メタル君の「今日の精神医学豆知識!」(186)-(190)
皆様、こんにちは。鹿冶梟介(かやほうすけ)です😆
日中だいぶ暖かくなり過ごしやすくなりましたね。
それでも朝晩冷えるので、体調管理にはお気をつけください。
…、と言いながら小生も実は今週は「鼻風邪」+「花粉症」で体調は今ひとつどころか今二つ…、という感じでした。
体が資本なので、早く治したいです☺️
さて、今回は第186回から190回までの朝ツイートのネタをまとめています。
先週は小生が出張で忙しかったため、1週間遅れのまとめです…。
note民の皆様も、ご興味があれば是非小生のTwitterを覗いてみてください☺️
Twitter民の皆様も、Twitterでは語りきれなかった【メタルのおまけ】がございますので、ご興味があれば是非お読みください!
【今日の精神医学豆知識集!(その38)】
【メタルのおまけ】
日本で行われた研究によると、糖尿病患者さん全体では30%がうつ病なんだけど、女性では特に多くて36.1%なんだって!ちなみに男性は27%だから10%も違うんだよ。もともと女性の方かうつ病にかかりやすいけど、この違いはとても多く感じるね。男性と女性、体だけでなく心も違いがある…、ということかな?
↓これが元ネタになった文献です。ご興味がある方は是非ご一読を!
【メタルのおまけ】
10年前のメタアナリシス研究によると、思春期に肥満だと将来鬱病になる確率は1.4倍で思春期にうつ病だと将来肥満になる確率は1.7倍になるってさ。逆に思春期に極度の痩せがあると将来うつ病になるリスクが高いってさ。
↓思春期の肥満とうつ病の関係に関する論文です!
【メタルのおまけ】
鬱病と高血圧が関係するなら、「じゃあ抗うつ剤で血圧も下がるんじゃ…?」って思うよね。実は8年ほど前の臨床研究で、高血圧薬アムロジピンに加え抗うつ薬シタロプラムを投与した高血圧患者は、高血圧薬のみよりも有意に血圧が低下したんだって!それからデンマークの疫学調査によると高血圧薬の内服が鬱病のリスクを下げるらしいよ。
↓血圧とうつ病に関する二つの論文です!
【メタルのおまけ】
うつ病に関係する神経伝達物質セロトニンが、片頭痛の発病メカニズムに関与していると言われているよ。あくまで仮説だけど、ストレス刺激が血小板のセロトニンが過剰放出=>セロトニンが代謝される=>セロトニンが枯渇=>血管拡張=>頭痛…、という機序が想定されているよ!
↓頭痛を調べていたら、こんな漫画が…。セロトニン、関係ないです😅
【メタルのおまけ】
「心身相関」と言われ、体調が悪ければメンタルも悪くなるのはわかるよね?でも、警告うつ病の場合、身体症状が全く無いから一見「内因性うつ病」にみえることもあるよ。だから「元気がない = こころの病」とは限らないから、定期的に健康診断は受けた方が良いと思うよ。
↓元気がないのは体からのイエローカードかもしれませんよ?
【メタル君の考察】
今回は「うつ病」と「身体疾患」に関する精神医学ネタを紹介したよ。
医療関係者にとっては一般的な話だけど、身体と心はつながっているんだよ。
だから体の症状がなくても「こころの問題」と決めつけるのは良くないね。
これからもマニアックな精神科ネタをバシバシ紹介していくね😉
↓かわいい洗濯カゴはいかが?
【Twitter】
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