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現代版桃太郎 第1章 生誕編

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現代版桃太郎 生誕編 第九話

現代版桃太郎 生誕編 第九話

火災翌日明、大吾の家は、1日にして黒い土へと化した。
黒い土は2人の家だけでなく、隣家までも巻き込んでしまい、大吾、明は無事であったものの、何人の人が、黒い土へと化してしまった。大吾が公園で遊んで、拐われた女の子。あの子も人の形にはもう戻れなくなった。

『ニュースです。昨日岐阜県で、大規模な火災が火災が発生し、小学生の女の子を含む六人が死亡。

市営住宅に一時的に住む、大吾と明。大吾はこの知らせ

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現代版桃太郎 生誕編 第八話

現代版桃太郎 生誕編 第八話

計画当日(土曜日)朝8時、桃太郎と賢太が電話しているのをよそにクシナダは家から出た。クシナダはてっきり隆也と遊ぶ事を利用していると考えていたものの、計画が大きく変更されていた。

実は隆也が前日に体調不良を訴え、遊びについては辞退していた。これに激怒した桃太郎はついに裕人の時と同じように明と大吾の家族抹殺に出る。

クシナダが家を出て、すぐの公園でひとりの男の子が泣いていた。

『どうしたの?』

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現代版桃太郎 生誕編 第七話

現代版桃太郎 生誕編 第七話

初めに小学生編(第六話〜八話)高橋家の登場人物が中心になるので高橋家のみの登場人物をまとめます。

高橋裕次郎 前岐阜県知事、本来なら裕人の父裕貴
      が県知事の後継者になるはずだった。

高橋裕貴  裕次郎の息子、次男。東京大学を卒業
      し、桃太郎の秘書を務めながら次期県
      知事の座を狙っていたが、、

  裕人  裕次郎の孫、幼稚園では隆也、明、
      そして

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現代版桃太郎 生誕編 第六話

高橋家の秘密愛知県、南山大学小学校。明、大吾とは別に石川隆也は受験で合格していた。隆也は明、大吾とは別に友達がいる。入学式以前から。

『俺、高橋周平っていうんだ!』
『石川隆也です!よろしくね!』

他にも四人。友達ができた。

『岐阜からきてるんだよね?珍しくない?』
『そうだよね!』

周平『岐阜???、、もういなくなったけど、同い年のいとこがいてね、、』

隆也『高橋裕人、あってる?』

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現代版桃太郎 生誕編 第五話

そこには、大きい木箱が2つ。小さい木箱が一つあった。木箱の周りには白い花が並んでいた。両脇には鮮やかに彩られた植物。なぜかその下に名前が書いてある。大吾。いや全員の見覚えのある名前だった。

入り口には裕人とその家族の思い出の写真が飾られていた。生まれて間もない頃、3人で遊園地に行った写真など、どれも微笑ましい。

しかし周りを見渡せば、黒い服を着た人しかいない。裕人は明るい性格のはずなのに

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現代版桃太郎 番外編

現代版桃太郎 番外編

水曜日に、現代版桃太郎のことは投稿しませんが、先週休んだという事もあって投稿させて頂きます

桃太郎の過去本名は池田桃太郎。桃太郎は幼少期より秀才と言われ、中部圏では進学校東海高校へ入学した。彼の才能はそのままに早稲田大学に入学。早大雄弁会に入り、歴代OBから、海部の上に池田のみと言わせた。しかし大学時代まで友好関係はなし、つまり才能のある陰キャ、、はいいすぎかw

その後は財務官僚となり、3年で

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現代版桃太郎 生誕編 第四話

現代版桃太郎 生誕編 第四話

クシナダと別れて三年、大吾は岐阜第一幼稚園に入園した。幼稚園の先生は、艶のある髪、白い肌、クシナダとそっくりな美貌に引かれ、大吾は先生に恋をしてしまった。。ある日、教育実習生、池田恵がやって来た。大吾は恵に対して懐かしい感情を覚え、一方恵も、大吾に何か不思議な感情を覚えていた。

(池田恵、実はクシナダ本人であるが、クシナダも大吾の存在には気づいておらず、大吾自身もあのクシナダであるとは気づいてい

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現代版桃太郎 生誕編 第3話 

現代版桃太郎 生誕編 第3話 

2057年2月

大吾とクシナダが生まれて一年。大吾は普通の赤ちゃんのように歩くまで成長した。クシナダは大人の姿から変化せず、普通に言語は話すことはできていふが、漢字やアルファベットを書くことにうろ覚えの部分が目立つ。そんなクシナダに惹かれた桃太郎はまだ一歳だからといって大吾を見捨てており、クシナダにだけ甘くする。桃太郎と嫁との間に不穏な空気が出つつあった。

大吾の初恋大吾は桃太郎の嫁のお腹から

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現代文桃太郎 生誕編 第二話

現代文桃太郎 生誕編 第二話

前作はこちら

https://note.com/kanami_1999/n/n9a5dfad759b2

騒然桃太郎が岐阜県知事当選の当日、揖斐川町内は騒然としていた。川には大きな物体があり、中から赤ん坊が生まれ、歩行と話をした。晴れているのに落雷が落ちたような音がした。その状態は山に光が差し込んでいた。今桃太郎の父である老爺は山に竹をとりに行って以来帰ってきていない。桃太郎は父を探しに、山に行

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現代版桃太郎 生誕編 第一話

現代版桃太郎 生誕編 第一話

老夫婦と桃太郎2056年1月ここは岐阜県揖斐川町、先月県知事の任期満了をきっかけとした県知事選がまもなく行われようとしている。今日も町内では連日県知事の選挙に向けた演説が鳴り響き、山の麓に住む老夫婦の元に聞こえるほどであった。

『桃太郎です!! 飛騨出身の桃太郎です!岐阜県民の為に私は!!!県民の公共料金を半減したいと思います!!!』

老婆『桃太郎も立派にやってるねぇ』
老爺『流石は我が息子だ

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現代版桃太郎 少し改編して投稿しました!
是非読んでください!!

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