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黄昏時に

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ココロの片隅に、耳を傾けて、聞こえてきそうなヒソヒソ話たちです。
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絶望

絶望

結局のところ、何が正しいかなんか分かんなくて、誰がいい人かもわからない。歴史も本当かもしれないけど、違うかもしれない。間違いを信じて決断していく毎日。新しいものができたら古い物は捨てられて、でもまた復活したり。結局自由ってことは分かったんだけど、どうしてこんなに生活が不自由なんだろう。みんな好き勝手して地球壊してる。自然は適応してるのか、諦めてるのかなすがまま。足掻いているのは人様だけ。いいのかな

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絶滅動物図鑑

絶滅動物図鑑

とある本を読んだ。

深く刺さるコトバがある。
性の執着と歓喜に震える欲望と隣合わせになって。

こんなある生き方の一片を切り抜いてそれに考え巡らすことができた我が青春時代はなんと幸せだったことか。

でも今は、生き方を自由に選ぶことができ、社会からコミュニティから離れ、さらに自ら個を選ぶようになってしまった。
まさに人類は自らの歴史のページを終わらようとしている。

いいんだよ。今は。
でも、明

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閉ざされた世界

閉ざされた世界

生きるために必要なものが、手の届く範囲にないと私たちは非常に困惑してしまう。
従来からそうだっただろうか。

いや、そんな事はなかったはずだ。
欲しいものはあっても、周りにあるわけではなく遠く離れた場所にわざわざ出向いていくしかなかった。
それがどうだろう。今や画面1つで自分の欲しいと思われるものが列挙されている。
欲しいと思わされているのだ。

消費することに慣れてしまった現代人。
何かをしなけ

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寒い日の珈琲はまた格別

寒い日の珈琲はまた格別

雪が少し混じる雨はなんと寒いことか。

私も遠いむかし経験がある。
共通一次試験と言われたまさに人生のふるいをかけられる日。
大雪混じりの雨が降っていた。

残念ながら私はふるいから滑り落ちてしまったのだけれど、人生というものは次のステージがちゃんと用意されているというのは定説である。

今日の雨や雪はどんな未来を後々みせてくれるのだろうか。

近くのコーヒーショップも今日ばかりは

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自己の興亡

自己の興亡

すべてのことを二極化することはできるかもしれない。

そう YES or NO。

ある人はそんなことはできないだとうと言うだろう。

でも、YESとNOの中間になるものも、ある仮定を置くことによって

(ある要素を加えることによって)きっと2つに分けることはできる。

これはすべてのものが0 or 1にすることができるということだ。

そうすれば、すべてのものが機械的に判断可能になるいう可能性を

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ココロの奥底に眠るもの

ココロの奥底に眠るもの

最近、動悸がおかしい。
常に緊張しているかのようで胸が詰まる。右眼瞼の痙攣もおそらくそれが関係している。と思われる。

ストレスによるものなのか、はたまた更年期によるものか定かではない。が、この歳になると、しっかり物事を決められる最終局面にきているのではないかと思う。ダラダラ人生でもいいが、ダラダラにしようとしまいと、何かしら決める時期かも知れない。それで焦っている。
と自己分析している。

友人

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秋雨前線恋時雨

秋雨前線恋時雨

今日もあの子に会うか期待している自分がいる。
初夏の頃は必ず朝の大きな交差点で必ず鉢合わせになった。
白いブラウスが似合っていた。
信号待ちのときは少し彼女を長く見えるのが嬉しく、その日はなんだか輝かしく思えたほどであった。

それが、本格的な夏になって、ハタリと彼女を見かけなくなった。
夏休みに入ったんだろとか、もしかして新婚旅行で長期休暇かなど、とりとめない妄想を繰り返していた。
でもあま

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だったら、好きなんて言わないで

だったら、好きなんて言わないで

好きを信用してもらうために好きなんて
言わないよねー

Cさんなんだけど

キモいからやめといた方がいいよ

なんで

男はね。好きとか、愛してるは、相手が好意を持っていることが確信できてから言う生き物なの。

闇雲に軽々しく言う男は信用できないよ。

女が、すぐに好きと言ってしまうのは、相手を安心させたいからかな。気持ちの重さが違うのかな。

男は面倒なのよ。
#エ

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今日はお休みということで

今日はお休みということで

朝起きたら。。。あらら寝坊。
しかも顔がパンパンに腫れている。
少しリビングでぼーとする。

「休もう」

答えは出ていた。昨日の夜からなんかモヤモヤしていたのはこのことだったのか。
寝不足&家事についに体力より精神力が限界に達した模様。
右目の端がピクピクしている。しばらくすると左目の端も。両目は初めての事象だと心のメモに記録する。
ここに来ても自分への観察を怠らない阿呆者である。

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一万年の午後

一万年の午後

創元日本のSFアンソロジーの本である。若手SF作家たちの短編小説を掲載している。その中、小説ではないが、「SFと絵」というエッセイを加藤直之氏が書いていたのが妙に気になった。彼は銀河英雄伝説や宇宙の戦士などの挿絵を担当されていた。私も若かりしころは彼の挿絵に宇宙への想いを馳せたものである。彼自身のことはあまり知らなかったが、挿絵を描く小説のどのような文章から、どのようなイマジネーションを受け取った

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汝は誰そ

汝は誰そ

僕の前に大きな木が立ちはだかった。

「汝は誰そ」

僕は声を出すことができない。
恐怖に怯えている訳ではない。突然のことで、混乱しているのだ。

僕は勇気を出して、
「私は・・・」
そう答えようにも名を告げることは出来なかった。

そう僕は、子供たちに蹴られながら辿り着いた、名無しの小石なのだから。
#小石 #エッセイ #日記 #小説

ベン・シャーンを追いかけて

ベン・シャーンを追いかけて

日本ではベン・シャーンは有名な画家。教科書にも載っていることがある。
でも私はすっかりというか、まったく記憶になかった。名前を覚えるのが超が付くほど苦手てで、しかもカタカナ。まったく頭の片隅にも残っていない。
ではあるが、とあることで、彼に惹かれ始めた経緯を話すことにしよう。

デヴィッド・ストーン・マーチンという画家を知っているだろうか。彼はJAZZ界では、ちょっとした有名人である。彼の描いたレ

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人の底が知れる

人の底が知れる

根底にあるモノを見ることは難しい。
でも、ふとある動作、言動で確信してしまうことがある。
決して初見で分かることはできない。
でも積み重ねた彼らの今までの行動や、その顛末をなんとなーく時系列で見ていくと、パターンが見えてくる。

あとは言動に気をつけながら、そっと手を差し伸べる。
あらあら、喋る喋る、愚痴る、唸る、罵倒する。今までの行き場のない言葉が噴石のごとく飛び出してくる。

スッキリした

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大切な時間  起床編

大切な時間  起床編

僕にとって大切な時間はなんだろうと考えた。
朝起きたところから考えてみた。
こんなことしか思いつかないが、僕の大切な時間。

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休日に目覚ましが鳴り、程よい感じで目冷め、ぼーと布団の中で座り込む。
周りは静か、家族は誰も起きて来る気配はない。

テレビをつけると綺麗な景色が映し出される。
ぼーとしばらくそれを眺めて、ゆっくりと脳細胞を目覚めさせる。
それ

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