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ヨハネによる福音15:9∼17「シェガレ神父の説教」
5月5日2024
B復活6主日 ヨハネ15,9−17 別れの言葉 渋川 2024
イエスが受難の前に弟子たちを集め、最後の晩餐の席で別れの言葉を送り、愛の掟を守るように呼びかけます。他の三つの福音書にもイエスは一番重要な掟は何かと聞かれたら愛の掟だと答え、「心を尽くし、精神を尽くし、力を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい、また、隣人を自分のように愛しなさい」(ルカ10,
ヨハネ15:1∼8「シェガレ神父の説教」
B 復活節5主日
ヨハネ15,1−8「葡萄の木」2024 渋川
さっきつながりの象徴である葡萄の木の喩え話を聞きました。葡萄の木は古くからあり、聖書には豊な実を結ぶイチジクとオリーヴの木と並んで当時の人々に親しまれた木です。日本も葡萄の栽培が古く、平安時代から始まったそうだが、明治時代以降に剪定の方法と技術が海外から導入されたおかげで、葡萄の生産が盛んになり、秋になると大勢の人が葡萄狩を楽し
ヨハネによる福音20:19∼31「シェガレ神父の説教」
B 復活2主日 ヨハネ20,19-31
復活したイエスの出現 渋川2024
イエスが十字架に付けられて死んだ後に弟子たちの共同体が家の一室に集まって、ユダヤ人を恐れて、戸に鍵をかけて、閉じこもっていました。復活されたイエスと出逢っていない彼らは、気を落として、元気が無く、家の外に出ようとしません。
しかし突然イエスが真ん中に立ち、あなたがたに平和があるようにと挨拶し、そして彼らを派遣し、赦
マルコによる福音1:40∼45「シェガレ神父の説教」
B年間6主日 マルコ1,40-45
皮膚病の人の癒し 渋川 2024
さっき朗読された福音に出た人の病気はハンセン病です。当時この病気がかかった人は三種の苦悩を負うことになっていました。一つは体の変形と麻痺。これ以上苦しいことがないです。二つ目は町や村に暮らす一般の人々との隔離の規定です。日本も、明治時代以降、ハンセン病の患者は誰とも接触できず、家族との関係を切ってしまいました。三つ目の苦悩は
マルコによる福音1:29∼39「シェガレ神父の説教」
B年間5主日 マルコ1,29−39
イエスの一日 渋川 2024
今日はイエスの忙しい一日が描かれています。朝会堂に入り聖書の朗読をします。終われば会堂を出て、シモンとアンドレの家を訪問し、熱があったシモンの姑に寄り添い、彼女の手をとって安心させてくれます。わたしたちもお見舞いの際、病人は話ができないなら、彼の手を取り、手を撫でて、握ったまま、そばにいるだけでいいわけです。人の手を取ることは