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呪いの言葉を真に受けて呪われた大人になった(と思っていたけど、これを書いていたら呪われてると認識してしまう意識こそが呪いだな、と気づいてどうでもよくなった(と思い込む努力をはじめることにした)話
親戚が嫌いである。
嫌いどころか憎んでいる。
ここで書くにはまったくもって相応しくない感情を存分に抱いている。
とにかく親戚が嫌いである。
小学生のころ、どの親戚からも言われた言葉がある。
「おうちのこと手伝って、お母さんを助けてあげてね」だ。
十歳にも満たない子どもが、親戚たちと顔を合わせるたびに毎回、『こっそり』と言われ続けた言葉がこれだ。多分五十回以上言われた。
きょうだい児
外にパソコンを持ち出してみた話。
先日、新しいノートパソコンを買った。
新しいといっても中古品で、値段は8,900円だ。
余計なスペックがあるとゲームや動画に気持ちを持っていかれて、本来の目的である文章書きをまったくしなくなってしまうので、メモリは4G、SSDは256GB。これでWindows11を動かしている。
しかしながらこれまで使っていたノートパソコン(便宜上先輩と呼ぶ)は十年以上前にAmazonにて39,800円で
健全な肉体に宿った不健全な精神。
前回行った採血の結果が出た。なかなか手こずった採血だった記憶がある。
泣いた直後に加えて寝不足と胃腸の不調で吐き気もあったため、なにかしら数値に影響が出るかもしれない。そんな、期待とも不安ともつかない思いで落ち着かない私を前に、先生は結果を見て放った。
「すごい! なんともない!」
普段は声が小さく話を聞き取れないことも多い高齢の先生が、こんなに溌剌と歓声を上げられることに、私はひどく驚いた