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猫にまつわるおはなし

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我が家の愛猫、いっとくんに関すること。
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#キジトラ

喋る飼い主、喋る猫。

喋る飼い主、喋る猫。

猫を迎えて、よく喋るようになった。

元々あまり言葉数が多いほうではなく、一人で家にいる時なんかは一切声を出さない日もある程だった。
しかし、猫を迎えた瞬間、自分でも驚くほどに一人で喋るようになった。
そんなお喋りな下僕と、それに答えてくれる優しい愛猫の話を綴ろうと思う。

事あるごとに、猫に話しかける。
朝は「おはよう」から始まり、続いて「うわあ、今日も可愛いね」と息をするように褒める。
大体毎

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猫と春と暮らしのお話。

猫と春と暮らしのお話。

春がやって来た。

今年の冬はとても寒かった。
年齢を重ねて単純に寒さに弱くなっただけなのか、それとも今年の冬は本当に厳しい寒さだったのか。

どちらも正解なんだろうけれど、後者の要因の方が大きいように感じる。

暖房代は歴代最高額を叩き出したし、体の痛さも歴代No. 1。
凍えるような寒い日が本当に多かった。

そんな寒い寒い冬を越え、待ちに待った春の到来。
寒さが厳しかった分、ぽかぽかな春の陽

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猫とわたしのルーティーン。

猫とわたしのルーティーン。

猫と暮らし始めて、生活が規則的になった。
決まった時間に猫に朝ごはんをあげる為に早起きになったし、そのおかげで夜も早めに眠るようになった。
そんなわたしと猫の、毎日の何気ないルーティーンを綴ろうと思う。

am 7 :30
猫が、のしっとわたしのお腹へ乗ってくる。
にゃあ、と一言鳴き、なかなか起きないわたしの顔周りにちょっかいをかける。
流石に目が覚めるので、ベッドから起き上がり、まず1番に猫のご

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猫に慣れない。

猫に慣れない。

愛猫を迎えて2年と4ヶ月。
わたしは未だに猫に慣れない。

そんな訳あるか、と思われるかもしれないが、わたしはずっと猫の「可愛さ」に慣れず、日々ひどく胸を焦がしている。

猫は可愛い。
朝起きて、枕元でまあるくなって寝ている姿を目にした瞬間、「何だこの可愛い生き物は」と驚いてしまう。
昨日の朝も同じように驚いたのに。

作業中、構って欲しくなった猫が足元にすりすりと纏ってきた。「何だこの可愛い生き

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季節の変わり目、猫とわたし。

季節の変わり目、猫とわたし。

秋が来た。

すっかりアラサーのわたしは、肌寒くなると身体の節々が痛むようになった。
秋を迎えるのはもう27回目だけど、去年と同じ自分ではない。
しっかりと年齢を重ねて、去年とは別のわたしが、今年も秋を迎えた。

愛猫と過ごす秋は3回目。
夏の暑さで床にぺたんと寝転んでいた猫は、すっかり毛がもこもこになり、寝る場所もベッドやキャットタワーの上など、より温かい場所を選ぶようになった。

