2009年撮影)

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