メタル君の「今日の精神医学豆知識!」(181)-(185)
皆様、こんにちは。鹿冶梟介(かやほうすけ)です😆
先週桜が満開になりましたが少しずつ散り始めているようですね…🌸
毎年のことながら、はやり寂しいものです。
しかし、散りゆくからこそ美しい「もののあはれ」こそが日本文化の真髄なので、散っていく桜も愛たいと思います☺️
さて、今回は第181回から185回までの朝ツイートのネタをまとめています。
note民の皆様も、ご興味があれば是非小生のTwitterを覗いてみてください☺️
Twitter民の皆様も、Twitterでは語りきれなかった【メタルのおまけ】がございますので、ご興味があれば是非お読みください!
【今日の精神医学豆知識集!(その37)】
【メタルのおまけ】
精神不均衡者 (desequilibre psychique)はフランス語圏特有とは書いたけど、要するに性格的な問題で社会生活が立ち行かない人々…、すなわちドイツ語圏では精神病質(psychopathische Persönlichkeit)、英語圏では人格障害(personality disorder)を意味するよ。
↓何事もバランス(均衡)が大事ですが、これってどうやってバランスとっているの?
【メタルのおまけ】
接触欠損パラノイド (Kontaktmangelparanoid)は、主に60歳以上の女性で元々精力的な性格の人(バイタリティのある人)が多いよ。ものとられ妄想だけでなく、「他人が住居に侵入する」「近隣住民から嫌がらせを受ける」「いたずらされる」という被害妄想も出現するよ。孤独が解消された途端、妄想が消失する場合もあるから、やはり周囲からの支援が重要だね。
↓ご近所トラブル、怖いですよね…
【メタルのおまけ】
以前の豆知識でも紹介したけど、見知らぬ土地での不適応を郷愁反応(ホームシック)というよ。これは1688年にフランスの医師ホーファーが、スイス人の傭兵だけがかかる発熱、不整脈、衰弱、抑うつなどを報告し、「ホームシック」と名付けたそうだよ。また、スイス人は移牧がさかんで夏は山で、冬は低地で牧畜を営んでいたため、低地に移動した後でホームシックにかかるんだって(山が恋しくなる?)。ホームシックが国民病と言われる理由がよくわかるね。
↓アルプスの少女ハイジ、名作ですな…。
↓Prime Videoでのご視聴はこちら。
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【メタルのおまけ】
このように人を拘禁状態(自由が効かない状態)にすると、重篤な精神症状が出現することがある。もちろん彼らはそれ相応の罪を犯したために監獄に入ったのだろうけど、昏迷状態に陥ると罪を償う意識もめ芽生えなくなるんじゃないかな?
↓未読ですが面白そうですね!
【メタルのおまけ】
シェルショックは第一次世界大戦中にイギリスの心理学者マイヤーズによって命名された言葉だよ。前述のように病態としては、今日の今日の急性ストレス障害、PTSD、身体表現性自律神経機能不全に相当するけど、当時は「臆病者」として見做され、中には処刑された人もいたよ(かわいそうに…)。
↓こっちの砲弾ならシェルショックにならなかったのに…。
【メタル君の考察】
今回はテーマがバラけていたけど、心因反応(ストレスや環境によって生じる状態)に関する豆知識が多かったかな。
反響が大きかったのは、短絡反応に含まれる「郷愁反応」だったね。
ただし誤解のないように言うけど、郷愁反応のひとが全員放火のような極端な行動をとるわけじゃなく、その反応は軽度から重度のものまでさまざまだよ。
鹿冶さんが、いつかアルプスの少女ハイジを精神医学的観点から紹介するみたいなので、その時の記事を楽しみにしておいてね!
これからもマニアックな精神科ネタをバシバシ紹介していくね😉
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