秋の支度をし

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猫にまつわる変態の話

猫にまつわる変態の話

猫が好きだ。とにかく大好きだ。
好きすぎて、もはや理由も上手く説明が出来ない。

猫に取り憑かれていると言っても過言ではないくらい猫好きなわたしは、いわば「猫の変態」だ。
猫を語れば目の前に居る人間をドン引きさせる程の。

でも、猫をこよなく愛する人ならきっと分かってくれると思うのだ。
今日はそれを書き綴ってみる。

まず、猫はもう見た目が可愛い。
小さなお顔、まあるくて、パンみたいなおてて、くり

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猫との信頼関係の築き方

猫との信頼関係の築き方

人間には、猫に好かれる人と嫌われる人の2種類存在すると思っている。

かたや、猫をこよなく愛しているはずなのに永遠に片想いの人。
かたや、猫をこよなく愛し、猫からもこよなく愛されている人。

この違いは何なのか考えてみた。
あくまでも憶測なので、気軽に読んでいただけたら。

まず、猫に嫌われてしまう人。
猫嫌いならまだしも、猫の事が大好きなのに、彼らに嫌われてしまっては本当に可哀想だ。

しかし、

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あざとい猫ちゃん

あざとい猫ちゃん

うちには、もうすぐ2歳になるキジトラの男の子、いっと君がいる。
これまでnoteにもその愛らしいエピソードを沢山綴ってきた。

猫は可愛い。
とても可愛い。
目に入れても痛くないし、何なら自分から進んで目に入れたいくらいだ。

しかし愛猫に翻弄されるのは、「可愛い」や「愛おしい」といった自分自身の感情だけではないんじゃないかと最近思い始めた。

ついつい猫に振り回されてしまうのは、猫によるあざとい

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コロコロ変わるよ、猫の表情

コロコロ変わるよ、猫の表情

「猫って、犬に比べると無表情だよね」

先日、知り合いにそんな事を言われた。
私は心底驚いた。猫が無表情だと思った事が一切無いからだ。

確かに、猫を飼った事のない人から見ればそういうイメージはあるかもしれない。
言われてみれば、SNSなどで拡散されているわんこの写真は、「表情豊か」という言葉が当てはまる気もする。

しかし、猫もかなり表情豊かだ。
猫ちゃんによってはあまり顔に出さない子も居るかも

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猫と夫の不思議な関係

猫と夫の不思議な関係

わたしは結婚2年目の夫と1歳半のキジトラの男の子、いっと君との2人+1匹暮らしである。

音楽関連の仕事をしている夫は毎日忙しく、早朝に家を出て夜中に帰宅するという事も珍しくない。故に、わたしと比べると愛猫と接する時間はどうしても短くなってしまう。

今日はそんなうちの夫と猫の関係性について綴ろうと思う。

忙しい夫は、なかなか家でゆっくり過ごす時間が無いため、猫のお世話はわたしがメインで行ってい

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うちの猫はせっかち

うちの猫はせっかち

タイトル通り、うちの愛猫はせっかちだ。

自分の撫でてほしいタイミングで撫でてもらえないと噛むし、トイレをした後はすぐにお掃除の催促に来る。
少しでもタイミングがズレようものなら、猫の逆鱗に触れてしまう。

なので猫に激甘なわたしは、猫をお待たせする事が無いよう必死に様子を伺っている。奴隷だ。いや下僕だ。

そんなせっかちさも「可愛いなあ」なんて思ってしまうのだが、先日はもっと可愛い事件が起きた。

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猫を飼う上で辞めたこと

猫を飼う上で辞めたこと

わたしは心配性だ。とことん心配性だ。
可愛くてたまらない愛猫に対しては、より一層心配性になる。

去年の秋、夫に猫のお世話を任せて友人と旅行に行ったのだが、心配で心配で眠れなかった。夫を信頼してない訳じゃないが、なんだかもうとにかく心配だったのだ。帰りは友人と別れた後、ダッシュで新幹線に乗った。

そんな心配性のわたしが、猫をお迎えするにあたって辞めた事をお話しようと思う。

まず1つ目に、[香り

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猫とおしゃべり

猫とおしゃべり

以前、ネットで「飼い主が猫によく話しかけると、その猫は“よく鳴く、いわばよく喋る猫“になる傾向がある」という記事を見たことがある。
といっても一概には言えないし、科学的な根拠がある訳ではないらしい。
しかしこの理論、理にかなっていると思う。

うちの猫はよく鳴く。めちゃくちゃ鳴く。
声のボリュームもでかい。

わたしが電話をしていれば、「何でひとりで話してるにゃ」と言わんばかりに大声で鳴く。おかげ

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